飲食店におすすめ!POSレジのあると便利な7つの機能を紹介

飲食店を運営する上で必要であるレジは、さまざまな種類があることから、これから飲食店を開業しようという方、新しい店舗を増店しようという方は、どのレジを選んだらよいか迷ってしまいますよね。
一口にレジといっても、会計処理だけができるものからシフトの管理ができるなどの多機能なものまでさまざまです。

この記事では、飲食店で使用するレジの種類をご紹介したあとに、飲食店におすすめのPOSレジにあると便利な機能をご紹介します。
飲食店の開業のためにレジを選びたいという方だけではなく、リニューアルのためにレジを一新したいとお考えの方も、ぜひ参考にしてみてください。

飲食店で使うレジの種類

飲食店で使用するレジには、会計機能だけが備わっているものの他に、売上管理、在庫管理、顧客管理などの機能が備わっているPOSレジと呼ばれるものがあります。

まずは、レジの種類と、それぞれのレジがどのような規模の飲食店におすすめかご紹介していきます。

レジスター

レジスターは会計機能だけが備わっているシンプルなもので、ボタンの数も少ないことから操作が覚えやすく、価格も1~2万円で購入できるのが特徴です。
手動で操作を行うので、誤入力が起こりやすく、金銭差異のリスクが高いというデメリットがあります。また、不正も発生しやすいため、毎日伝票や在庫との突合せを行う必要があります。
小規模店舗の場合はレジスターで対応できますが、業務の負荷がかかるという点を加味した上で導入を検討する必要があります。

POSレジ

レジスターのボタンの数や機能が増加したものがPOSレジです。バーコードの読み取り機能が付いているため、会計をスムーズに行えることや、手入力による不備が起こるリスクを軽減できます。
売上管理、在庫管理、顧客管理などの管理業務をリアルタイムで行うことができるのが特徴で、幅広い機能を搭載していますが、導入コストは20~50万円ほどかかります。

レジスターと違って閉店後の売上の集計をスムーズに行えるため、閉店業務の負担はレジスターに比べると軽くなるでしょう。
スタッフやお客様が多い大規模店舗や中規模店舗に向いているレジですが、小規模店舗でも導入することで業務を軽減できるのが特徴です。

タブレットレジ

タブレットレジは、iPadなどのタブレット端末にレジの機能をインストールして使用するレジです。そのため、インターネット環境が必須となりますが、持ち運びが便利でレジのスペースを大きく確保する必要がないというメリットがあります。
レジ機能だけが搭載されているため、売上管理や在庫管理ができるPOS機能は無く、会計のみを行うシンプルなレジです。
閉店後の集計作業等が負担にならない、メニュー数や座席数が少ない小規模店舗におすすめのレジです。

タブレットPOSレジ

タブレットPOSレジは、タブレットレジにPOS機能を追加したもので、従来使用されていたPOSレジよりも詳細な顧客管理や商品管理、在庫管理、スタッフの勤怠管理などを行えるものもあります。
経営面で役立つ機能が備わっている上に、持ち運びも便利で導入コストも1ヵ月10,000円ほどのところが多いです。
タブレットとスマートフォンを連携させて、お客様の注文を取る機能が付いているものもあり、高機能でコンパクトなレジを求めている方におすすめです。
タブレットPOSレジは、どのような規模や業態でも導入できるのがメリットといえるでしょう。

なんでも酒やカクヤスでは、タブレットPOSレジを検討している飲食店様へ協力会社のご紹介が可能です。
話だけでも聞いてみたい、どのようなサービスなのか知りたいという飲食店様は、ぜひカクヤスまでお問合せください。

セルフレジ

セルフレジは、お客様自身で決済を行えるレジで、従業員の業務負担を減らせるのが特徴です。お客様側もレジ待ちの時間を短縮できることから、双方にメリットがあるレジとなるでしょう。
スーパーマーケットなどにも多いセルフレジですが、メリットが多い一方で不正会計が行われやすいというデメリットもあります。
しかし、飲食店の場合は商品のスキャンがないため不正会計が起こりにくく、オペレーションを改善させることで人員不足を解消させることできます。
導入コストは80万円程度からと費用がかかるため、セルフレジを導入することで効率が上がり、人件費を削減できるなどの費用対効果を加味して検討したほうが良いでしょう。
従業員が少ない中規模店舗に向いているレジですが、コストがかかることから導入は慎重に検討するべきです。

飲食店にオススメなのはPOSレジ!あると便利な機能とは

前述したレジの種類の中でも、飲食店におすすめなのはPOSレジです。
POSレジは「何を」「いつ」「いくらで」「どれくらい」販売したのかという情報を蓄積できるため、営業終了後のレジ締め作業が容易になることや、顧客分析が可能となるため飲食店にはPOSレジかタブレットPOSレジがおすすめです。
POSレジにもさまざまな種類があり、機能が異なりますが、ここからはPOSレジにあると便利な機能をご紹介していきます。

売上集計、分析

POSレジは、会計処理と同時に売上の集計が積みあがっていく仕様となっているため、注文されやすいメニュー、不人気なメニューなどの分類ができ、新たなメニュー開発や従業員の配置などの店舗戦略を立てる上で役立ちます。
日別や時間帯別で売上を集計できるため、集計されたデータをもとに売上予測を立てることもできます。例えば、過去数年間の同じ月の同じ曜日の売上傾向を把握し、大体の予測を立てれば、売上の傾向がわかり仕入れの量を決定することや従業員のシフトを組みやすくなります。
また、原価率やFLコスト(食材費と人件費)の自動算出が行えるものもあり、より具体的な数値をもとに飲食店の経営を行うことができるでしょう。

