飲食店はメニュー表が重要!デザインにこだわるべき理由と作成時の5つのポイント

飲食店を繁盛させるには、料理の美味しさやお店の雰囲気、スタッフの接客、お得感は外せない重要な要素です。しかし、いくらお店側が努力を重ねたとしても、それがお客様に届かなければ意味がありません。
一般的に、飲食店で使用する販促物とはメニューやチラシ、看板、のぼり、POPなどのことです。色々なアイテムでお客様に来店いただいたり、客単価向上やリピーター獲得等で、最終的にお店の売り上げアップに繋げる販促施策です。

さまざまな種類がある販促物ですが、メニュー表はお店側からお客様へのメッセージを伝えるために最適です。メニュー表をどのようにデザインするかによって、客単価やリピート率にも影響します。
しかし、メニュー表をリニューアルしたい、開業するためにメニュー表を作りたいという方の中には、どのようなポイントを押さえたらよいのかわからないという方もおられるようです。

そこでこの記事では、飲食店がメニューデザインにこだわるべき理由と、作成時の5つのポイントをご紹介します。繁盛店にするためにメニュー表を戦略的に活用したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

飲食店がメニューデザインにこだわるべき理由

飲食店において、メニュー表は第二の看板ともいえる非常に重要なものです。他店との差別化を図るためにも、デザインにはこだわりをもって作るべきだといえます。

ここでは、その理由を3つご紹介します。

販売強化したいメニューを効率よくおすすめできる

メニュー表は、どの飲食店にもあるものです。見やすく綺麗なメニュー表は、それだけでお店のブランディング効果を得られますが、メニュー表のもつ力はそれだけではありません。
しっかりと考えて作られたメニュー表は、お客様の注文をお店側がコントロールできるのです。

たとえば、メニューの1ページ目に今現在販売強化したいメニューを大きく写真付きで目立つように載せたとしましょう。
飲食店を訪れるお客様は、お腹が空いて食事をするために訪れるので、メニュー表を開いてすぐ目に入る美味しそうな料理に惹かれるというわけです。
すべての料理を同じ大きさでズラッとならべただけでは、お客様はどれを頼んだらよいか迷ってしまいますし、おすすめメニューだということに気づいてくださらないでしょう。

相乗効果でドリンクオーダーが増える

飲食店では、料理と同様にドリンクも大切な商品です。
たくさんの種類のドリンクを取り扱っているお店も多いですが、アルコールやノンアルコール、ソフトドリンクに限らず、すべてのドリンクは料理を引き立てるために存在することを忘れてはいけません。
お客様の中には料理に合わせてドリンクを選び、料理とドリンクのマリアージュを楽しむ方もおられるようです。
つまり、おすすめの料理と合うドリンクを一緒にメニュー表へ載せておけば、相乗効果でドリンクのオーダーも増えるということになります。
お店によっては、おすすめの料理とドリンクを「スタッフの口頭による説明」で伝えるケースもありますが、忙しい時間帯にそれを行うのは大変です。メニュー表をお店からのアピールの場として利用しましょう。

リピートに繋げられる

メニュー表のデザインが殺風景な場合とこだわって作った場合だと、潜在的にお客様へ与えるメニューの印象が変わるのをご存知ですか?
とくに季節ごとにメニューを変えるなど季節感を出したメニュー表は、お客様に「この季節が来たらあのお店のあれが食べたい」と思っていただける可能性を生み出し、リピートにつながるかもしれません。
たとえば、桜や紅葉など季節をイメージさせるデザインを盛り込んだり、ベースのカラーをそれぞれの季節に合わせたりするだけでも季節感は出せますし、季節ごとに1ページ目のおすすめ料理を変えたメニュー表を用意するだけでも効果があるでしょう。

また、お店のターゲット層に合わせることも、リピートへ繋げる大切な要素です。年配のお客様が多いお店では見やすいように文字や写真に配慮したり、ファミリー層が多いのであれば子どもが好むデザインにしたりするなど工夫しましょう。

