トレンドニュース

2024.03.25

飲食業界におけるお酒の祭典の一つとして注目されているのが、なんでも酒やカクヤスが主催する『KAKUYASU DEXPO(カクヤス デクスポ)』です。コロナ禍もあって開催が見送られていたなか、2023年5月、約4年ぶりに『KAKUYASU DEXPO 20...

KAKUYASU DEXPO(カクヤス デクスポ)は、『なんでも酒やカクヤス』が主催する料飲店様向けの酒類総合展示会です。 全国から250社以上、3,000種類以上のお酒が集結する、酒類・飲料業界の最新トレンドや、各社の企画などをいち早く知ることができる...

ポストコロナ時代となり、消費者の外食に対する価値観は大きく変化し、ライフスタイルの多様化も進んでいます。 外食業界に大きな変革が求められる今、『なんでも酒やカクヤス』では、外食だからこその楽しみや、特別な価値を提案することを大切にしています。 家飲みとの...

2023年5月17日(水)11:00~18:00

東京メトロ有楽町線東池袋駅より徒歩3分 JR、東京メトロ、西武池袋線、東武東上線池袋駅より徒歩8分 都電荒川線東池袋四丁目停留所より徒歩4分

272社

料飲店関係者様:約3,400名(※ミクリード含む)メーカ・卸・出展者様:1,900名その他:100名合計:約5,400名

私たち取材班は実際に会場を訪れ、KAKUYASU DEXPO 2023の雰囲気や盛り上がり、来場者様・出展者様の熱量を肌で体感しました。その現地リポートを皆さんにお届けします!

カクヤスグループの佐藤順一会長のお言葉にもありますが、開催者・出展者・来場者の皆様が口を揃えて、『Face To Face(対面)』という言葉を使っていたのが印象的でした。 最近では、SNSの普及やリモート環境の確立によって、人と人が直接会わなくてもコミ...

来場された皆様は、終始楽しそうに笑顔を見せ、試飲や出展者様との会話を楽しまれていた様子が非常に印象的でした。

出展社の担当者様と来場者である料飲店関係者様に、本展示会に参加した目的や感想を伺いました。

大分県の『三和酒類株式会社』が製造する本格麦焼酎『いいちこ』の出展ブースにて、担当者様を直撃インタビューしました!

私たちメーカーに勤める者にとって、料飲店の関係者様と直接お会いする機会ってなかなかありません。 普段はお会いできないお客様に対して、私たちが届けたいテーマやご提案を直接お伝えできる機会はとても貴重だなと考え、参加を決めました。

いいちこのお茶割りを市場に提案するにあたって、キャッチーなワードを定着させたいと考えていました。 そんなときに、社内から『いい茶こ』というワードが挙がりまして、まずはそれをお客様に認知していただきたく、本展示会でPRすることになりました。 実は、いいちこ...

まずは、『いい茶こ』という存在をどのように視認していただけるのかを考えました。 最初はお茶畑をつくろうと考えたのですが、デザイナー様や協力業者様と打ち合わせをするなかで、和のイメージを大事にすることにしました。シンプルなデザインでお届けした方が、お客様も...

『いい茶こ』という砕けたワードですから、初見のお客様に「いい茶こね(笑)」と笑っていただけることが多かったです!

コロナ禍もあって、展示会でアルコールの試飲をすることってなかなか難しかったんです。ですから、このような特別な機会を設けていただき、お客様と直接お話できたことは本当にありがたいことだなと感じました。

『翠(SUI)』や『ビアボール』などの新商品でヒットを出し続けている『サントリー株式会社』の担当者様にもお話を伺いました!

新型コロナウイルスの影響もあって、約4年ぶりの開催ですよね。実は、カクヤスの担当者さんが去年から付くようになったのですが、集客力の高さに驚かされました。 我々は、Face To Faceでの仕事が活きる業界にいます。接近戦が得意なカクヤスさん主催の展示会...

サントリーという会社自体、商品のポートフォリオが非常に広く、ビールに特化しているわけでもなく、ウイスキー・スピリッツ・ワイン全部に対して力を注いでいるメーカーなんです。そういう意味では、お酒を飲まれる方に対して全包囲からアピールできる商品があると自負して...

