利益を左右するドリンクメニュー!ささるドリンクメニューをつくるヒントとは【チェックリスト無料ダウンロード】

来店されたお客様に腕によりをかけた料理を提供して売上に繋げられることはこの上ない喜びですね。しかしながら商売という観点から捉えると、さらなる売上の向上が利益の拡大に直結する経営課題と言えます。
ですが利益拡大のために客数をもっと増やす、客単価を上げるために料理の単価を上げる、料理の種類をもっと増やしてお客様に多くの品数を召し上がっていただく、など簡単なことではありません。

そこでフードに代わる売上向上の術として料理と共にドリンクを売ることができれば、さらなる売上の向上と利益の拡大につなげられます。

お店の売上向上のために、このページでは「ドリンクメニューのメリット」「ドリンク売上向上のツボとは」「ささるドリンクメニューをつくるヒント」を掲載しております。ぜひご一読ください。

ドリンクメニューのメリットとは

人件費負担が少ない

ドリンクメニューは通常スタッフ約1人で作成することが可能です。フードの場合だとその数倍のスタッフが必要となります。よってドリンクはフードに比べても、人件費負担が少ないメニューということになります。

原価率が低い

業態や提供するメニューにもよりますが、フードの平均原価率は約30%、ドリンクは約25%といわれており、ドリンクの中でもハイボール、サワー、ソフトドリンクは特に原価率の低いメニューとなっています。

季節メニュー、限定メニューなどを導入しやすい

近年ではタピオカがブームになっておりましたが、流行り、廃りはつきものです。

フードにおいてトレンドを限定的に組み込むというのは、調理方法の変更、仕入れ食材の変更など難しい側面が多いですが、ドリンクはフードと比較しても手間がかからないのが特徴です。トレンドや季節感を取り入れることでお店の個性を発揮して、差別化、魅力アップに繋げることができます。

ドリンク売上向上のツボとは

FD比率を意識する

FD比率とは売上におけるフード(F)とドリンク(D)の割合のことです。経営においては、原価率が低く利益率が高いのはフードよりドリンクであり、この割合を意識し、フードの売上目標、ドリンクの売上目標などに落とし込むことで、利益の更なるアップに繋げることができます。目安として下表の数値を参考にしていただき、自店舗と比較してみてください。

<FD比率の目安> フード:ドリンク
レストラン 80%:20%
居酒屋 60%:40%
カフェ・バー 15%:85%

出典:CASIO社 HANJO TOWN

原価率の低いメニューを活用する

例えば、価格を下げてお客様にアピールするということも手段の一つです。目玉となるようなドリンクで集客して、フードや他のドリンクをオーダーしていただき利益も確保していきます。ハイボール、サワーなどは原価率の低さからハッピーアワーの目玉ドリンクや、1杯目サービスのドリンクとして提供されていますが、お客様にアピールするという背景があるからです。

お客様に「もう一杯」を促す

フードのオーダーが滞ってきたときや、ドリンクのコップが空いているタイミングで「お代わりいかがでしょうか?」と追加のオーダーを促してみましょう。そこでオーダーをいただければ、その分売上・利益に直結します。従業員の皆様で徹底して行い習慣化しましょう。

ささるドリンクメニューをつくるヒント

流行を読み、流行にのる、流行をつくる

フードで言えば、パンケーキ、タピオカの再ブーム、ハットグ、チーズダッカルビ、更に昔はナタデココ。色々な流行がありますが、その流れにのってドリンクを作るということが重要です。

一方で流行を作るということも検討してみてはいかがでしょうか。

InstagramなどSNSからの発信で流行となるケースも多く、〇〇〇サワー、□□□ハイボールなど名前や見た目をちょっと工夫したお店のオリジナルドリンクが一大ブームとなる可能性もあります。

インターネットを眺めてみる

世界は広いです。ネットで展開されている海外の情報もとても参考になります。
もちろん国内の大手チェーンで流行っているドリンクも参考になります。

これらの情報を参考にしながら商品開発のヒントにしみてはいかがでしょうか。

販売可能か検討する

自ら集めた情報を基に、オペレーションやお店にある素材などから実際に販売できるか検討してみます。レシピや動画がネットにあれば参考にするとよいでしょう。

オズボーンのチェックリストを用いる

オズボーンのチェックリストとは、アメリカのアレックス・F・オズボーン氏によって考案されたアイデア捻出技法のひとつです。転用・応用・変更・拡大・縮小・代用・置換・逆転・結合を切り口としてアイデアを広げていきます。

9つの視点からアイデアや発想を膨らませて、新しいドリンクメニュー、ささるドリンクメニューをつくるヒントに繋げていきましょう。

他に使いみちは?

改良して新しくできないか

そのままで新しくできないか

応用できないか?

他に似たものはないか

過去に似たものは無いか

どこか真似できないか

変更したらどうなるか?

新しいひねりはないか

味、匂い、見た目などを変えられないか

拡大したらどうなるか?

より大きくできないか

何かを加えられないか

多く、より冷たく、温かく、付加価値は

縮小したらどうなるか?

より小さくできないか

何か減らせないか

少なく、薄く

省力化は

代用したらどうなるか?

他の素材は使えないか

他のアプローチは

他の構成要素は

入れ替えてみたらどうなるか?

素材を取り替えたら

作り方を見直してみたら

逆にしたらどうなるか?

後ろ向きにしたら

上下をひっくり返したら

工程を逆にしたら

組み合わせたらどうなるか?

素材を組み合わせたら

アイデアを組み合わせたら

眺めて頭に思い浮かべているだけではなく、リストをダウンロードして実際に書き出してみましょう!

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この記事を書いた人

たかぼうさん

学生時代はスポーツに没頭しすぎて、お酒を飲むことは無かった頃が懐かしいと思う今日この頃。今はビールが大好きすぎて尿酸値が気になる日々。しかしそんな尿酸値に怯えることなく、今日もキンキンに冷えたジョッキで生ビールを楽しんでおります。
「乾杯〜!」とジョッキに口をつけたら、半分以上飲むことが私の流儀です!!

普段は営業なのに調達資格を持っております。

  • 一般社団法人日本能率協会 CPP-A級

  ※CPP: Certifled Procurement Professional


20歳未満の飲酒は法律で禁止されています

  • 飲酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁止されています。
  • 妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。
  • お酒は楽しく、ほどほどに。飲んだ後はリサイクル。
  • 20歳以上の年齢であることを確認できない場合には酒類を販売いたしません。
  • 20歳未満の飲酒防止のため年齢確認をさせて頂いております。予めご了承ください。