甘酸っぱさが人気のバイスサワーの魅力とは?美味しい作り方や仕入れ先を紹介!

居酒屋などの飲み屋で人気のサワーは、レモンやグレープフルーツなどバラエティに富んだ割り材で人気ですが、以前から根強い人気がある「バイス」というピンク色の飲み物をご存知ですか?
バイスを焼酎で割った「バイスサワー」の歴史は意外と古く、30年ほど前から販売されてきました。取り扱っている飲食店は限られていますが、甘酸っぱくておいしいと大人気です。

本記事では、知る人ぞ知る超ロングセラー商品であるバイスで作るお酒「バイスサワー」について詳しくご紹介します。バイスサワーの美味しい作り方や仕入れ先もご紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてください。

バイスサワーとは

バイスサワーで使用するバイスとは、株式会社コダマ飲料が製造する「コダマサワー」という清涼飲料水シリーズのうちのひとつです。コダマバイス自体にはアルコールが含まれていないため、子どもから大人まで年齢を問わず楽しめます。
このバイスというピンク色をした瓶入りの飲み物に焼酎を加えたものが、居酒屋で提供されるバイスサワーです。

まずは、今も昔も変わらない人気を誇るバイスサワーについて詳しくご紹介します。

バイスサワーの「バイス」の意味とは

バイスサワーのバイスは「梅酢」の英語であるヴァイスからきていると思われがちです。しかし実は、「ホイス」というハイボールの素が流行した流れを汲んだものとされています。
ホイスは昭和30年頃に質の悪い焼酎のにおいと味をカバーするために生まれた割り材で、当時一般庶民には手の届かないところにあったウイスキーの名をもじったホイスキーから「ホイス」と名付けられました。

バイスの名前の由来について詳しいことは明らかにされていませんが、バイスもホイスと同様、安価で手に入る焼酎を美味しく飲むために作られた割り材なのです。

バイスサワーがピンク色の理由

バイスサワーの人気の理由のひとつでもある、独特の綺麗なピンク色。
コダマによると、バイスサワーのピンク色はシソから出た色であり、天然の自然なカラーだそうです。一見、添加物たっぷりで体に悪そうな印象を受けますが、認可された食品添加物と「赤しそ」しか使っていないので、体に悪いということはありません。
むしろバイスサワーの成分には、赤しそのもつ花粉症などのアレルギー改善効果やポリフェノール、アントシアニンによる美肌効果が期待できるので、健康志向の方にも好まれているようです。

バイスサワーはどんな味?

バイスサワーは「他所にはないシソ味のサワーを」という発想から、昭和59年に誕生したお酒です。その味はまさに梅シソを思わせる味なのですが、実はバイスはシソエキスとリンゴ果汁を主原料としており、梅は入っていません。

甘酸っぱいピンクの飲み物は、炭酸がシュワっときいていてスッキリさわやか!焼酎で割るため、年配の男性に好まれるイメージがある方もいらっしゃるかもしれませんが、お酒があまり得意でない女性でも美味しく飲んでいただけます。

バイスサワーは下町の酒場でよく提供されるドリンク

バイスサワーは、東京下町の大衆居酒屋で主に提供される、レトロな雰囲気のピンク色のサワーです。下町の意味は、昔は江戸城が見える町民が住む街、つまり「城下町」のことで、今は東京の低い場所にある町のこと。昔ながらの人情と風情が色濃く残る地域を指します。
バイスサワーは、そんな下町のやきとん屋や焼き鳥屋、立ち飲み屋などで昔から愛されていましたが、今では居酒屋で流行りの女子会が開催されることも増えてきたため、性別に関係なく幅広い年齢層から支持を集めています。
やきとんや焼き鳥のお店でバイスサワーを見かけることが多いのは、バイスのさっぱりとしたシソの風味がお肉の脂を洗い流してくれるからだそう。

今では自宅でもバイスサワーを飲めるようになってきましたが、昔は業務用の瓶タイプしか販売されていない上、空になった瓶を自主回収していたため、一般的には広まらず東京の下町でしか飲めなかったようです。
今ではペットボトルに入った濃縮タイプや、一般家庭用の瓶入りバイスも販売されているので、昔よりは入手しやすくなっています。居酒屋でもカクテルが飲めるようになっているのと同様、バイスサワーも徐々に全国へと広がりつつあるのです。

バイスサワーの美味しい作り方

ここからは、バイスと合わせる焼酎やおすすめの割り方など、飲食店で美味しいバイスサワーを提供するために必要な知識をご紹介します。

バイスサワーは焼酎の種類でも味が異なる

飲食店でバイスを提供する際は、基本的に焼酎で割るのがよいとされています。バイスと合わせる焼酎としてよくチョイスされるのが「キンミヤ焼酎」です。
キンミヤ焼酎は、クセが少なくすっきりとした味わいが特徴の甲類焼酎で、バイスの風味を邪魔しないため、バイスサワーだけでなくさまざまな酎ハイのベースとしても使われています。たとえばホッピーやフレッシュジュース、お茶やソーダで割るなど、幅広い楽しみ方ができます。

他にも、宝焼酎や白玉焼酎、鏡月やJINROなどもバイスサワーによく使用されている焼酎です。バイスサワーは、焼酎の種類でも味が微妙に変わるので、他店との差別化を図りたい飲食店様は焼酎の銘柄を変えてみるとよいでしょう。