当社の商品を口にしていただき、「美味しい!」というリアルな反応をいただけたことが嬉しかったです。

来場されたお客様の多くが翠(SUI)を飲まれた経験があると思っていたのですが、それは完全に勘違いでした。「まだ飲んだことがない」「CMで知って一度飲んでみたかった」というお客様が多く、私たちが思っている意識と消費者の認識にズレがあったんです。コロナ禍でお...

多数の料飲店関係者様の来場により、盛り上がりをみせる会場。お酒を試飲しながらお目当ての商品を探している来場者様に、KAKUYASU DEXPOの感想をうかがってみました。

普段は焼肉屋のオーナーをしているんですが、今日気になっている商品はシャンパンと日本酒、あとはテキーラですね。(男性客) DEXPOに初めて来たんですけど、本当に楽しいです!(女性客)

シャンパンや日本酒って、焼肉屋のお酒のイメージにはないですよね!(男性客) 実は新しい取り組みで、他店との差別化ができるお酒の導入を検討しているんですよ。シャンパンとテキーラはその構想のなかに入っています。シャンパンはお誕生日のお客様に注文していただけま...

KAKUYASU DEXPO 2023では、カクヤスグループ代表取締役会長兼CEO 佐藤順一氏と代表取締役社長兼CFO 前垣内洋行氏による会見とインタビューの場も設けられました。 ここでは、佐藤順一会長によって語られた飲食業界の現状と今後の展望、本展示会...

2024年3月現在の肩書です2023年5月DEXPO開催時の肩書は、佐藤氏 カクヤスグループ代表取締役会長兼社長、前垣内氏 カクヤスグループ取締役 以下は、2023年5月DEXPO開催時のコメントです

コロナ禍で行動が制限されるなかで、チェーン店の購買の方々とお話しをする機会はありましたが、個人経営されているお店ではそうもいかなかったのです。KAKUYASU DEXPOは、ご来場いただく料飲店経営の方々をはじめ、多種多様な出展社の皆さまのお話しをうかが...

料飲店側の景気回復については、ポストコロナ時代になって回復の兆しがあり、コロナ禍以前の状態に大きく近づきました。しかし、全ての料飲店で集客を取り戻したわけではなく、お客様とFace To Faceで繋がっているような個人経営のお店を中心にお客様が戻りつつ...

今後は再び、お客様もストレスなく飲食を楽しんでいただけるようになると考えております。飲食業界の活気は、コロナ禍前に戻るというよりも、以前とは異なるニューノーマルな形に変わってきています。今まで主役と呼ばれてきた大型の料飲店よりも、個人経営の料飲店が台頭す...

佐藤順一会長と前垣内洋行社長に対するインタビューも行われましたので、その内容をご紹介します。

ご来場者様と出展者様の笑顔がとにかく目立ちましたね。コロナ禍に置かれたこの4年間、相当苦労してこられたのだと思います。迎える側のメーカーや酒蔵、卸などの関係者様と、来られる側の料飲店関係者様の双方が笑顔になっている光景を見ると、お手伝いできて本当に良かっ...

個人店は、チェーン店よりも『Face To Face』での接客に強いというのが一つの理由だと考えております。個人店の場合、「誰々に会いたい」という目的でお客様に選ばれることがあります。 一方でチェーン店は、その名前と仕組みで集客に繋げています。また、大規...

今年はワインや調味料の展示が多いという印象を受けています。去年も今年も値上がりの問題がありますから、ビール以外の商品で商売をしてきたいという方が多いです。その目玉商品を探している料飲店関係者様が多いのでは、と思いましたね。 しかしながら、主要な商品もしっ...

ノンアルコールや微アルコール飲料のラインナップは、今後相当加わる予定です。例えば、お酒を売ることを前提にしながら、「ソフトドリンクも少しだけあります」ということではなく、ジュースも搾りたてにこだわるなどの工夫が必要です。コーラやジンジャエール、オレンジジ...

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、飲食業界では多くものが失われました。メーカーや酒蔵、飲食店などの経営を辞めてしまったところも数多く存在します。予想していなかった脅威やさまざまな規制によって、お店を閉じることになった方の立場になってみるととても理不...