飲食店がメニュー表を作成するときの5つのポイント

上記でもご紹介した通り、メニュー名をズラッとならべただけの単純なメニュー表では、他店との差別化がしにくく販促効果はあまり期待できません。
どのような料理やドリンクなのか想像しやすい文章と、視覚に訴えてメニューの魅力を伝え、食欲を刺激する写真を使用するなど、お客様目線で考えることが重要となります。

では、メニュー表を作成するのであれば、どのようなポイントを押さえればよいのでしょうか。ここでは、その5つのポイントをご紹介します。

1.店舗の雰囲気に合ったデザインにする

店舗の雰囲気とメニュー表のデザインに相違がないことは、メニュー表を作成する際に重要な要素です。

お店がカップルを対象としているのか、ファミリーなのか、若い女性向けなのかによってもお店の雰囲気や提供する料理に違いがあるため、開業時にお店のコンセプトを入念に考えた経営者様も多いのではないでしょうか。

しかしそのこだわりが、メニュー表にまで行き届いているかというと、実はそうでもないというお店も少なくありません。なぜなら、店舗のデザインを行った業者とメニュー表を作る業者が別であるため、メニュー表にまでうまくコンセプトが反映されていないのです。
お客様からすると、「店内はせっかく素敵な雰囲気なのに、メニュー表を見てがっかり」という事態になりかねません。
しかし、言い換えればメニュー表を店舗の雰囲気に合わせたデザインにすることで、お店の良さを伝え、「これといえばあのお店!」というブランディング効果が期待できるといえるでしょう。

2.シズル感のある写真にこだわる

メニュー表に載せる料理の写真も、お店の魅力を伝える重要な要素です。いくらその料理が本当に美味しかったとしても、写真がそう見えなければ意味がありません。

綺麗に盛り付けられた写真や見栄えのよい写真を載せることで、どのような料理なのかわかるので、料理の説明に対する説得力も増します。

掲載する写真は、食欲を刺激する「シズル感」が非常に重要です。
シズル感とは、料理から立ち上る湯気や冷気など、食品の味わいを思い起こさせ五感を刺激するみずみずしい感覚のことです。撮影の際に角度や光の向きを意識して、水滴・湯気・ツヤ感を取り入れて音や匂いを感じさせる臨場感を出すなど、さまざまな方法でメニューの美味しさをアピールしましょう。

3.ハッピーアワーや飲み放題などのお得な情報も載せる

メニュー表は、料理やドリンクを紹介するためだけにあるものではありません。

お店によってはハッピーアワーや飲み放題、昼飲みやちょい飲み、せんべろセットなどさまざまなサービスを行っていますが、それらのプランやお得な情報も載せることが重要です。

たとえば差し込みメニューを利用して、ハッピーアワーや昼飲みなどスポットメニューのご案内を行ったり、飲み放題で提供するドリンクのみを掲載したりすると、お客様の目にとまりやすくご注文いただける可能性も高まるでしょう。
ちょい飲みセットやせんべろセットも、大きく値段を書き、グランドメニューの間に挟んだり、横に添えたりするとお客様へのアピールになります。
ファミレスや居酒屋などのチェーン店では必ず利用されている方法なので、ぜひ取り入れてみることをおすすめします。

4.フードとドリンクのペアリングを考える

メニュー表を作るとき、フードとドリンクのペアリングを考慮するのも重要な要素です。

たとえば、ドイツビールとドイツソーセージ、泡盛と沖縄料理など、産地が同じもののペアリングをメニュー表に掲載します。

なぜ産地が同じものをペアリングするかというと、現地で親しまれているペアリングは理にかなっているものが多く、失敗することがないからです。
ストーリーやテーマなども組み込みやすいので、産地や歴史的背景などを参考にペアリングを考え、メニュー表にもその情報を入れ込むとよいでしょう。