コストパフォーマンスを重視したい飲食店経営者様には、原価率の低い大容量のペットボトルがオススメです。なお、ピンクの看板が目印の業務用酒販店「なんでも酒やカクヤス」のプライベートブランド「K-Price」でも大容量の甲類焼酎を発売しております。高品質、低価格なK-Priceの甲類焼酎の導入をぜひご検討ください。

バイスサワーを作る際のおすすめの割り方

まずは、バイスサワーの原液を使用する場合の作り方をご紹介します。
株式会社コダマ飲料の公式サイトによると、バイス原液30mlに対して焼酎を90ml、炭酸水170mlがベストな比率だとされています。
最初にグラスに氷をたっぷりと入れ、バイス原液と焼酎を入れて少しかき混ぜてから炭酸水を加えます。炭酸が抜けてしまわないよう、下から上へ向かって持ち上げるように軽くひと混ぜしたら完成です。

バイスの原液1Lペットボトルタイプであれば1本で約30~34杯程度作ることが可能です。
バイスの原液1Lペットボトルタイプ、キンミヤ1.8L、K-Price おいしい炭酸水1Lを使用した場合、グラス提供での原価は約120円となります。(氷代含まず)

グラスで提供する以外にも、瓶ごと提供するスタイルも、スタッフの手間が省けるのでおすすめです。
お客様自身にバイスの瓶タイプでバイスサワーを作っていただく場合、瓶タイプの原価は104円程度に抑えられます。(氷代含まず)販売価格を若干安くすることも可能となるので、お客様にも喜んでいただけるでしょう。

また、シャリキン(キンミヤ焼酎を凍らせたシャーベット状のキンミヤ)を使用すると、氷を入れずに済みます。時間が経っても薄まらず、飲み干すまで美味しい状態が続きますので、ぜひ自店のメニューに加えてみてはいかがでしょうか。

バイスサワーに合うメニューとは

せっかくバイスサワーを提供するなら、最高のペアリングも同時に提案したいもの。バイスサワーはどんな料理とも相性がよい優秀な飲み物ですが、やきとんや焼き鳥、ホルモンなど、脂たっぷりのお肉との相性が抜群です。
他にも「からあげ」や「もつ煮」「ハムカツ」「ポテトサラダ」「フライドポテト」など、居酒屋の定番おつまみとのマリアージュも最高です。
また、これらのメニューはバイスサワーだけでなくトマトハイやコーヒー酎、ガリ酎とも相性がよいため、東京下町の大衆居酒屋のメニュー表でよく見かけます。

バイスサワーはどこで売ってる?おすすめの仕入れ先とは

昔は東京下町でしか楽しめませんでしたが、今では全国的にバイスサワーをメニューに加えるお店が増えています。では、自店のメニューに取り入れたいときは、どこで仕入れればよいのでしょうか。

もともとコダマバイスは、宣伝もせずに業務用として飲食店に卸されていたため、業務用酒販店で取り扱われていることが多い商品です。とくに首都圏の飲食店へお酒を卸しているような酒販店で注文できます。
他にも、一部の業務スーパーやディスカウントストア、通販サイトで手に入るようですが、店先まで配送してくれる業務用酒販店で酒類とともにまとめて頼むのがおすすめです。

関東一都三県、関西二府一県の全取引先に専属の営業スタッフを置いている「なんでも酒やカクヤス」でも、バイスをご注文いただけます。お酒や割り材だけでなく、業務用調味料や大容量油、洗剤や漂白剤、アルコール製剤など業務用の重たい消耗品もお酒と一緒にお店までお届けされるので大変便利です。

居酒屋におすすめ!お肉料理と相性抜群の割り材

ここからは、居酒屋で提供されることが多いやきとんや焼き鳥、ホルモンなどのお肉料理と相性抜群の割り材やソフトドリンクをご紹介します。
バイスサワーと同じく甲類焼酎が合うコダマの「お疲れさんにクエン酸」やガラナエキスを使用した大人のソーダ「コアップガラナ」なども大衆居酒屋の割り材の定番です。
最近では、豆乳を焼酎で割った豆乳割りも人気が出てきているので、メニューに合わせてドリンクの種類を増やしてみるのもおすすめです。東京浅草発祥の電気ブランなど、マニアの心をくすぐるお酒もドリンクメニューに加えておくと、他店との差別化を図れるでしょう。

新たなドリンクメニューの追加を検討している経営者様は、ぜひ参考になさってください。
なお、ご紹介する割り材はすべて「なんでも酒やカクヤス」で注文可能です。ぜひお気軽にお問合せください。

まとめ

バイスで作るお酒「バイスサワー」について詳しくご紹介しました。

下町の大衆酒場ややきとん屋、もつ焼き屋で今も多くの人に親しまれているバイスサワー。独特のピンク色は、はじめてだと驚いてしまうかもしれませんが、近年SNSでも話題となっているため、お酒を提供する飲食店ならぜひメニューに取り入れたいドリンクです。
赤しそとりんごの果汁が入ったバイスサワーは、梅サワーとも一味違った味わいで、女性のお客様にも人気です。

バイス原液や焼酎、炭酸水などバイスサワーに必要な材料はすべて「なんでも酒やカクヤス」でご注文いただけます。自店のメニューにバイスサワーを加えたい飲食店経営者様は、下記お問合せフォームよりお気軽にご相談ください。
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この記事を書いた人

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