2023年のカクヤス企画ゾーンでは、独占輸入しているシャンパンの展示をはじめ、原価低減の提案や、お役立ち情報満載のメールマガジンなどの案内が行われました。

カクヤスの営業スタッフが、プロの目線でブラインド試飲して厳選した独占輸入のシャンパンとシャンパンタワーがお披露目されました!プロによって味が保証されているのはもちろんのこと、キラキラ光るラグジュアリーなデザインがひと際目を引きます。カジュアルな価格帯から...

Kprice(ケープライス)とは、Kindly-Price(親切な価格)をコンセプトに、お客様にとって、よりお求めやすい価格を追求した、なんでも酒やカクヤスのオリジナルブランドです。ナショナルブランドの商品をKpriceにすることで、年間における仕入れ値...

新商品や試飲会、業界の最新トレンドを飲食店様限定に配信しているメールマガジン「飲食店お役立ちメール」の案内がされました。気になるメールマガジンの内容は、昨年瞬殺で完売した超話題の商品の限定販売情報や、無料サンプルプレゼント、特別キャンペーン情報など盛りだ...

KAKUYASU DEXPO 2023は、『見つけよう!! 外食だからこそ・・・の「価値」』をテーマにしています。ニューノーマル下において、消費者の価値観やライフスタイルが変わり、外食業界も変革を求められるなか、「家飲みとの差別化や楽しみ、外食だからこそ...

展示会開催にあたって、『圧倒的な商品出展数』と『ゾーニング』にこだわりました。 巷では『日本酒試飲会』や『ワイン試飲会』といったカテゴリー専門の小規模試飲会が頻繁に開催されていますが、複数のカテゴリーや幅広い種類の飲料・食材・資材を一挙に集めた展示会・試...

KAKUYASU DEXPO 2023は、2019年5月22日以来、約4年ぶりの開催となりました。展示会の成功に向けて、何が必要で何が不足しているのかを洗い出し、一つひとつ手探りで準備をしてきたことが最も大変でした。準備期間は、社内決裁の取得時期も含める...

新型コロナウイルス感染症の拡大期を経て、人員不足など多くの課題を抱える料飲店様に、実際どのくらいご来場いただけるのか大変不安でした。 ですが、蓋を開けてみれば、「勉強になった!」「楽しかった!」「すぐ仕入れたい商品をたくさん見つけられた!」といったお褒め...

終日大変混雑しており、ゆっくりと試飲や出展社様との対話ができないケースも散見されました。今後は場内導線の改善や、場合によっては会場の拡大、2日間制の導入などを考えています。ご来場者様ならびに出展企業様の満足度、利便性を一層向上させることを検討して参ります...

まだ具体的ではありませんが、商品軸以外にも料飲店様の集客や店頭販促を支援する『販促企画軸』の企業の出展誘致、ならびに弊社企画ゾーンでの展開を検討しています。実現に向け、日頃よりお得意先の料飲店様に寄り添う、100名を超えるセールスメンバーのアイデアを総動...

飲食業界の繁盛店や経営マネジメントに関する取材活動をしている外食ライターさとう木誉氏による、KAKUYASU DEXPO 2023の現場取材の内容をご紹介します。

コロナ禍がようやく落ち着き、4年ぶりの開催となったKAKUYASU DEXPO 2023。開場直後から大勢の入場者でどのブースも終始人だかりで、待ち望んでいた外食業界人の多さを実感しました。 飲食業の方は夜に営業があるため、だいたい15時過ぎくらいから人...

手前味噌になりますが、KAKUYASU企画ゾーンの目玉は2022年末から独占輸入を開始したシャンパンです。シャンパンは、近年天候不良による原料ブドウの不作に伴い生産量そのものが減少傾向であると同時に、特に『モエ・エ・シャンドン』を始めとする名だたるハイブ...

『メイド・イン・ジャパン』製品を強調するメーカーやインポーターが多数あったことでした。大手でいえば、キリンビール社では国産ウイスキーのラインナップに力を入れていました。同じビールメーカーのサッポロビール社では、自社開発の国産ホップを使った『SORACHI...

MHD社を含め、インポーター各社から在庫状況改善の声を多く聞きました。5,000〜15,000円のボリュームゾーンはまだ品薄のようですが、これも近く改善される見通しということでした。物流も含めてコロナ禍前に戻りつつあるのは、主にナイト業態や高級レストラン...

