レモンリキュールとは?おいしい飲み方やおすすめの商品をご紹介

近年、とくに若者を中心にレモンサワーなどの柑橘系サワーが人気となっています。その背景には、爽やかな飲み心地や甘みなどが若者にウケが良いことや、昭和レトロな大衆酒場ブームが訪れていることが挙げられます。
そこで、レモンサワーに代わる新たな看板商品の選択肢として、レモンリキュールを使ったお酒を提案させていただきます。

この記事では、レモンリキュールについて、おすすめのレモンリキュール、おすすめのフルーツ系リキュールをご紹介します。
レモンリキュールを取り扱いたい、新しい看板商品が欲しいとお考えの飲食店様は、ぜひ参考になさってください。

レモンリキュールとは

レモンリキュールというと、果汁の酸っぱさやほんのりした甘さを思い浮かべる方も多いと思いますが、イタリアの代表的なレモンリキュール「リモンチェッロ」の特徴はほろ苦く甘いイタリア産のレモンの味わいです。
一般的には、スピリッツ(蒸留酒)にレモンの香味を移し、商品によっては甘味料などを加えて作られるのがレモンリキュールで、イタリアの伝統的なリモンチェッロ以外にもさまざまな国や地域のレモンリキュールがあります。

まずは、レモンリキュールの特徴や飲み方などをご紹介していきます。

レモンリキュールの特徴

レモンリキュールは、イタリアの伝統的なリキュールの1つで、レモンの果皮から造られていることで、爽やかな香りとほろ苦く甘い味わいが特徴です。
レモンは酸味が強いことで知られていますが、レモン特有の酸味は控えめで、イタリアでは各家庭でレモンリキュールが作られています。

レモンリキュールの代表格とされるのは「リモンチェッロ」で、リモンチェッロは南イタリアのカプリ島で生まれたとされています。イタリアを中心にさまざまな酒造メーカーから販売されていて、人気の高いリキュールです。
特にイタリアのカプリ島、アマルフィ海岸、ソレント半島あたりで製造されることが多く、レモンの果皮をアルコールの度数が高いスピリッツに浸けてエキス分を抽出したのち、砂糖水を加えて1ヵ月ほど置いて作られるのが一般的です。

レモンリキュールの飲み方

レモンリキュールは、甘さの中にほろ苦さを感じることや、レモンの爽やかな香りが特徴で、口当たりが良い反面、アルコール度数は30度以上あるものも多いお酒。イタリアでは古くから食後酒として親しまれています。

キリっと冷やしたレモンリキュールをストレートで食後に飲むのが一般的ですが、ソーダ割りやお湯割りで飲むと、お食事にも合うお酒としてレモンリキュールを楽しめます。
また、本場イタリアでは、アイスやかき氷用のシロップとして使用することもあります。紅茶やレモネードに入れてソフトドリンクをカクテルへと簡単にアレンジすることも可能です。
他にも、スパークリングワインとプラスして飲んだり、テキーラにプラスしたり、アルコールにレモンリキュールを足す飲み方もおすすめです。

レモンリキュールの違い

レモンリキュールは複数の酒造メーカーから多くの銘柄が発売されていますが、レモンリキュールを選ぶ際は、以下のことをポイントとして選びましょう。

  • アルコール度数
    レモンリキュールはストレートで飲むこともあるお酒なので、どの程度の度数があるのかを確認しておきましょう。
  • エキスの割合
    レモンエキスがどの程度の割合入っているのかによって、さっぱりした味わいなのか、濃厚な味わいなのかが異なります。
  • レモンの産地
    最後に、レモンの産地も重要です。レモンリキュールに使用されているレモンの産地は、イタリアのカンパーニア州やシチリア島が有名です。特に、カンパーニア産のレモンを使用して造られたレモンリキュールは、最高級とされています。

