飲食店の外看板を作るときの5つのポイントと注意点を紹介

飲食店の看板は、単なる外装の一部ではなく、販促ツールとしても活躍する重要なものです。そのため、新しく店舗を開業する方や集客に困っているという方は、どのような看板を作成すればよいのかと頭を悩ませることもあるでしょう。

この記事では、飲食店の外看板を作るときの5つのポイントと、設置の際注意すべきことをご紹介します。
看板を最大の販促ツールとして活用したいとお考えの方は、ぜひご参考ください。

飲食店の外看板の目的とは?

飲食店の外看板の目的は大きく以下の2点です。

  • お店を発見してもらう
  • どのような店なのかを知ってもらう

街を歩いていて「あの飲食店に今度行ってみたい」と感じるのはどんなときかを考えると、看板の重要性がよくわかるのではないでしょうか。
最近は、SNSやグルメサイトを使用してどのお店に入るかを検討する方もいらっしゃいますが、そのお店の前まで行って、看板が汚い、古い、イメージと違うなどの理由から違うお店を選ぶということもあるでしょう。

看板を作る目的の1つ目は、お店を発見してもらうことです。看板は、不特定多数の方に向けて広くアピールできるツールです。いくら立地が良くても、看板がなくお客様に認知されなければ意味がありません。
2つ目の目的は、どのようなお店なのかを知ってもらうことです。お店の特徴やアピールしたいポイントを、わかりやすく一瞬で伝えるのが看板の役割とも言えます。

なんでも酒やカクヤスでは、看板を設置したいと考えている飲食店様に対して、最適な看板業者様をご紹介することが可能です。看板設置でお悩みの飲食店様は、ぜひカクヤスまでお問い合わせください。

飲食店の看板を作るときのポイント

集客をするために重要な役割を担っている看板ですが、販促ツールとしての役割を果たすためにはどのようなことに気を付けるべきなのでしょうか?

ここからは、飲食店の看板を作るときのポイントをご紹介します。

読みやすく何のお店かわかるようにする

イタリアンやカフェなどの読めない外国語の看板を見かけたことがありませんか?そのような看板は、飲食店なのか、雑貨屋さんなのか、美容院なのか、と見る人を混乱させてしまいます。
いくらおしゃれで素敵な看板を作っても、そのお店が何のお店なのかがわからないと、せっかくお店を見つけてもらえても、お客様があとで検索することもできないのです。
こだわりの店名でお客様から見てわかりにくいと感じる場合は、カタカナを付けた二段表記にするなど、看板は読みやすい表記にすることをおすすめします。
また、ショルダーネームとして「イタリア家庭料理」「海鮮居酒屋」などを付け、何を扱うお店なのかわかりやすくするのも良いでしょう。

お店のコンセプトが伝わるデザインにする

お店のコンセプトが看板に反映されているようなデザインは、お客様から見て入店のきっかけになるのでおすすめです。とくに、他のお店が多く立ち並ぶエリアへの出店の場合は、他店との差別化を図ることもできるでしょう。
お店のコンセプトは、飲食店を開業するにあたって必要となるもので、全スタッフに周知することが重要です。
たとえば、こだわりの食事を提供する居酒屋であれば、わざと字体を崩したり、家庭的なイタリアンであれば手書き風の看板にしたりと、オリジナリティを出した看板にすると良いです。

視認性が高いデザインにする

看板は、せっかく設置してあっても道行く人の目に留まらなければ、意味のないものとなってしまいます。周りの景色や他店の看板に埋もれないよう、目立つカラーを使用したほうが良いでしょう。
しかし、ただ派手なカラーにしてしまうと、お店のコンセプトと合わない可能性もあるため、コンセプトに合ったイメージカラーや提供する料理に合わせた色を選びましょう。