サントリー社のブースで印象的だったのは『ジン』のコーナーを設けていたことです。同様に洋酒エリアでも『ジン』の市場拡大を予想している声をいくつか耳にしました。ジンは普及品であればコストも低く、ボタニカルの香りが爽やか。ソーダ割りのバリエーションとして今後存...

MHD社のブースで教えていただいた海外トレンドですが、近年フランス・パリでは、ロゼワインやスパークリングワインに氷を浮かべて飲むスタイルがブームだそうです。そのスタイルを日本でも積極的に提案していきたいと言っていました。実際、今回ブースに並べられた商品は...

いかがでしたでしょうか?展示会を訪れる利点といえば、『新商品を実際に体験できる』『店で扱っている商品の生産者と話ができる』『次にきそうな流行やトレンド情報を収集できる』『同業者の知り合いに会って情報交換できる』などさまざまです。 外食業界は、変化(進化)...

KAKUYASU DEXPOに来場される料飲店関係者様に向けて、来場に関するQ&Aをまとめました。

KAKUYASU DEXPOへのご来場には、事前のご来場登録が必要です。特設ページの登録フォームに、必要な情報を入力してご送信ください。 ※KAKUYASU DEXPOは料飲店様向け展示会のため、一般の方はご来場いただけません。※KAKUYASU DEX...

ご本人確認を行いますので、お名刺をご持参ください。

本展示会は料飲店関係者様向けのため、一般の方はご入場いただけません。

カクヤスとお取引きがなくても、料飲店従事者の方でしたらどなたでもご入場いただけます。

展示と試飲を目的とした展示会となりますので、その場で購入することはできません。商品のお見積り、導入希望がございましたら、担当営業までお申し付けください。

全国各地から250社以上の出展社が集い、3,000種類を超える酒類の展示・試飲が行われたKAKUYASU DEXPO 2023。コロナ禍の苦境を乗り越えてきた飲食業界の関係者同士が、Face To Faceでコミュニケーションをとって談笑する様子には、胸...

2024年 5月22日(水) 11:00~18:00

サンシャインシティ文化会館2階/3階 展示ホールC・D 東京都豊島区東池袋3-1-4

楽しい!面白い!だけじゃない!お酒だけじゃないカクヤスが、ご来場頂いた皆様に、店舗経営に役立つ情報をご案内◎横丁を抜けたら貴店のお困り事が解決してるかも?レトロとネオンが混ざり合う、屋台や露店がお出迎え♪

カクヤス独占輸入シャンパンが全て試飲できるチャンス!ワインコンペティションで受賞した品質の高さを試飲で実感!ずらりと並ぶシャンパンボトルで見た目の華やかさ・スタイリッシュさを体感してください。今年も皆さまのテンションを盛り上げるシャンパンタワーも♬

2023年に飲食店様へ出荷した商品をカテゴリー別にランキング形式で発表!「実は他店ではこんな商品を導入していた」「このカテゴリーのドリンクメニューを見直したかった」など、新たな発見がきっとあります。

本展示会は事前のご来場登録が必要となります。 事前登録がない方は当日ご入場いただけません。 事前登録は1名につき1登録必要になります。 必ずご登録いただいている方がご来場ください。 登録完了後、二次元バーコードが発行されますので、会場にお持ちください。...

詳細、事前登録方法は「ナビオンライン DEXPOご案内ページ」でご確認ください。

なんでも酒やカクヤスとは?【業態別】開業運営支援

2024.02.13

外食ライターのさとう木誉です。今年も2023年のまとめ&2024年のヒントについて執筆させていただきました。今年はコロナ規制が撤廃されて客数が増え、さらにインバウンド需要も好調で、ようやく前向きになれた一年だったのではないでしょうか。 日本フードサービス...

まずはカテゴリ別に全体像を見てみたいと思います。「ジン」「プレミアムテキーラ」「国産ウイスキー」とトップ3をハードリカーが独占。この3ジャンルで実に全体の47%を占めるという結果になりました。商品ごとに見るとジンが22%、プレミアムテキーラ14%、ウイス...

首位のジンには異なる二つのトレンドが重なった経緯があります。ひとつがサントリー社の「翠」のヒット。「翠」を挙げた営業マンはジンと回答した人の8割を占めています。同社は2020年ごろから家庭用・業務用の両チャンネルからプロモーションを強化して、21年の国内...

