ビールの値上げはグラスベースで考える!飲食店がやるべき対策のご提案

現在ビールの原材料となる大麦やトウモロコシなどの価格、原油高に伴う物流費の高騰などにより、ビール大手各社が多くの商品で価格改定を決定するなど、酒類を提供する居酒屋やカフェなどでは特に原価率の高いビールの値上げに対する早急な対策が求められます。
最近では若者のビール離れが進んでおり、ビールの売り上げは減少しているといわれていますが、その一方でまだまだ根強いビールファンがいることも事実です。
コロナ禍においても、自宅で缶ビールを飲んでいたものの「やっぱりお店で生ビールが飲みたい!」と、まん延防止等重点措置が解除されるとともに馴染みのお店ののれんをくぐった方も。

そのようなお客様のためにも、お店側としては出来るだけ値上げしたくないのが本音でしょう。しかし、仕入れ価格の上昇により、苦渋の決断で値上げに踏み切るという飲食店様が大半なのではないでしょうか。

この記事では、ビールの値上げへの対策として飲食店が今やるべきことをご紹介します。すでに様々な対策をお考えの経営者様もいらっしゃると思いますが、ぜひ最後まで読んでみてください。

グラスベースで考えたときに飲食店がやるべきビールの値上げへの対策

2022年10月、アサヒ、キリン、サッポロ、サントリーのビール大手4社が揃ってビールの出荷価格を値上げします。
これは、原料価格の高騰や原油などのエネルギー価格の上昇が止まらないことによるものです。今後も収益への圧迫が続けば、さらなる値上げもないとは言い切れません。

飲食店の対応としては、「ビールの値上げは避けたい」と売価を据え置きにするという選択肢もあります。
この場合、従来は他の料理やグラスサイズを小さくすることで利益をカバーしたり、「当店は値上げしません」というポスターでアピールしたりしていました。しかし、それによってお客様が受け取る印象はとくに変わらない、もしくはグラスが小さくなったなという印象ばかりか、お店にとっては最終的な利益が少なくなってしまうことも多いため、あまりおすすめできません。

では、ビールの値上げに対して飲食店はどのように対策すべきなのでしょうか。ここでは、ビールのグラスベースで考えたときに飲食店がやるべき対策についてご紹介します。

グラスサイズを変えずに価格は値上げをする場合

まず、ビールのグラスを変えず提供価格は上げる場合についてです。
お店側の利益としては値上げ前と変わりありませんが、お客様にとってはこれまでと同じ量のビールを高い値段で注文することになるため、不満に感じる方も多いでしょう。

この場合、お客様の不満を少しでも解消するための対策を考える必要があります。

※販売価格、仕入れ値、利益金額は参考値、イラストはイメージです。

※販売価格、仕入れ値、利益金額は参考値、イラストはイメージです。

たとえば、ビールサーバーの洗浄を徹底したりビールの注ぎ方をレベルアップしたりなど、樽生品質を向上させることで「美味しくなった!」と好印象を与えられるため、顧客満足度のアップも可能です。

ビール生樽の賞味期限などについては、こちらで詳しくご紹介しています。
ビール生樽の賞味期限は?新鮮な味を提供できる最新ビールサーバーもご紹介!

また、ビール大手各社が開催している、飲用時の品質を向上させるためのセミナーでは、ビール樽の適切な管理だけでなくグラスやジョッキの適切な洗浄の仕方、ビールの注ぎ方までレクチャーしてくれます。
ビールメーカーにレクチャーを依頼したい場合は、コチラからお問合せください。

民間でも、ビアソムリエやビアアドバイザー、ビアテイスターなどの資格があり、それらを取得することでビールにこだわるお店としてブランディングが可能です。
飲食店経営に役立つビールの資格については、こちらで詳しくご紹介しています。ぜひご参考ください。
ビールの資格にはどんなものがある?飲食店経営で役立つおすすめ資格5選