また、看板は進行方向と垂直に設置すると、通行人の目に留まりやすくなります。
看板を通行人の進行方向と平行にしてしまうと、まっすぐ前を見ている通行人に対してアピールすることができません。
しかし、突き出し看板などは高さや幅が条例によって規定されている可能性もあるため、事前に地域の条例を確認しておくことが必要です。

情報を書きすぎないようにする

看板には、情報を詰め込みすぎずシンプルにまとめるようにしましょう。多くの情報を詰め込みたくなってしまう気持ちもわかりますが、看板に多くのことを書いてしまうと一つひとつの文字が小さくなり、結局情報が伝わりません。
徒歩でゆっくり歩いている方でも、お店の看板を目にするのはほんの一瞬です。この短時間の間に、「何のお店なのか」を認知してもらう必要があるのです。

たとえば、「店長のおすすめ料理!〇〇県産の野菜とお肉で食べる鍋の店 〇〇〇〇」といった長い看板は、読みにくく一瞬で目に留まりにくい内容となってしまいます。
お客様が途中で読むのをやめてしまわないような、シンプルな内容を伝えるようにしましょう。

お客様から見て店舗に入りやすい看板にする

たとえば、ビルの地下や2階以上の上階にあるお店は、中の状況が見えないことから、お客様がお店に入ろうとしたときに看板がわかりにくい、暗い、そもそも看板がないなどの理由から入店していただけないこともあります。
夕方や夜に看板が暗くなっていると、「このお店は閉店しているのかな?」と勘違いされてしまい、お客様を逃してしまう可能性があります。
一歩離れてみたときに、看板がどう見えるのかを確認して、お客様が入りやすいようわかりやすい位置にあるか、入り口が暗すぎないかなどを確認するようにしましょう。

飲食店の看板を設置する際に注意すること

飲食店の看板は、デザインを決定する前に把握しておくべきことがあります。ここからは、飲食店の看板を設置する際に注意することをご紹介します。

看板の種類を考慮する

看板にはさまざまな種類が存在するため、お店に合った看板はどの種類なのかを検討してみましょう。一般的に、以下のような種類があります。

  • 壁面看板 …… お店の壁面に取り付ける看板
  • ファサード看板 …… 入口の真上に取り付ける看板
  • 袖看板 …… 建物の壁面から突き出すタイプの看板
  • ウィンドウ看板 …… 窓に貼るポスタータイプの看板
  • テント …… 軒先に取り付ける屋根
  • スタンド看板 …… 路上に設置する置き型タイプの看板
  • のれん …… 入口にかける布
  • のぼり …… お店の前に建てる縦型の旗
  • 懸垂幕 …… テント地や布で作った旗をポールに取り付けて張る

このような看板は、設置できるものはできる限り設置したほうが良いですが、店舗の環境によって使用できるものとできないものがあるため、事前に確認しておくようにしましょう。
また、たとえば壁面看板でも屋内用と屋外用があり、看板に防水性があったりLEDパネルを内蔵しているものがあったりと種類がさまざまです。

壁面看板やファサード看板のように一度設置したら変更するのが難しいものもあれば、のれんやスタンド看板のように毎日内容を変えられるものもあります。
とくに、スタンド看板は近づいて見ていただくことで、メニューの内容や日替わりランチ、クーポンなどのお得な情報を記載でき、集客につながりやすいことからぜひ設置したい看板ですが、設置場所や高さ、幅などが規制されている場合もあるためよく確認するようにしましょう。

自治体の「屋外広告物の条例」を確認する

実は、看板はどこにでも出しても良いというわけではなく、自治体ごとに屋外広告物の条例が定められています。看板の種類が規制されていたり、景観を損ねないような色が指定されていたりします。
詳しくは、各自治体のホームページを確認することが必要となりますが、東京都品川区の例を記載していきます。
東京都品川区では、屋外広告が出せない「禁止区域」「禁止物件」と、屋外広告を出せる「許可区域」の3区域が存在します。

