飲食店であったら嬉しいサービス8選!自店に合った方法で集客を狙おう
飲食店の経営において「料理のおいしさ以外でお客様に来店していただくには、どのようなサービスを取り入れればよいのか」とお悩みではありませんか?
近年、さまざまな理由から外食をする方が少なくなったこともあり、売り上げや集客力アップに苦労されている飲食店が目立ちます。
実際のところ、お客様は店内の雰囲気や接客、特典など総合的なサービスにも注目しながらお店を選んでいます。そして、繁盛しているお店では、お客様にとって嬉しいサービスや再来店を促すようなサービスが提供されているのです。
この記事では、飲食店におけるサービスとは何なのか、飲食店であったら嬉しいサービスを具体的に8つご紹介します。集客にお悩みの方はもちろん、よりお客様に喜んでいただけるサービスをお探しの方も、ぜひ参考にしてみてください。
飲食店におけるサービスとは
飲食店において重要なサービスは、お客様に対する接客だけだと思われがちです。
たしかに、お客様に心地よく過ごしていただくための接客も非常に大切ですが、広い意味でいうと「お客様が入店する瞬間からお会計を済ませてお帰りになるまでの間すべてがサービス」だといえるため、細部にわたって考えを巡らせておく必要があります。
ここではまず、飲食店におけるサービスについてご紹介します。
美味しい料理やドリンク
当然のことながら、飲食店にお客様が来店する一番の目的は食事です。クオリティの高い料理とドリンクを提供することは、飲食店を営むうえで必要不可欠といえるでしょう。
また、それと同時に気持ちよく食事をしていただくには、接客も欠かせないサービスです。お客様を不快な気持ちにさせず、料理を味わうことに集中していただけるよう、マナーに則した接客を行うことが重要なのです。
居心地が良いと感じるサービス
飲食店にとって、居心地の良い店舗空間を作ることは、繁盛店になるかどうかに関わる大切なポイントだといえます。
具体的には店舗の外観や内装、インテリア、設備など、お客様がリラックスして食事を楽しめる環境作りのことです。
ラーメン店など客単価が低く回転率を上げることが求められるお店の場合は、居心地が良すぎると売り上げが上がらないなどの影響が出てしまうため、必ずしも居心地を良くしなければいけないわけではありません。
しかしその反対に、カフェやレストランなどの場合は、居心地が良くないと「食事が目的だとはいえ、雰囲気が悪いからもう行きたくないな」と思われてしまう可能性も。
そうなってしまうと、リピートしていただけないばかりかお店の評判まで落としてしまう恐れもあるので、席の配置や数、インテリア、BGMの選び方やボリュームなどに注意しましょう。
飲食店の座席数の計算方法やBGMについてはこちらでご紹介しています。
→ 【飲食店開業】座席数の計算方法とは?厨房面積比やレイアウトについても解説
→ 飲食店のBGMはどう選ぶ?3つの利用方法・注意点・おすすめBGMを紹介!
衛生管理については、どの種類の飲食店でも重要であることに変わりありません。店内を清潔に保つだけで、リピートしていただくきっかけにもなります。
飲食店のクレンリネスについては、こちらで詳しくご紹介しているので、ぜひ参考になさってください。
→ 飲食店お掃除マニュアル!クレンリネスを徹底する重要性と繁盛店が重視しているポイント
リピートしていただくためのサービス
飲食店で安定した売り上げを確保するには、一度来店していただいたお客様にリピートしていただけるようなサービスを行うことが重要です。たとえば、新メニューを紹介するDMやハガキを送ったり、接客を見直したりなどもそれにあたります。
近年、導入する飲食店が増えている予約台帳サービスの中には、紙の予約台帳をWEBデータに置き換えるだけでなく、顧客情報や来店回数などのデータまで自動的に記録するなど一元管理が可能なものもあります。
顧客台帳の情報をもとに、メールなどで再来店を促すメールを送ったり、再来店してくださったお客様に対して「先日はありがとうございました」などの一言を添えたりすると、リピートしていただける可能性も高まるでしょう。
ピンクの看板が目印の「なんでも酒やカクヤス」では、飲食店様を総合的にサポートする企業ネットワークから、予約業務や顧客管理の手間・コストを削減するサービスを提供する企業様のご紹介も可能です。まずはお気軽に、なんでも酒やカクヤスへお問い合わせください。
飲食店であったら嬉しいサービス8選
