ソーダ割りや炭酸割りを提供するメリットとは?割材としての選び方もご紹介

近年、ウイスキーハイボールやレモンサワーなど、ソーダ水や炭酸水を割材として使用したドリンクが人気です。
本格焼酎やクラフトジンなどを炭酸で割って楽しむスタイルも定着してきており、飲食店でもさまざまな種類の炭酸割りをメニューに導入するようになり、炭酸水の仕入れが以前よりも増えた飲食店も多いようです。
最近では、飲食店でも乾杯ビールの代わりにハイボールなどを注文するお客様もいて、ソーダ割りや炭酸割りの人気を感じていることでしょう。飲食店にとっても、商材によっては利益改善や、アルコール度数が下がることによる杯数アップ、他店との差別化を図れるなど、提供するメリットは大きいものです。

この記事では、ソーダ割り・炭酸割りを提供するメリットや、割材としてのソーダ水や炭酸水の選び方などをご紹介します。

ソーダ割り・炭酸割りの基礎知識

ビールをはじめ、レモンサワーやウイスキーハイボールなど、炭酸を含んだ冷たいお酒は非常に人気です。
ソーダ割りや炭酸割りに使用されるのは、ソーダ水や炭酸水だというのは当然のことですが、それぞれの違いや種類までご存知の方は少ないかもしれません。

そこでここでは、ソーダ水と炭酸水の違いなどについてご紹介します。

ソーダ水と炭酸水の違い

「ソーダ割りと炭酸割りは同じものでしょ?」と思われている方もおられるかもしれませんが、厳密にいうと割材が違います。

そもそもソーダ割りで使用するソーダ水とは、水のクエン酸と炭酸水素ナトリウム(重曹)を混ぜ、化学反応を起こして作ったものです。ナトリウムが多く含まれるため、炭酸水とは味が微妙に異なります。
一方の炭酸水は2種類あり、水と同様に自然に湧き出てくるもの(天然炭酸入りとして有名なペリエは、天然炭酸水にさらに炭酸ガスを添加)と、人工的に水に炭酸を加えたもの(ウィルキンソンなど)があります。

このように、ソーダ水と炭酸水は作り方などに違いがありますが、飲食店でもこれらの違いを知ったうえで使い分けているお店とそうでないお店があるため、2つのボーダーラインは曖昧になりつつあるようです。

炭酸水の種類や炭酸の強さによる違い

上記では、炭酸水には天然のものと人工的に作られたものがあることをご紹介しましたが、さらに細かくいうと3つの種類にわけられます。

以下は、炭酸水の種類です。

  • 天然炭酸水:地殻変動によるマグマから出る炭酸ガスが溶け込み、自然と湧き出た炭酸水でヨーロッパを中心に生産されている
  • 天然水炭酸水:天然水(最低限の殺菌工程のみ行い、採水地からそのままボトリングされたもの)に人工的に炭酸ガスを加えて作られている
  • 人工炭酸水:人工的に作られた水(いわゆる純水)に炭酸ガスを加えて作られており、現在日本で大量生産されている炭酸水の主流

天然炭酸水や天然水炭酸水は、採水地によって性質が異なるため若干味に違いがありますが、人工天然水はミネラル分などを含まずクセが少ないのが特徴です。

また、炭酸ガスを加えて作った炭酸水の場合、強炭酸タイプや微炭酸タイプ、弱炭酸タイプなど炭酸の強さによって3つの種類にわけられます。
現在日本では、強炭酸タイプが好んで使われています。ただし、お酒の風味を生かしたい場合などは微炭酸タイプや弱炭酸タイプを使うなど、使い分けるとよいでしょう。

ウイスキーの炭酸(ソーダ)割りだけがハイボールではない

近年、急速に市民権を獲得し、今やお酒を扱う飲食店のほとんどで提供されるハイボール。
一般的に、ウイスキーを炭酸水(ソーダ水)で割ったものをハイボールと呼ぶことが多いですが、本来ハイボールとはウイスキーだけでなく、スピリッツやリキュールをソーダ水や炭酸水などノンアルコール飲料で割ったカクテルの総称です。つまり、他のお酒の炭酸割りもハイボールと呼べるのです。

最近では、以下のようなハイボールも登場し、人気を博しています。

  • 本格焼酎
  • 日本酒
  • ワイン
  • ジン
  • 梅酒
  • 泡盛

2022年10月からは、サントリーが開発した炭酸水で好きな濃さに割って飲む新感覚のビール「ビアボール」も、一般飲食店向けに全国販売が開始されました。気になる方は、こちらの記事も参考になさってください。
炭酸水で割って飲む新感覚ビール「ビアボール」とは?試飲した感想を踏まえて解説