グラスサイズを小さくして価格は据え置きにする場合

次に、グラスサイズをこれまでよりも小さくして価格を据え置きにする場合についてです。
この場合、売価は変わらないためお客様の金銭的負担はありませんが、「今までよりも量が少ないなら、もうここではビールは飲まないでおこう」と不満に思うお客様もいらっしゃるかもしれません。
飲食店側にとっても、利益が増えるわけではない上に顧客満足度を下げることになりかねないので、あまりおすすめできる対策ではないでしょう。

※販売価格、仕入れ値、利益金額は参考値、イラストはイメージです。

※販売価格、仕入れ値、利益金額は参考値、イラストはイメージです。

このような対策をとる場合は、ビールを注文されるお客様が減ることも考慮して、ビール以外のメニューを充実させるのがおすすめです。
たとえば、ビール離れが進む中で注目されているカクテルや、ノンアルコールカクテル(モクテル)、ハイボールなどの新メニューを開発すると利益率のアップも可能です。ホッピーなど、ビールテイストのドリンクを取り入れてみてもよいかもしれません。

また、最近では微アルコールドリンクも人気となっているので、そのようなメニューを取り入れてみるのもよいでしょう。
ノンアルコールドリンクや微アルコールドリンクについては、こちらで詳しくご紹介しています。メニューを作る際などの参考になさってください。
ノンアルコールドリンクのラインナップとメニューで他店と差をつける方法
ノンアルコールカクテルのレシピが知りたい!簡単にできる5つのモクテルと提供する際のポイントを紹介
ノンアルコールワインの作り方(製法)とは?おすすめノンアルコール商品もご紹介
微アルコールはなぜ人気?トレンドがシフトした理由や飲食店で提供する際の注意点について解説

グラスサイズを大きくする場合

最後は、グラスサイズを大きくして値上げも行う場合です。
この場合、お客様の金銭的負担は多くなりますが、グラスサイズが大きくなっていることでお客様にインパクトを与えられるため、値上げされていたとしても納得感や満足感があります。特大グラスで飲むビールは、コロナ禍の家飲みに飽きていた方々に喜ばれるはずです。
お店側にとっても、グラスのサイズを大きくし、価格設定をきちんとすれば利益も上がります。一杯当たりの単価・利益が増えるので、お店側にもメリットがある方法だといえるでしょう。

※販売価格、仕入れ値、利益金額は参考値、イラストはイメージです。

※販売価格、仕入れ値、利益金額は参考値、イラストはイメージです。

少し変わった方法を取り入れたい場合は、注文する杯数が増えるごとにグラスが大きくなっていくシステムを取り入れるのもアイデアです。
売価はどの大きさでも一律の設定にしますが、高めに設定できます。超特大のグラスを店内に飾っておけば、宣伝効果も抜群です。ただし、お客様が飲み過ぎてしまわないよう、必ず注意喚起を促すようにしましょう。

なお、業務用酒販店「なんでも酒やカクヤス」では、メーカーロゴ入りグラスやお店専用グラスの作成のご手配なども行っております。詳しくは下記詳細よりチェックしてみてください。

備品についてもお問い合わせください

備品についてもお問い合わせください

備品のご提供、販売についての詳細はコチラから
※「飲食店お役立ちナビ」にリンクされています。

グラスのサイズ以外で検討すべきビール値上げへの対策

ここまで、グラスベースで考えたときの対策についてご紹介してきました。
コロナ禍でなかなか飲食店へ行けない時期が続き、家飲みも定着しつつあることから、最近ではビールの種類も多様化しており、従来のピルスナータイプ以外の商品を求める方も増えています。
以前は常連だったお客様の来店回数が減ったり、新規でいらっしゃってもリピートしていただけなかったりするケースもあるようです。
そこへきて値上げがされたとなれば、さらにビールを注文されるお客様が減ってしまうことも考えられます。そこでここでは、グラスのサイズ以外で検討すべきビール値上げへの対策をご紹介します。