キャッシュレス決済

クレジット決済やアプリ決済に対応していないと、キャッシュレス決済を使用しているお客様が離れて行ってしまいます。
また、金銭の受け渡しがないことで店舗側もお会計の手間が省けることや、双方にとって接触の機会が減ることもメリットと言えます。

なんでも酒やカクヤスでは、キャッシュレス決済を導入したいという飲食店様に、最適な企業をご紹介いたします。
インバウンド決済にも国内決済にも対応可能ですので、キャッシュレス決済を導入したいという飲食店様はぜひカクヤスまでお問合せください。

キャッシュレス決済について、詳しくはこちらの記事もご覧ください。
飲食店が抱える決済関連のお悩みは端末選びで解決!キャッシュレスを導入すべき理由やポイントを紹介

顧客管理

お客様のデータを登録することで、お名前や年齢、誕生日、メールアドレスなどと売上を紐づけ、細やかなサービスを提供することが可能となります。
また、リピーターになっていただくための販促にも役立ち、従業員間で情報を共有することでサービスの質を高めることもできます。

オーダーエントリーシステム

オーダーエントリーシステムは、客席でスタッフが注文を入力することで、オーダーした料理をキッチンに送信できるシステムです。オーダーミスが減ることや、業務削減につながることから、取り入れたいシステムの1つ。
スマートフォンにアプリを入れることで、オーダーエントリーシステムとして連携できるものもあります。
また、テーブルにタブレット端末などを設置して、お客様ご自身で注文をしてもらうセルフオーダーシステム機能も便利です。
飲食店側は注文を取る必要がなくなることで人員を削減でき、お客様側もストレスなく注文を行えることで満足度アップにつながりやすいでしょう。

複数店舗の管理

店舗の数が多くなると、その分売上管理や在庫管理が複雑になることから、複数店舗の管理が一括でできる機能が備わっているPOSレジがおすすめです。
経営者が各店舗をそれぞれ訪れなくても、店舗の状況がわかるようになることや、店舗によって異なる売れ筋を把握することで、それぞれの店舗に合わせた運営戦略を立てられます。

予約管理

予約管理機能が備わっていることで、24時間いつでも予約を受け付けることができ、「予約したいけれど時間外だから他のお店にしよう……」といった状況を回避できます。
店舗側は、忙しい時間帯や営業時間外に電話に出られないことで、お客様からの予約を取れないことはなくなり、お客様側もいつでも予約できる便利さを感じられます。

デリバリー連携

新型コロナウイルス感染症の影響で、デリバリー利用者が増加していることから、デリバリー連携ができるPOSレジを導入すると便利です。
オーダーが入るたびにレジに手入力して売上を打ち込む必要がなくなることで、レジ打ちのミスを回避できることや、手間が省けることがメリットとして挙げられます。
業務効率化を図りたいと考えている飲食店様にとって、デリバリー連携ができるPOSレジはこれからも活躍することでしょう。

飲食店がレジ導入で活用できる補助金や助成金とは

レジを導入する際、一定の条件を満たしていれば補助金や助成金を受けられる可能性があります。ここからは、レジ導入で活用できる補助金や助成金をご紹介します。

制度名 内容 金額 申請先
小規模事業者持続化補助金 規模の小さい店舗や個人事業主が、業務の効率化などを目的として使用 上限50万円 日本商工会議所
IT導入補助金 会社が抱えるニーズや課題に合わせてITツールを導入する際の経費を一部補助 A類型:30~150万円未満
B類型:150~450万円以下
経済産業省
業務改善助成金 中小企業や小規模事業者の生産性を高めて最低賃金の向上を図る制度 20~600万円 厚生労働省
ものづくり補助金 革新的サービス、商品の開発、設備投資といった生産性の向上をした取り組みを支援してもらえる制度 50万円以上の投資で100~1,000万円を上限 全国中小企業団体中央会

※2022年8月時点での情報

なお、補助金や助成金は公募期間が決まっていて、締め切り後は次の公募期間まで申請ができないため注意しましょう。
年度ごとに内容が変更されることもあるため、最新の情報を確認して補助金や助成金の対象となるかをチェックしてみるとよいでしょう。

まとめ

飲食店にPOSレジを導入したいと考えている方は、お店に合った機能が備わっているものを選択することをおすすめします。
とくに、今回ご紹介した機能は飲食店にとって必要な機能となるため、POSレジを選ぶ際の参考にしてみてください。

なんでも酒やカクヤスでは、レジを新しく導入したいと考えている飲食店様に対して最適な協業企業をご紹介することが可能です。
どの業者に相談すればよいかわからない、時代やお店に合わせたレジを導入したいなどとお考えの飲食店様は、ぜひカクヤスまでお問合せください。

この記事を書いた人

カクヤス編集部

飲食店なんでもスクエアは、国内業務用酒販売上No.1、首都圏飲食店顧客満足度No.1の実績をもつ酒販店「なんでも酒やカクヤス」が運営するメディアです。
カクヤスグループは2021年11月に創業100周年を迎えました。酒販業一筋、お酒を通してお客様のご要望に「なんでも」応えたい!長きにわたり信頼されてきた実績と共に、これからも変わらぬ気持ちでお客様に向き合ってまいります。

カクヤス編集部にはワインエキスパート・エクセレンスやシニアソムリエ、SAKE DIPLOMAなどお酒の資格を持ったメンバーや、飲食店様に15年以上寄り添ってきた営業スタッフ、店舗スタッフなど様々なメンバーがいます。

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