国内業務用酒販売上No. 1の「なんでも酒やカクヤス」であれば、各種ウイスキーやビアボールをはじめ、ソーダ割りや炭酸割りにピッタリなさまざまなお酒を素早く仕入れることができます。
営業専任スタッフがエリアごとのトレンドや繁盛店情報などをしっかりと把握し、お店に合わせたメニュー提案なども行っておりますので、下記お問合せフォームより、ぜひお気軽にご相談ください。

ソーダ割りや炭酸割りを提供するメリット

ソーダ割りや炭酸割りが広く飲まれるようになったのは、それほど昔のことではありません。
ましてや本格焼酎はロックやお湯割り、日本酒は熱燗や冷酒などの飲み方を想定して造られていたので、造り手からは「炭酸で割らないでくれ」と反発する声も以前はあったとか。
まさに消費者側から広がった飲み方だといえるソーダ割りや炭酸割りを、お酒を扱う飲食店で提供しない手はありません。
ここでは、飲食店でソーダ割りや炭酸割りを提供するメリットをご紹介しますので、ぜひ参考になさってください。

他店との差別化が図れる

ソーダ水や炭酸水は、非常に多くの種類があり、その銘柄を変えるだけで味わいが変化します。多くの飲食店でソーダ割りや炭酸水が提供されている今だからこそ、その店でしか味わえないオリジナルドリンクを開発して他店との差別化を図る必要があるのです。
たとえば、同じワインハイボールでもオリジナルサングリアを炭酸で割ることで、他店では味わえないドリンクを作ることができます。

また、ウイスキーハイボールにおいては、どのお店でも飲めることから、ただ提供すればよいのではなく品質を求められるようになってきています。
たとえば、これまで目分量でハイボールを作っていたお店では、注文したハイボールが美味しくなかったことでリピートしていただけず、注文いただく杯数が少なくなるなどの影響が出ることもあったようです。

氷をぎっしりと入れる、ウイスキーと炭酸水の量を測るなど品質改善に取り組んでいらっしゃる飲食店様も多いかと思いますが、炭酸水を変えることによってハイボールが美味しくなることに気づいている方は、それほど多くないでしょう。

上記でご紹介したように、炭酸水にはいくつかの種類があり、それぞれに特徴があります。おいしいハイボールを提供できるよう、炭酸水との相性を研究してみることをおすすめします。
炭酸水は価格もさまざまで、お酒の仕込み水を使用した炭酸水など、通常よりも高価格帯の商品もあります。他店との差別化を図るという意味では、強炭酸水か微炭酸水か、通常の炭酸水かプレミアムな炭酸水が選べるなど、独自のシステムを作るのもよいかもしれません。

新規顧客の獲得につながる

ハイボールに代表されるソーダ割りや炭酸割りは、今や酒場の人気者です。
ビジネスにおいて、新規顧客の獲得コストは既存顧客の5倍かかるといわれていますが、ソーダ割りや炭酸割りで集客を行えば、比較的コストをかけずに新規顧客を獲得できる可能性があります。
たとえば、赤ワインや日本酒、本格焼酎のソーダ割りや炭酸割りなどのドリンクメニューを充実させ、お店の外にそれをアピールする看板を置いたり、SNSで宣伝したりするのもよいでしょう。
シロップやコンクで割ることでノンアルコールメニューの充実にもつながります。海外のお洒落なボトルのソーダ水、炭酸水も多くあり、導入している飲食店はまだ少ないのが現状です。

また、顧客満足度をアップさせるためには、ドリンクを提供するグラスにもこだわるのもおすすめです。
とくに炭酸割り、ソーダ割りだと冷えた状態をアピールできる銅やステンレスのタンブラーなどが人気です。また、瓶の容器を使用している飲食店は、保存に使える瓶のストッパーも取り扱っています。
業態別の必須グラスなどについては、こちらで詳しくご紹介していますので、ぜひ参考になさってください。
飲食店のグラス一覧!居酒屋・バーなど業態別の必須グラスや購入方法、コスト削減のコツも解説

食欲増進効果で客単価アップが狙える

近年、ソーダ水や炭酸水は健康や美容にさまざまな効果が期待できるとされ、そのまま飲む方も多くいます。
飲食店におけるノンアルコールメニューの重要性は近年高まっています。知名度のあるソーダ水、炭酸水をオンメニューに加えると単価アップにつながります。ノンアルコールメニューにもアルコールメニューにも炭酸水、ソーダ水を併用できるのはメリットの一つです。

実は、炭酸水には食欲を増進させる効果が期待できる可能性があります。そのため、ソーダ割りや炭酸割りを飲むことで、料理も多く注文していただけるかもしれません。
アルコール類はソフトドリンクと比べて単価が高く、また、美味しいおつまみや料理もお酒には欠かせないものです。客単価アップを叶えるためにも、ドリンクだけでなく料理のメニュー作りにも力を入れてみるとよいでしょう。