ここからは、お客様が飲食店であったら嬉しいと感じるサービスを8つご紹介します。
実際に繁盛店ではどのようなサービスを行っているのか知ることで、自店に必要なサービスがわかるかもしれないので、ぜひ参考になさってください。
1:ライスやスープのおかわり自由
ガッツリ食べたい若者や力仕事をしている方がよく来店するお店で導入を検討すべきなのが、ライスやスープのおかわり自由サービスです。
とくに若い世代は、一度の外食でたくさん料理を注文できるわけではありません。そのため、ライスやスープ、サラダなどがおかわり自由だと満足度もアップし、常連客になっていただける可能性が高まるでしょう。
ただし、おかわり自由のサービスを実施した場合、どこかでその分の採算を合わせなければいけません。おかわりをセルフサービスにして人件費を削減したり、原価率の低いメニューをおすすめしたりなどの対策を行っておくことをおすすめします。
2:メンバーズカードやスタンプカード
メンバーズカードやスタンプカードは、お店側にとってリピートしていただくために有効な施策であり、お客様にとってもまた来店したくなるような魅力的なサービスです。
最近では、ポイントやスタンプをためられるアプリもあるので、そのような利便性の高いシステムを導入してもよいでしょう。
ただし、メンバーズカードやスタンプカードの導入を検討する際は、以下の点に注意しなければいけません。
- 2回目の来店を動機づけるような内容を盛り込む
- カードは厚すぎる紙やプラスチックで作らない
- 他店とは一味違う特典を盛り込む
お客様の財布の中には、たくさんのお店のカードが入っています。お客様はポイントカードなどが増えすぎると中身の仕分けをはじめますが、その際1度行ったけれどあと9回行かなければ特典が受けられないお店のカードは、すぐに捨てられてしまいます。
そのため、2回目の来店で特典を受けられるよう設定しておくなど、お客様の仕分けの対象になりづらくする必要があるのです。ポイントカードやスタンプカードは、邪魔にならないよう薄めの紙で作っておくと、捨てられてしまう可能性は低くなるでしょう。
また、スタンプカードを満杯にしてくれるお客様は、自店にとってとても大切なお客様です。
それを考えると、スタンプカードの特典にはとくに気をつけるべきだといえます。よくあるのは「10個スタンプを集めればランチ1回無料で提供」などの特典です。
たしかにお客様には喜んでいただけるかもしれませんが、よくある特典のひとつなのであまり印象に残らないかもしれません。
もしも良い特典が思いつかないときは、常連のお客様にどのような特典が欲しいか聞いてみてもよいでしょう。
3:クーポンやドリンクチケットの配布
来店してくださったお客様にクーポンやドリンクチケットを配布するのも、集客数を増やす手段のひとつです。これらを活用すれば、新規顧客はもちろんリピーターの獲得や客単価アップにつながります。
具体的には「初回利用時に限りお会計から10%オフ」「次回利用時にお好きなドリンク1杯サービス」「セット注文でドリンクバーを割引価格で利用可能」など、得たい効果に合わせてクーポンの内容を設定しましょう。
とくに売り上げが低迷しやすい閑散期のうちに、繁忙期に使えるクーポンやドリンクチケットを配っておくと、販促につながるのでおすすめです。何月限定など期間を限定しておけば、閑散期にも使えるのでぜひ取り入れてみてください。
4:料理のお持ち帰りサービス
食べ残しの持ち帰りは、お店側の処理の手間が省けたりお客様の満足度が高まったりする反面、持ち帰り用の容器を用意したり食中毒が発生する可能性もあったりなど、デメリットも多いため、よしとするかどうかで頭を悩ませることも多いようです。
しかし最近では、食品ロスへの意識の高まりにより、大手飲食チェーンでも食べ残しへの対応を実施しているので、世の中の流れに乗ってみるのもよいかもしれません。
お持ち帰りを希望するお客様に対して案内状を用意しておき、ご納得いただいた方のみにご提供するなど、トラブルを予防するための対策をしておくことをおすすめします。
5:無料Wi-Fiやスマートフォン充電サービス
近年、都市部を中心に、スマートフォンやパソコンなどの充電ができるコンセントや、無料Wi-Fiを提供している飲食店も増えてきました。
とくに長時間滞在することも多いカフェなどでは、無料Wi-Fiやスマートフォンの充電サービスがあるかどうかでお店を決めることも多いことから、現代では重要性の高いサービスだといえるでしょう。