レモンリキュールの活用方法

飲み方としてさまざまな方法をご紹介しましたが、レモンリキュールは飲み物と合わせる以外にも活用方法がたくさんあります。
たとえば、オリーブオイルや塩コショウ、ヴィネガーなどと合わせてドレッシングを作って生ハムやサラダにかけたり、チーズと相性のいいレモンリキュールをチーズケーキに練りこんだり、スポンジケーキと合わせたりして、さわやかでさっぱりしたスイーツを作ることもできます。
もともとイタリアの家庭で、日本の梅酒のように楽しまれていたレモンリキュールは、アイデア次第でどんな味わいにもなり、お酒として飲むだけではなくさまざまな楽しみ方ができます。

ただし、お料理やお菓子に使用する際は、リキュールにはアルコールが含まれていますので、メニューに一言添えたり、お子様には提供しないようにするなどの注意が必要です。

おすすめのレモンリキュール

レモンリキュールは多くの酒造メーカーから発売されていますが、ここではカクヤスがおすすめするレモンリキュールをご紹介します。

リモンチェッロ ディ カプリ

リモンチェッロ ディ カプリは、カンパーニア州カプリ島の伝統的製法で造られています。契約農家が約200軒もあり、I.G.P(保護指定地域表示)に認定されているソレント産フェッミネロ種のレモンを厳選して使用しているのが特徴。
着色料、香料、保存料を一切使用しておらず、I.G.Pの認定を受けたレモン100%で造られていることから、高品質のレモンのフレッシュさをそのまま感じられます。
ソレント産フェッミネロ種のレモンは、皮が厚いことや、エッセンスオイルが豊富で酸味が少ないことから、高品質のレモンリキュール造りに適しています。

プロフーミ デッラ コスティエーラ リモンチェッロ アマルフィ

プロフーミ デッラ コスティエーラ リモンチェッロ アマルフィは、毎日午後に地元の農家から届く、新鮮なレモンの皮の部分を1mmほどの薄さに手作業で剥いで造られます。1日に剥ぐ皮はレモン450kgほどで、すぐに96.5%のピュアアルコールに漬けられて、1週間ほどで皮からエッセンスが抽出されます。
南イタリアのカンパーニャ州ナポリ近郊のソレント半島、アマルフィ海岸及びカプリ島での地酒「マンマの味」として親しまれてきたお酒です。
ひたすら手作りにこだわって、家庭消費用のレモンリキュールを製造してきた会社で、着色料、香料、保存料が一切入っていない純粋なレモンリキュールです。

サッポロ リモンチェロ

サッポロ リモンチェロ は、イタリアの伝統的なレモンリキュールにヒントを得て生まれたリキュールで、レモンの特徴的な酸味がありつつも、レモンピールによって苦みも感じられるのが特徴。
レモンリキュールを、イタリアの伝統通りストレートで飲むのももちろんおすすめですが、レモンサワーとして飲むと普段とは違ったほろにがいレモンサワーが出来上がります。
レモンサワーの甘さに飽きてしまったという方におすすめのリキュールで、優しい甘さとほろ苦さを感じられるので、飽きの来ない味わいを楽しめます。
アルコールは24度なので、ストレートやロックでも飲みやすいレモンリキュールです。

梅乃宿 あらごしれもん

梅乃宿 あらごしれもんは、レモンをまるごと使っているため、果実感やコク、甘みを感じられるリキュールです。
おすすめの飲み方は、お湯と割って飲む「HOTあらごしれもん」です。お湯と割ることで、レモンの香りと甘みが引き立ちます。
720mlで約4個分の国産レモンを使用し、レモン浸清酒、レモンのクラッシュ、国産蜂蜜と合わさることで、割っても濃厚な味わいが魅力のレモンリキュールです。
アルコール度数は10度なので、アルコールに慣れていない方でも楽しめるお酒です。