バー・ホテル業態を中心に注目が高まっています。とりわけ「アネホ」と呼ばれるオーク樽で12ヵ月以上熟成させたタイプに人気が集まっています。個別銘柄では創業200年以上の伝統を誇るテキーラのトップブランド「ホセ・クエルボ」社の「クエルボ 1800 アネホ」に...

「ジャパンメイド(国産)」の酒類は、インバウンド客にとってもっとも魅力のあるキーワードです。日本酒に限らずクラフトビールからクラフトジンに至るまでジャンルを問わず人気ですが、ひときわ引き合いが多いのが国産ウイスキー。日本は「五大ウイスキー」のひとつとして...

上位をハードリカーが占める結果からしても、インバウンド客が2023年の外食に与えた影響の大きさを実感できます。ここから派生してサワーやハイボールといった「ソーダ割り」商品のプレミアム化が進むのではという声がありました。 続いては複数票あったアイテムのうち...

好調続くナイト業態関連では、やはりシャンパンの問い合わせが中心に多くありました。その中でも引き合いが多かった商品は「エンジェルシャンパン」です。天使の羽根を模したアイコンが煌びやかなボトルデザイン。カラーバリエーション豊富なオリジナルラッピングもラグジュ...

居酒屋業態では「タコハイ」の問い合わせも目立ちました。2023年3月に家庭用で認知が高まった頃、業務用として「こだわり酒場のタコハイの素 1.8Lペット」が23年10月10日に発売されたので、居酒屋業界に導入が広がりました。「飲食店様の問い合わせの数に加...

韓国焼酎の「チャミスル」はSNSや韓国ドラマなどネットメディアをプロモーションに活用して若者世代の認知度を高めています。また韓国グルメブームはもはや東京・新大久保などのコリアンタウンだけのものではなくなりつつあります。大手外食企業も韓国料理酒場の新業態を...

レストランなど食事業態に限らず、居酒屋、ナイト業態に至るまでジャンルを問わずノンアルコール、低アルコール商品の問い合わせを受けるようになったことも2023年の大きな変化といえます。「商談や問い合わせだけでなくプライベートな飲み会でもノンアルコール・低アル...

ドリンク関連以外で営業マンの声が多かったのは「値上げ」「品不足」でした。「コロナ前は当たり前にあったものが、当たり前でなくなっている。しばらく続くと思う(全国チェーン担当)」。仕入担当の方は常に「代替品」探しをしながら原価と供給体制を検討しなければならな...

値上げで苦しむのはお客様も。物価高(インフレ)の影響ですが、日銀が23年11月に発表した物価の刈り込み平均値によると前年比3.4%の上昇。反面そうした物価上昇なども考慮した実質賃金はマイナス2.3%で19ヵ月連続で減少。ざっくり手取り30万円の給与はその...

新聞の報道で目にしたことがある方もいるかと思いますが、2024年4月からトラックドライバーの時間外労働規制が強化されるというもの。実施されれば現状の運搬時間の3割以上が規制対象となり、相当な物資が運べない事態になってしまいます。「これまで注文した翌日届い...

東京商工リサーチが2023年12月に実施した忘・新年会の開催に関するアンケートで、実施すると回答した企業は4,905社中の約56%に当たる2,743社。意外なことにコロナ禍前の19年と比較して微増という結果で、消費者の宴会意欲は強いことがわかります。これ...

2023.03.01

外食ライターのさとう木誉です。今年も2022年のまとめ&2023年のヒントについて執筆させていただきます。いや〜、今回は本当に書くのが難しかったです。取材活動をしていて、2022年ほど前向きな打ち手を打っていると感じられる事例が極端に少ない年はなかったの...

日本フードサービス協会が発表した外食産業市場動向調査による2022年11月度売上げを見ると前年同月比で+8.9%増。コロナ禍前の19年比+0.7%増で、外食市場の復調を強調する報道もありました。しかし実状は異なります。パブ・居酒屋カテゴリだけを見ると、前...

政府は5月をめどに新型コロナウイルスの分類を2類から5類へ引き下げる方針を示したことが話題になりました。5類になればインフルエンザと同様の扱いとなり、流行しても行動制限はなくなります。これをきっかけに「やっと宴会ができる」と考えるグループや企業が増えてく...

