withコロナの生き残り方を、外食支援のプロに聞いてみた 4回シリーズ

「街を歩く人がいない」、「おしゃべりすら自由にできない」・・・「新型コロナウイルス」はわずか数ヶ月のあいだに慣れ親しんだ街を、人々の意識を、一変させてしまいました。 とりわけ致命的なダメージを負っているのが外食産業です。(社)日本フードサービス協会 が発表した 4月度の市場動向調査結果 を見ても、全業態の売上げは4割減、居酒屋にいたっては9割減と影響の大きさが数字にも表れています。 5月末に「緊急事態宣言」がようやく解除され、少しずつ日常に戻りつつあるとはいえ、回復の道は容易ではありません。

そこで専門的な外食支援サービスを提供しているプロの方からこの夏以降の「withコロナ」状況を生き抜くためのアドバイスをお聞きしました。

全4回の連載で、少しでも皆様のお役に立つ情報を提供してまいります!

第4回 株式会社リーガル・リテラシー 代表取締役社長 黒部得善氏

これまで接客や売り方といったお店の〝営業面〟についてプロの意見を伺ってきましたが、今回はより深く掘り下げて会社の〝経営〟がテーマです。 緊急事態宣言解除後、休業していた飲食店が営業を再開しはじめました。とはいえ、利用するお客様の数は元に戻っているわけではありません。そのような状況の中、飲食店経営者は倒産危機の重圧に耐えながら様変わりしてしまった社会に適用しようともがいています。 そこで今回は労務改善を柱にした外食コンサルティングで100社を超える外食企業を支援している株式会社リーガル・リテラシーの代表取締役社長、黒部得善さんに、新型コロナウイルスへの対応を迫られた経営者のリアルと経営の変わるべき方向性について伺いました。

第3回 株式会社スパイスワークスホールディングス

第3回目は「店舗営業」です。飲食店にとってど真ん中のテーマを取り上げます。緊急事態宣言が解除されて1ヵ月が経ちましたが、消費者にとっては「新しい生活様式に準じた外食」に対して不安が拭い切れないというのが実情です。 たとえ一度は来店してくれたとしても、店の新型コロナウイルス対策に不安を感じさせてしまうと再来店の可能性を失いかねません。お客様に感じていただく「安心・安全」が様変わりした時代のオペレーションを考えてみたいと思います。

第2回 株式会社オプトインキュベート 宮崎理沙氏

第2回目のテーマは「テイクアウト」×「SNS活用」です。 4~5月の緊急事態宣言時は大半の市民が〝ステイホーム〟、多くの企業は会食禁止を従業員に通達するという状況でした。その中で多くの飲食店が急遽テイクアウトやデリバリーといった新たな販売チャネルにチャレンジしました。そうした取り組みの成否に大きな影響を与えたのがSNS発信などインターネット活用です。

第1回 株式会社ROI 益子雄児氏

第1回目にお話しを伺ったのは一般消費者の声を店舗改善につなげる覆面調査サービス「ファンくる」を展開する(株)ROIの益子雄児社長です。同社では5月15日と6月8日に1,000人規模の意識調査を実施し、6月からは13のウイルス対策を調査項目に追加しています。120万人を超えるモニター会員と1万店を超える調査実績から見たwithコロナ期の顧客心理の今と対策について聞きました。

この記事を書いた人

さとう木誉(きよし)

外食ライター
都内在住。繁盛店取材だけでなく経営マネジメントに関する取材活動を中心とする。「月刊食堂」「外食レストラン新聞」「外食図鑑」といった専門媒体の他、食品商社や外食コンサルタント等の宣伝企画にも携わる。好きな酒は熱燗。好きなツマミはガリ〆さば。

ご注意

※ 掲載店について、カクヤスとの取引の有無は関係ありません。
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※ 最新の営業状況は店舗にお尋ねください。


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