飲食店の印象はトイレで決まる?あると嬉しいアメニティを紹介
飲食店の経営者様は、「どうしたらお客様が増えるか」「リピーターになっていただくにはどうすれば良いか」と日々模索していることと思います。
とくに、コロナ禍で大打撃を受けた飲食業界の売上を回復させるために、改装を考えたり、メニューの変更を考えたりしている方も多いことでしょう。
そこで今回注目したいのは、トイレの重要性です。
お客様が飲食店を選ぶ際のポイントにもなっているトイレを、日々清潔に、雰囲気のある空間に保てていますか?
この記事では、飲食店にとってのトイレの重要性とどのように保つべきか、あると嬉しいアメニティなどをご紹介していきます。
集客のためにトイレを改装したい、お店の売上UPにつなげたいと考えている飲食店様は、ぜひご参考ください。
飲食店にとってのトイレとは
まずは、飲食店にとってのトイレはどのような存在であるのかをご紹介します。
お店の世界観を表現できる場所
お店の内装は、「コンセプトに沿ってこだわって独特な世界観を表現したい! 」と考える経営者様も多いことでしょう。居心地がいい、好奇心をくすぐられる、テーマがわかりやすいなどさまざまな世界観で内装にこだわっているお店は増えてきています。
そんなとき、トイレもお店のコンセプトと同じように世界観を表現することで、よりお客様の印象に残る場所となるのです。
香りや照明、雑貨などによってこだわって作られたトイレは、入ったときにわくわくするような空間となります。
「ここのトイレ素敵だから今度行ってみて! 」などと、話のネタにもなるのでリピーターを獲得しやすいという一面も。
トイレでは店内と同様にお店の世界観を表現し、お客様が一人でホッとできる空間を作るよう心がけましょう。
集客に影響することもある
2013年にTOTOが実施した「飲食店トイレについての意識調査」によると、外食をするときにお店を選ぶ基準としてどのような点を重要だと考えるかという問いに対して、「トイレがきれい」と答えた方は12%です。この調査に答えた方の人数は2,000人なので、約8人に1人はトイレを外食するときの基準として考えていることがわかります。
もちろん、料理の味やボリューム、接客態度など集客に影響することは多々ありますが、その中にトイレも含まれるということです。
そもそも、食材を扱う飲食店のトイレが汚かったら、お店の印象自体が不衛生だと判断されてしまうこともあります。
とくに女性はトイレでメイクを直すことが多いので、綺麗なトイレのある飲食店で過ごしたいと考える方が多いのです。
出典元:「飲食店トイレについての意識調査」TOTO株式会社
清潔に保つことでお店の評判が良くなる
にぎやかな雰囲気の店内からトイレに入ると「一人の空間になってひと息つける」と考える方もいるため、トイレは清潔に保つ必要があります。
さらに、前述したTOTOの調査によると、「飲食店のトイレがきれいだとどのように感じますか」という問いに対して「お店のイメージがよくなる」と回答した人が79%という結果に。
反対に、「飲食店のトイレが汚いとどのように感じますか」という問いに対して「お店のイメージが悪くなる」と答えた方は77%です。
約8割の方が、トイレが清潔だと飲食店のイメージが良いと考えていて、反対に、トイレが汚いとイメージが悪いと考えているのです。
トイレが綺麗か、汚いかによって、お店のイメージはガラッと変わり、清潔に保つことでお店の評判に影響するということがわかります。
トイレをどのように保つべきか
トイレがお客様のお店選びに大きく影響しているということはわかりましたが、どのように保つべきなのでしょうか?