先ほどの〈今年は宴会需要増にトライしてみよう〉とは真逆の意見を述べるのは矛盾しているように思われるでしょうが、宴会の戻りは限定的だと考えます。新しいターゲットとして有望なのが「家族客」です。夫婦共働きが7割弱を占める現代、食事のアウトソーシングが進んでい...

ノンアルコールドリンクがジワジワとですが普及が進んできています。ソフトドリンクにひと手間を加えることでプラス100〜200円を実現できます。まずはレモンサワー用シロップのソーダ割あたりから始めてはいかがでしょうか。アルコールを入れるか入れないかの違いで作...

ノンアルコール&低アルコールドリンクについてはコチラの記事もぜひご覧ください。→ノンアルコールドリンクのラインナップとメニューで他店と差をつける方法→ノンアルコールカクテルのレシピが知りたい!簡単にできる5つのモクテルと提供する際のポイントを紹介→微アル...

外食業界にとって2022年最大のトピックだったのが「値上げラッシュ」でした。東京商工リサーチによれば大手外食チェーンの約7割が値上げを実施。2〜3回に分けて値上げを繰り返したチェーンもあり、値上げ幅は5〜10%が最多という結果でした。業界のプライスリーダ...

ホテルの宿泊料金などでは繁忙期には高くなり、オフシーズンは安くなる「ダイナミックプライシング」という仕組みがあります。それとは使い方は大きく異なるのですが、商品価格を断続的に変更することをお勧めします。要するに価格を固定するのをやめるという発想です。日本...

インバウンド客を狙える業態であれば価格よりも価値を軸にメニューを磨きましょう。デフレと円安の最強タッグは外国人観光客にとって喜びしかありません。日本は宿泊も食も買い物も「安い」。日本政府観光局によると2022年12月の訪日外客数が130万人を超え、ようや...

インバウンドに関してはコチラの記事もぜひご覧ください。→ インバウンド対策!飲食店がするべき5つのことと外国人に人気のお酒

生活に密着したローカル立地に注目する外食企業がじわじわと増えてきている印象です。ターゲット客層が個人やファミリーといった小グループとなり、宴会需要がなくなれば繁華街に店を出す必要がなくなります。立地だけでなく店舗規模も小さくなるので家賃を低く抑えることが...

デリバリーやネット販売など店舗プラスα型の事業については、「イチ早く」「ガチで」取り組んだ企業のみが実を得ることができ、その他の店は「片手間にやって売上げ補填できるようなものじゃなかった」という結論になってきたなという印象です。コロナ禍以降で存在感を発揮...

細々で良いので「テイクアウト」だけは店頭でアピールし続けておくべきだと考えます。理由は「今後も何らかの災害で店舗営業が大打撃を被る可能性があるから」です。近年はテイクアウト窓口を設置した飲食店が増えています。平時のうちからテイクアウトを浸透させておけば、...

今後ますます格差が広がっていくと予測します。飲食店への影響としては「客単価の設定」を見直す必要が高まるでしょう。酒場・食堂と銘打った新しいタイプの居酒屋は客単価3,000円より下回っている業態が多い。一方で客単価8,000円〜1万円のヒット店が目立ってい...

「商売替え」という見出しと真逆な提案で恐縮ですが、年々需要が下がり続けていると思われている生ビールに今一度向き合うことがお客に選ばれる店になるポイントになりそうです。覆面調査サービス「ファンくる」を運営しているROIの調査によると、外食時にビールを1杯以...

生ビールの品質に関してはコチラの記事もぜひご覧ください。→ 美味しい生ビールの注ぎ方!飲食店がビールの品質向上をするべき理由とは→ ビール生樽の賞味期限は?新鮮な味を提供できる最新ビールサーバーもご紹介!

生ビールはサーバーの洗浄やガス圧、注ぎ方などによって味が変わります。また、消費者は常に「美味しいビール」を求めていることは間違いありませんが、コロナ禍であることや、酒類の値上げが行われることでさらに「美味しいビール」を求める意識は高まることでしょう。競合...

飲食店の開業・経営

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20歳未満の飲酒は法律で禁止されています

  • 飲酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁止されています。
  • 妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。
  • お酒は楽しく、ほどほどに。飲んだ後はリサイクル。
  • 20歳以上の年齢であることを確認できない場合には酒類を販売いたしません。
  • 20歳未満の飲酒防止のため年齢確認をさせて頂いております。予めご了承ください。