プレミアムビールの導入

いまや家飲みでも徐々に浸透してきているプレミアムビール。
従来のビールにはなかった上質的な味わいに魅了される方も多く、少し贅沢な気分を味わえるためビールにこだわりのある方にも人気があります。近年、ビール大手各社も力を入れて製造しており、バラエティも豊富です。
プレミアムビールの導入は、お客様にとってスタンダードビールよりも値段が高くても納得感を得られながら顧客満足度アップを図れるだけでなく、お店にとっては一杯当たりの単価アップ、利益アップに繋がり、双方にとってプラスとなります。

プレミアムビールの代表格ともいえるのが、サントリーの「ザ・プレミアム・モルツ」。欧州産の希少で高品質なファインアロマホップに、うまみ成分を豊富に含んだダイヤモンド麦さ芽を加え、マスターズドリームで培った技術の応用による更なる旨味と深いコク、華やかな香りが特徴です。

ピンクの看板が目印の業務用酒販店「なんでも酒やカクヤス」でも、「ザ・プレミアム・モルツ 生樽」を取り扱っております。他にも、「ザ・プレミアム・モルツ<香るエール> 生樽」やキリン「一番搾りプレミアム 生樽」、サッポロ「ヱビス 生樽」などさまざまなプレミアムビールを取り扱っておりますので、下記お問合せフォームよりお気軽にお問合わせください。

海外ビールの導入

日本の飲食店では、国内メーカーのビールを飲む機会が多いですが、グラスのサイズ以外でビールの値上げへの対策を行うのであれば、海外ビールの導入を検討するのもひとつの方法です。
代表的な海外ビールといえばハイネケンやギネス、ヒューガルデン、バドワイザーなどがあり、SNS映えするようなおしゃれな瓶のイメージが強いです。
しかし最近では、アンハイザー・ブッシュ・インベブが開発した、軽量で開栓後でも最大で約4週間鮮度を保持が可能な二重構造のペットボトルビール樽「PureDraught(ピュアドラフト)」で他店との差別化を図る飲食店も増えてきています。

海外ビールについては、こちらで詳しくご紹介しています。
日本のビールにはない海外ビールの魅力とは?おすすめのラインナップ6種をご紹介

業務用酒販店「なんでも酒やカクヤス」でも、ピュアドラフトで提供できるペットボトル樽の販売を行っております。
※ビールサーバーを設置済みの飲食店様は、サーバー交換不要ですがディスペンスヘッド交換が必要となります。

ヒューガルデン ホワイト 12L ピュアドラフト樽

ヒューガルデン ホワイト 12L ピュアドラフト樽

国際的なビールの祭典「ワールドビアカップ」のベルギーホワイトビール部門で、通算6度の金賞を受賞したヒューガルデン ホワイト。小麦のフルーティな甘味とほろ苦さが特徴で、世界各地で愛されている淡いイエローのビールです。
飲みやすいので、普段ビールを飲まない方やはじめてのベルギービールとしてもおすすめです。

容量:12L

参考価格:11,510 円(税抜)

ステラ アルトワ 12L ピュアドラフト樽

ステラ アルトワ 12L ピュアドラフト樽

ベルギーNo.1プレミアムラガービールの呼び声が名高いステラ アルトワ。ホップのアロマが際立つ、ドライな後味のピルスナータイプです。心地のよい苦味とキレも特徴で、世界80ヵ国以上で愛されています。
日本のビールの多くが、ステラ アルトワと同じピルスナータイプであることから、日本人にとっても馴染みやすい味わいです。

容量:12L

参考価格:10,510 円(税抜)

ピュアドラフトを導入すれば、ヒューガルデンやステラ アルトワなど、世界的に人気のある海外ビールを手軽に提供できるようになるので、この機会にピュアドラフトの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