レモンロックス

レモンロックスは、瀬戸内レモンをまるごと使用したレモンリキュールです。レモンピールの香りと果汁の爽快な酸味が特徴で、レモンアロマオイルが香料として使用されていることで、よりレモンの香りを楽しめます。
果汁20%配合の濃厚なレモンリキュールなので、ロックでも、ソーダや水で割ってもレモンの風味をしっかり味わえるうえに、酸味料や合成香料は一切使用していないので、天然のレモンを楽しめるリキュールです。

檸檬酒(ニンモンチュウ)

檸檬酒は、香り成分が凝縮されているレモンピールがしっかり漬けこまれているお酒で、レモン本来の深い味わいと豊かな香りが特徴です。
アルコール度数は12%となっているため、ロックでも比較的飲みやすいレモンリキュールですが、レモンの風味を活かしてアイスティーと割ったり、お湯で割ってはちみつを加えたりするのもおすすめです。

ルジェ レモン

ルジェ レモンは、リスペクトフルーツを経営理念とするルジェ社とサントリー社の共同開発によって誕生した、日本限定製品です。
レモンの爽やかな風味とみずみずしい甘さを、ソーダや生フルーツと合わせることで、フルーティなサワーやカクテルを楽しめます。

レモンリキュール以外のおすすめフルーツリキュール

ここまでレモンリキュールについてご紹介してきましたが、レモンリキュール以外にもフルーツ系リキュールを取り入れることでメニューの幅が広がります。
ここからは、レモンリキュール以外のおすすめフルーツリキュールをご紹介します。

ボルス ピンクグレープフルーツ

ボルス ピンクグレープフルーツは、プロのバーテンダーと共に商品開発を行っているボルス社が発売した、めずらしいピンクグレープフルーツのリキュールです。
新鮮なピンクグレープフルーツを蒸留して造られていて、フレッシュな香りと酸味が特徴。程よい甘みと酸味、ほろ苦さを感じられる、グレープフルーツ好きにはたまらないリキュールです。

ヒプノティック

フランスで造られているヒプノティックは、プレミアムウォッカをベースにトロピカルフルーツやヒプノティックのためだけに作られたプレミアム・コニャックなど、数種類のフルーツをブレンドしたリキュールです。
ヒプノティックにはフランス語で「催眠」という意味があり、ミステリアスな色合いと、甘みもありつつ酸味も感じられるフルーツリキュールならではの味わいが人気。
甘みと酸味が絶妙のバランスであることや、美しいターコイズブルーの色合いにファンも多く、SNS映えすることから女性にも人気の飲み物です。

デカイパー ピーチツリー

デカイパー ピーチツリーは、黄桃果汁を使用し、桃そのものの香りを楽しめる無色透明なリキュールです。
発売当初に、ソーダで割った「ピーチツリーフィズ」、オレンジジュースで割った「ファジーネーブル」などのカクテルブームが起こったほどのリキュールで、桃のリキュールのパイオニアとして世界中で愛され続けています。
フレッシュな桃の風味が女性に人気で、カクテルのアクセントとなる万能なリキュールです。
ロックで飲むとピーチの風味をしっかり味わえるので、カクテルだけではなくロックで飲むのもおすすめです。

まとめ

イタリアで古くから愛されているレモンリキュールについてご紹介しました。
新しいレモンサワーを作るリキュールとして取り入れるのも良いですが、イタリアの飲み方に習って、食後にキンキンに冷やしたレモンリキュールをお客様に提案するのも良いでしょう。

なんでも酒やカクヤスでは、レモンリキュールを豊富に取り扱っています。新しくレモンリキュールを導入したい、フルーツリキュールを導入したいと考えている飲食店様へ、最適なリキュールを提案させていただきます。
繁盛店のノウハウが知りたい、ドリンクメニューを一新させたいなど、どのようなご相談でも承っておりますので、ぜひ一度なんでも酒やカクヤスまでご相談ください。

この記事を書いた人

カクヤス編集部

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