Wi-Fi設置をおすすめする理由はこちらでご紹介しています。
→ 飲食店にWi-Fi設置をおすすめする5つの理由と選ぶ際に確認すべきこと
6:サニタリーサービス
女性のお客様にとって、サニタリーサービスがあると非常にありがたいものです。
とくにメインターゲットが女性の場合、女性用のお手洗いにサニタリーサービスがあると、どこで食事をしようか迷ったときに利用してもらえるなど、お客様の心を掴むきっかけになるでしょう。
7:誕生日特典
誕生日は、1年に1回の特別な日です。そのようなときに誕生日特典が利用できると、お客様の大切な場面で選んでいただける可能性が高まります。
誕生日特典の具体的な例としては「お誕生日月は全品20%オフ」「アプリ会員限定でお得なバースデークーポンをプレゼント」「お誕生日がわかる物のご提示でバースデープレートプレゼント」などがあります。
会員登録を条件に入れておけば、顧客情報も獲得できるのでおすすめです。
8:雨の日来店サービス
一般的に、飲食店では雨の日は売り上げが落ちるといわれており、さまざまな対策を講じているお店も多いです。
たとえば、雨の日に来店されたお客様にちょっとしたプレゼントを用意したり、雨の日限定メニューや原価の低いメニューを無料で提供したりなど、お客様に「雨でも来てよかった」と思っていただけるような特典を考えましょう。
また、雨の日に集客するために、事前に雨の日限定クーポンを渡しておくのもひとつの方法です。
とはいえ、値引きやプレゼントだけがサービスではありません。来店してから雨が降ってきたときのために、お客様に使っていただける傘を用意しておくなどの心遣いも忘れないようにしましょう。
まとめ
飲食店におけるサービスについてと、飲食店であったら嬉しいサービスを8つご紹介しました。
飲食店では、美味しい料理を提供しているだけでは集客が難しい場合もあります。そのため、料理以外で来店理由につながるようなサービスを取り入れることでリピーターを増やし、安定した売り上げをあげるよう努めなければいけません。
今回は飲食店であったら嬉しいサービスを8つご紹介しましたが、実行するサービスを決めたらそれをずっと続けるのではなく、お客様に喜んでいただけるよう、定期的に新しいサービスをはじめることが大切です。
「なんでも酒やカクヤス」では、関東一都三県、関西二府一県の全取引先に専属の営業スタッフを配置しています。
お酒や備品の仕入れはもちろん、お店に合わせた売り上げアップやメニューの提案など、飲食店の経営をサポートするさまざまなご提案を行っていますので、まずはお気軽に無料お問合せフォームよりご相談ください。
この記事を書いた人
カクヤス編集部
飲食店なんでもスクエアは、国内業務用酒販売上No.1、首都圏飲食店顧客満足度No.1の実績をもつ酒販店「なんでも酒やカクヤス」が運営するメディアです。
カクヤスグループは2021年11月に創業100周年を迎えました。酒販業一筋、お酒を通してお客様のご要望に「なんでも」応えたい!長きにわたり信頼されてきた実績と共に、これからも変わらぬ気持ちでお客様に向き合ってまいります。
カクヤス編集部にはワインエキスパート・エクセレンスやシニアソムリエ、SAKE DIPLOMAなどお酒の資格を持ったメンバーや、飲食店様に15年以上寄り添ってきた営業スタッフ、店舗スタッフなど様々なメンバーがいます。
飲食店様へ旬なトレンド情報、経営の役に立つ情報、私たちにしかお届けできないお酒にまつわる情報などなど、いままでの経験を基に積極的に発信していきます!
当ページに掲載されている内容は、掲載時点での情報です。
ご注文ボタンや商品リンクをクリックすると、飲食店様専用の注文サイト「カクヤスナビオンライン」へ移動します。
「カクヤスナビオンライン」は当社配達エリア内の飲食店様がご利用いただけます。会員登録(登録無料)が必要です。
20歳未満の飲酒は法律で禁止されています
- 飲酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁止されています。
- 妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。
- お酒は楽しく、ほどほどに。飲んだ後はリサイクル。
- 20歳以上の年齢であることを確認できない場合には酒類を販売いたしません。
- 20歳未満の飲酒防止のため年齢確認をさせて頂いております。予めご了承ください。