5.プロに依頼する

メニュー表を自分で作っているという飲食店経営者様も多いですが、料理やドリンクの魅力をお客様に伝わるメニュー表を作成するためには、ある程度の技術と時間が必要であるため、プロに依頼するのがおすすめです。
たとえば、上記でご紹介したシズル感のある写真は、高度な技術とセンスが要求されます。プロとの撮影技術の差は、料理のおいしさとなって圧倒的な迫力を生み出すでしょう。
デザインについても、数多くの飲食店のメニュー表を手がけてきた経験により、店舗の雰囲気に合ったデザインや文字、演出をしてくれるので、自分でうまく作る自信がない場合はプロへの依頼を検討しましょう。

ピンクの看板が目印の業務用酒販店「なんでも酒やカクヤス」なら、専属のデザイナーによるドリンクメニューの作成を無料で承っております。汚れのつきやすい飲食店のメニューに必須の、ラミネート加工にも対応いたします。5つのポイントの章のメニュー画像は、すべてカクヤスで作成したものです。
グランドメニューの変更や期間限定フェア、季節ごとのおすすめメニューなどの差込みメニューの作成も承っておりますので、下記よりお気軽にお問い合わせください。

メニュー、販促物制作いたします

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メニュー、販促物作成についての詳細はコチラから
※「飲食店お役立ちナビ」にリンクされています。

メニュー表以外での販促も同時に行うとさらに効果的

冒頭でもご紹介したように、メニューを含む販促物はお客様にご来店いただき、リピートしてもらうために有効な手段です。
メニュー表も多くの飲食店が取り入れやすく、客単価アップも期待できる重要な販促物ですが、そのほかのものも利用すればさらに効果的な販促が可能となります。

たとえば、LINEの友達登録やインスタフォローなどで一杯無料のPOPを作成して店内に掲示したり、ポイントカードやドリンクカードなどを導入したりするのも、リピート客の確保につながるためおすすめです。

POPの作り方などについては、こちらで詳しくご紹介していますので、ぜひ参考になさってください。
飲食店でポップが必要な理由とは?効果的な設置場所や売上アップにつながる作り方のポイントを紹介

「なんでも酒やカクヤス」では、無料でドリンクチケットの作成も行っております。まずは下記のお問合せフォームよりお気軽にお問合せください。

まとめ

飲食店がメニューデザインにこだわるべき理由と、作成時の5つのポイントをご紹介しました。

メニュー表は、お客様に注文するメニューを選んでいただくだけのものではなく、客単価やリピート客を増やす効果も期待できるため、お店の売り上げにまで関わってきます。
メニューデザインで重要なのは、見やすく綺麗でお店の雰囲気に合っていることです。おすすめの料理やドリンクを上手にペアリングして掲載することで、相乗効果を生み出し、ドリンクオーダーが増える可能性も高まるでしょう。

「なんでも酒やカクヤス」では、地域に根ざした営業スタイルで、エリアごとのトレンドや繁盛店情報、取引先の現状をしっかりと把握し、的確な売上アップや季節のメニュー提案を行っております。
上記でもご紹介しました通り、専属のデザイナーによるドリンクメニューやPOPの無料作成、販促物の作成も行っておりますので、ぜひお気軽にお問合せフォームよりご連絡ください。

この記事を書いた人

カクヤス編集部

飲食店なんでもスクエアは、国内業務用酒販売上No.1、首都圏飲食店顧客満足度No.1の実績をもつ酒販店「なんでも酒やカクヤス」が運営するメディアです。
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カクヤス編集部にはワインエキスパート・エクセレンスやシニアソムリエ、SAKE DIPLOMAなどお酒の資格を持ったメンバーや、飲食店様に15年以上寄り添ってきた営業スタッフ、店舗スタッフなど様々なメンバーがいます。

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