  • 禁止区域 …… 例:第1種・第2種低層住居専用地域道路、公園、鉄道路線用地など
  • 禁止物件 …… ガードレール、街路樹、石垣、擁壁など
  • 許可区域 …… 商業地域、準工業地域、第1種・第2種住居地域など

一定の条件を満たせば禁止区域や禁止物件でも屋外広告物等を出せる場合があるため、お店の看板を出したい区域がどこに当てはまるのかを確認しましょう。
また、形や大きさにも規格が設けられています。申請手続きは以下の流れで行いましょう。

  1. 事前確認、申請 …… 申請書類を持参して窓口で提出する
  2. 内容審査、許可 …… 通常1~2週間程度かかる
  3. 許可書の交付、手数料の納付 …… 連絡があったら窓口で許可書と納入通知書を受け取り、期限内に支払いをする
  4. 許可書シールを張り付ける …… 許可書シールを該当の広告物に貼る

詳しい内容は品川区のウェブサイトをご覧ください。

参照元:「屋外広告物許可申請の手続き」品川区

看板使用料を確認する

テナントビルなどは、所有者があらかじめ看板を設置するスペースを設けていることが多いですが、各フロアの看板は賃料とは別に使用料がかかります。
看板の種類やオーナーの意向によって看板料がかからないこともありますが、月に1~3万円ほどの看板使用料がかかることを把握しておきましょう。
事前に確認しておかないと、後々テナントビルのオーナーとのトラブルに発展してしまうこともあるため、不動産会社との契約書の内容などをよく確認しておく必要があります。
また、看板設置費用や管理費用、原状回復費用はどちらが負担することになるのか、どんな看板を設置するか、壁に穴を開けても大丈夫かなどはオーナーへの意思確認が必要となるため、あらかじめ確認しておくようにしましょう。

まとめ

看板はお店にとって重要な販促ツールとなるため、どのような看板を作るべきか、どこに設置するべきかなどを検討し、お客様が来店しやすい環境を整える必要があります。
SNSでの集客が当たり前の時代ですが、アナログなツールと思われがちな看板にも、大きな集客効果が期待できるのです。

なんでも酒やカクヤスでは、看板製作業者のご紹介が可能です。LEDを使用した看板を設置したい、お店のロゴがなかなか決まらないなど、お悩みの飲食店様は、ぜひカクヤスまでお問合せください。

この記事を書いた人

カクヤス編集部

飲食店なんでもスクエアは、国内業務用酒販売上No.1、首都圏飲食店顧客満足度No.1の実績をもつ酒販店「なんでも酒やカクヤス」が運営するメディアです。
カクヤスグループは2021年11月に創業100周年を迎えました。酒販業一筋、お酒を通してお客様のご要望に「なんでも」応えたい!長きにわたり信頼されてきた実績と共に、これからも変わらぬ気持ちでお客様に向き合ってまいります。

カクヤス編集部にはワインエキスパート・エクセレンスやシニアソムリエ、SAKE DIPLOMAなどお酒の資格を持ったメンバーや、飲食店様に15年以上寄り添ってきた営業スタッフ、店舗スタッフなど様々なメンバーがいます。

飲食店様へ旬なトレンド情報、経営の役に立つ情報、私たちにしかお届けできないお酒にまつわる情報などなど、いままでの経験を基に積極的に発信していきます!

当ページに掲載されている内容は、掲載時点での情報です。
ご注文ボタンや商品リンクをクリックすると、飲食店様専用の注文サイト「カクヤスナビオンライン」へ移動します。
「カクヤスナビオンライン」は当社配達エリア内の飲食店様がご利用いただけます。会員登録(登録無料)が必要です。


20歳未満の飲酒は法律で禁止されています

  • 飲酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁止されています。
  • 妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。
  • お酒は楽しく、ほどほどに。飲んだ後はリサイクル。
  • 20歳以上の年齢であることを確認できない場合には酒類を販売いたしません。
  • 20歳未満の飲酒防止のため年齢確認をさせて頂いております。予めご了承ください。