ここからは、飲食店のトイレをどのように保つべきかをご紹介します。
常に清潔感のある状態
まずは、トイレを常に清潔に保つことを心がけましょう。便器が汚れている、床が水浸しになっているなど、不潔なイメージを与えてしまう状態は避け、営業時間前だけではなく営業時間中も定期的に掃除を行いましょう。
トイレの便器の中だけではなく、便器の外側、壁、鏡、手洗い場などもしっかり綺麗に保つことが重要です。
飛び散った尿などは見えにくいですが、悪臭を放つ原因となるため、不快な思いをさせてしまう原因とならないよう、常に清潔感のある状態を保ちましょう。
内装のポイント
トイレのタイプは自動開閉式や自動洗浄式であると、便器に手を触れずに済むので好感度が高くなります。また手を洗う際にペーパータオルなどがあると、自分のハンカチを用意する必要がなくお客様に好まれるでしょう。
居心地が良く、安心感を得られる内装にするには、照明も大事なポイントです。一般的にトイレは電気を点けたり消したりする回数が多いため、長持ちする白熱灯が向いていますが、明るすぎて店舗の雰囲気に合わない場合は、明るさを調整して暖色系の電球を選ぶのも良いでしょう。
壁や床も店内の内装と合わせて世界観を表現できるようなものにすると良いでしょう。木材などを使用すればあたたかい雰囲気を出すことができ、アクセントカラーを入れれば室内の雰囲気を引き締めることができます。
飲食店のトイレにあると嬉しいアメニティ
飲食店の業態によって、あると嬉しいアメニティは異なりますが、食後の匂いを気にする方や、トイレで身だしなみを整えたいと感じる方は多いため、客層に合わせてアメニティを整えるようにしましょう。
ここからは、飲食店のトイレにあると嬉しいアメニティをご紹介します。
あぶらとり紙
あぶらとり紙は、女性が化粧直しをする際に使用する方が多いため、置いてあると女性に嬉しいサービスとなります。
ランチ時に使用するお店でも、ディナー時に利用するお店でも、女性はトイレに入ったときに身だしなみのチェックをされる方が多いため、その際にあぶらとり紙が用意してあると気軽に化粧直しができるので喜ばれるでしょう。
綿棒
綿棒も、女性の化粧直しに使用できるアイテムの一つです。あらかじめ飲食店のトイレにあぶらとり紙や綿棒があることがわかっていると、「あそこで化粧直しできる! 」と、飲食店を選ぶきっかけにもなることや、女性客のことを考えてくれていることがわかり、顧客満足度向上につながります。
女性が化粧直しをできるアイテムとして、あぶらとり紙と綿棒を用意してあると女性客に喜ばれるでしょう。
生理用品
生理用品は、突然生理が始まってしまった方や、持ち合わせが足りなくなってしまったという方に喜ばれるサービスです。
たとえ女性と一緒に来店していても「生理用品持ってる? 」とはなかなか聞けないケースもあり、飲食店のトイレに生理用品があって助かったという経験をした方も多いのではないでしょうか。
消臭スプレー
トイレに入った後に消臭スプレーを使用したいという方も多いでしょう。しかし、消臭スプレーは補助として使用するようにし、トイレの中にディフューザーなどを置いて元からいい匂いのトイレを演出することが重要です。
トイレに入った瞬間に、いい匂いだと感じると清潔な印象を持っていただくことができ、お店のイメージアップにつながります。
とはいえ、消臭スプレーを使用したいという方もいらっしゃるため、アメニティと一緒に使用しやすい場所に消臭スプレーを設置するようにしましょう。
マウスウォッシュ
マウスウォッシュは、焼肉店やラーメン店など、食べた後のにおいが気になる食材を扱っている飲食店以外にも、エチケットとして使用したい方も多いため設置するようにしましょう。
衛生面を考慮してコップを使用するタイプのものではなく、個包装になっていてその都度清潔に使用できるポーションタイプがおすすめです。
これらのアメニティは、雑然と置かれていたり、水がかかる場所だったりすると清潔感が損なわれ、反対に汚い印象を与えてしまうことがあります。
アメニティの設置を検討する際は、カゴにまとめて水がかからない場所に置くなどの工夫をするように心がけましょう。
ペーパータオル
トイレで手を洗った後に、自分のハンカチをわざわざ出すよりも、ペーパータオルがあればすぐに手を綺麗に拭けることや、清潔であることからお客様にも喜ばれるでしょう。
反対に、トイレにペーパータオルやエアドライがないと、「ここのお店は不親切だな……」と感じられてしまうこともあるかもしれません。
複数の方が繰り返し使用するエアドライに比べて、ペーパータオルは使い捨てで感染症や食中毒対策にもなるため、設置しておくのが好ましいでしょう。
他にも、女性が喜ぶようなブランドのハンドソープや手指消毒液なども欠かせません。トイレに行ったあとは感染症や食中毒の防止対策のためにも、しっかり手を洗い、消毒していただくことを前提としてアメニティを用意するようにしましょう。
まとめ
飲食店のトイレがお客様にどのように感じられているか、再確認することができましたか?
飲食店を選ぶ際に、トイレが綺麗だということはお客様にとってお店を選ぶ基準のひとつとなっているのです。
とくに、女性のお客様は化粧直しができるトイレがいい、清潔なトイレがいいなどの理由で飲食店を選んでいる方も多いため、集客にも大きく影響するトイレは、清潔に保ち、アメニティを充実させてお客様に喜んでいただける空間を作りましょう。
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この記事を書いた人
カクヤス編集部
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