居酒屋のメニュー作りについては、こちらで詳しくご紹介していますので、ぜひ参考になさってください。
居酒屋を開業するならメニュー作りのポイントを押さえるべし!具体的な手順についても解説

割材としてのソーダ水・炭酸水の選び方

そのまま飲むだけでなく、ハイボールをはじめとするさまざまなアルコールドリンクやノンアルコールドリンクにも使用されているソーダ水や炭酸水。たくさんの種類があり、炭酸の強さも異なるため、どれをどの用途で使おうか迷ってしまう方もいらっしゃることでしょう。

そのようなときは、以下のポイントで選んでみることをおすすめします。

  • 仕入れ価格で選ぶ:一般的に、ソーダ水や人工の炭酸水には安価な商品が多いため、仕入れ価格を抑えたい方におすすめ。
  • 味で選ぶ:ミネラル分を含むソーダ水や天然炭酸水と比べて人工天然水は味の個性がほとんどない。一度炭酸が抜けた状態で飲み比べてみるのも、面白いです。
  • 炭酸の強さで選ぶ:お酒の味を引き立てたいときは炭酸が強すぎないタイプ、パンチが欲しいときは強炭酸タイプなど使い分けるのもおすすめです。(人工天然水の方が炭酸を強く感じられるという方もいますが、5分後10分後の炭酸の持続性もみつつ、トータルで選ぶ事を。)
  • 水の硬度で選ぶ:天然水ベースの炭酸水に限るが、硬水にはクセがあり、軟水はクセが少なくマイルドな飲み口。
  • 容器・容量で選ぶ:ボトルで提供する場合は瓶を選ぶ飲食店様が多いですが、最近はペットボトルも改良されていて高ガス圧のペットボトルの炭酸水も出てきています。また、炭酸は一度開けるとガスが抜け始めてしまうので、グラス提供の場合はグラスの容量を考えて、1〜2杯で使い切れる量のサイズを仕入れるのがおすすめです。

カクヤスがおすすめする炭酸水

お酒にこだわりがあるお店や安さがウリのお店、ターゲット層などによっても適している商品は異なるため、どれが良いとは一概に言えません。また、提供方法によっても選ぶポイントが変わってきます。自店に合った炭酸水がどの商品に当てはまるか分からなければ仕入れの酒販店に相談してみてください。

高品質・低価格なPB商品

ピンクの看板が目印の業務用酒販店「なんでも酒やカクヤス」では、炭酸割りにピッタリのプライベートブランド商品「K-Price おいしい炭酸水」を販売しております。
愛知県安城市の地下水を砂濾過と活性炭、イオン交換樹脂により純水とし、二酸化炭素と合わせた高品質のプレーンソーダです

K-Price 炭酸水

K-Price 炭酸水

そのまま飲んでも美味しいですが、混じり気のないすっきりとした味わいは、お酒の割材にも最適です。炭酸水選びにお悩みの飲食店経営者様は、ぜひ一度お試しください。

容量:1L

参考価格:110 円(税抜)

容量:500ml

参考価格:75 円(税抜)

出荷本数No.1 (2022年9月度カクヤス業務用出荷実績より)

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まとめ

ソーダ割り・炭酸割りを提供するメリットや、割材としてのソーダ水や炭酸水の選び方などについてご紹介しました。
ソーダ割りや炭酸割りは、今や乾杯ドリンクにも選ばれるほど定番化しており、多くの飲食店で提供されています。
割材として使用するソーダ水と炭酸水にもそれぞれに特徴があり、味わいや炭酸の強さも異なるため、本記事を参考に一度自店のソーダ水、炭酸水を見直してみてはどうでしょうか。市場にはソーダ水や炭酸水の商品が多く販売しています。瓶、ペットの中でも業務用商材も多くあります。自店に合ったソーダ水や炭酸水にお悩みの飲食店様は「なんでも酒やカクヤス」にご相談ください。

ビール1本から送料無料・即日配達でお馴染みの「なんでも酒やカクヤス」では、お酒だけでなく炭酸水やお茶などの割材もお値打ち価格でご提供いたしております。
重たいお酒や割材も365日年中無休でお店までお届けいたしますので、まずはお気軽に下記お問い合わせフォームよりご相談ください。

この記事を書いた人

カクヤス編集部

飲食店なんでもスクエアは、国内業務用酒販売上No.1、首都圏飲食店顧客満足度No.1の実績をもつ酒販店「なんでも酒やカクヤス」が運営するメディアです。
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カクヤス編集部にはワインエキスパート・エクセレンスやシニアソムリエ、SAKE DIPLOMAなどお酒の資格を持ったメンバーや、飲食店様に15年以上寄り添ってきた営業スタッフ、店舗スタッフなど様々なメンバーがいます。

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