クラフトビールの導入

クラフトビールとは、小規模の醸造所で造られる希少性の高いビールのことです。日本においては、以下をクラフトビールの定義としています。

  • 小規模であること(1回の仕込み単位が20キロリットル以下で仕込みを行い、職人の目の届く製造を行っている)
  • 独立していること(大資本ビールメーカーから独立したビール造りを行っている)
  • 伝統的であること(伝統的な方法・地域の特産品などを原料として個性あふれるビールを製造しており、地域に根付いている)

クラフトビールは別名地ビールとも呼ばれ、全国各地で製造されています。
クラフトビールもプレミアムビールと同じく、価格に対して納得感があり高利益がとれるため、導入する飲食店も増えています。

そこで検討したいのが、「タップマルシェ」の導入です。タップマルシェとは、3リットルの小容量のペットボトルを差し込むだけで、簡単に樽生品質のクラフトビールを提供できる飲食店専用ビールサーバーです。
1台のサーバーで4種類、もしくは2種類のクラフトビールを提供できます。サーバーは小型でどんな店舗にも置きやすく、それでいて機能的でスタイリッシュなので、お客様から見える位置に置いてもおしゃれに見えるのも嬉しいポイントです。
また、タップマルシェで提供するクラフトビールは、小容量のペットボトルに詰められているため、回転よく新鮮なクラフトビールを提供できる上、季節によってラインナップを自由に変えることも可能です。

タップマルシェについて詳しく知りたい方は、こちらで詳しくご紹介していますので、ぜひご参考ください。
【連載企画】全国各地で続々導入!クラフトビール提供サービス「タップマルシェ」って何?〈第4回〉

なお、タップマルシェの導入を検討している、話を聞きたいという飲食店経営者様は、お気軽にお問合せください。

まとめ

ビールの値上げへの対策として飲食店が今やるべきことをご紹介しました。
いくらビール離れが進んでいるとはいえ、もともと利益率の低いビールが値上がりするとなれば、お酒を提供している飲食店様は大きな影響を受けることになるでしょう。
ビール値上げへの対策としては、グラスサイズベースで利益を確保する方法の他に、プレミアムビールやクラフトビールなどを導入し、お客様のニーズの多様化にお応えする方法などがあります。
もちろん、他の対策をお考えの方もおられるかもしれませんが、ビールだけでなく食材などすべての原材料費が高騰している今だからこそ、ひとつの選択肢としてぜひ参考になさってください。

この記事を書いた人

カクヤス編集部

飲食店なんでもスクエアは、国内業務用酒販売上No.1、首都圏飲食店顧客満足度No.1の実績をもつ酒販店「なんでも酒やカクヤス」が運営するメディアです。
カクヤスグループは2021年11月に創業100周年を迎えました。酒販業一筋、お酒を通してお客様のご要望に「なんでも」応えたい!長きにわたり信頼されてきた実績と共に、これからも変わらぬ気持ちでお客様に向き合ってまいります。

カクヤス編集部にはワインエキスパート・エクセレンスやシニアソムリエ、SAKE DIPLOMAなどお酒の資格を持ったメンバーや、飲食店様に15年以上寄り添ってきた営業スタッフ、店舗スタッフなど様々なメンバーがいます。

飲食店様へ旬なトレンド情報、経営の役に立つ情報、私たちにしかお届けできないお酒にまつわる情報などなど、いままでの経験を基に積極的に発信していきます!

当ページに掲載されている内容は、掲載時点での情報です。
ご注文ボタンや商品リンクをクリックすると、飲食店様専用の注文サイト「カクヤスナビオンライン」へ移動します。
「カクヤスナビオンライン」は当社配達エリア内の飲食店様がご利用いただけます。会員登録(登録無料)が必要です。


20歳未満の飲酒は法律で禁止されています

  • 飲酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁止されています。
  • 妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。
  • お酒は楽しく、ほどほどに。飲んだ後はリサイクル。
  • 20歳以上の年齢であることを確認できない場合には酒類を販売いたしません。
  • 20歳未満の飲酒防止のため年齢確認をさせて頂いております。予めご了承ください。