いまウイスキーがアツい!なぜ今「ジャパニーズウイスキー」に注目が集まるのかを徹底解説

世界中から脚光を浴びる!「ジャパニーズウイスキー」がアツい

日本のみならず世界中から注目を集めているジャパニーズウイスキー。古くから「世界の5大ウイスキー」として、アメリカ、スコットランド、カナダ、アイルランドに並び有名なウイスキー生産地として名を馳せてきましたが、近年の人気ぶりは目を見張るものがあります。

記憶に新しいのはオークションでの驚くべき落札額。2022年にニューヨークで開かれたサザビーズのオークションにおいて、「山崎55年」が60万ドル(約8,100万円(当時))で落札されたことが影響し、大手メーカーだけでなく小規模蒸留所が蒸留するクラフトなジャパニーズウイスキーに対する注目度も高まっていきました

では、一体なぜここまでジャパニーズウイスキーの評価が高まっているのでしょうか。まず挙げられるのが、「MADE IN JAPAN」に対する信頼度や、日本文化への関心度の高さでしょう。機械製品だけでなく、食品に対してもやはり“日本製”というのは他国と比較して信頼度が高いようです。

また、世界的品評会での受賞歴も評価の高まりに繋がっています。権威のある品評会の1つ「ワールド・ウイスキー・アワード」の2023年度審査でも、1,500銘柄以上のエントリーの中から3つのジャパニーズウイスキーが世界最高賞を受賞しているのです。

コロナ禍が明け、海外からのインバウンド客が増えている現在、今まで以上にジャパニーズウイスキーに対する注目が高まることは疑いようもない事実だと言えるでしょう。

ジャパニーズウイスキーの定義とは?魅力&特徴を徹底解説

5大ウイスキーの中ではまだまだ歴史が浅いながらも、スコッチウイスキーの製法を手本にしつつ独自の進化を遂げているジャパニーズウイスキー。他国と比較して、食事のシーンで飲むことが多い日本人だからこそ、シンプルながら繊細な味わいが特徴とされています。

では、材料や製法に関してジャパニーズウイスキーはどのような定義付けが行われているのでしょうか?
実は酒税法上には大きな定義がないことから、これまで不明瞭な状況が続いてきました。そのため海外では、日本で決して見ないようなウイスキーがジャパニーズウイスキーとして発売されるなど、品質の担保が取れない状況があったのです。

そんな中、2021年に日本洋酒酒造組合が初めて定義付けを実現。その中に定められた主な要件は以下の通りです。

製法品質の要件

  • 原材料は、麦芽、穀類、日本国内で採水された水に限ること。
    なお、麦芽は必ず使用しなければならない。
  • 糖化、発酵、蒸留は、日本国内の蒸留所で行うこと。
    なお、蒸留の際の留出時のアルコール分は95度未満とする。
  • 内容量700リットル以下の木製樽に詰め、当該詰めた日の翌日から起算して3年以上日本国内において貯蔵すること。
  • 日本国内において容器詰めし、充填時のアルコール分は40度以上であること。

出典:日本洋酒酒造組合ウェブサイト「ウイスキーにおけるジャパニーズウイスキーの表示に関する基準

こうした定義が決められることで、日本だけでなく国外でのジャパニーズウイスキーの価値が守られることに繋がりそうですね。

人気がゆえに手に入らない!?ジャパニーズウイスキーが抱える品薄の現状

世界的に絶好調ともいえる状況のジャパニーズウイスキーですが、現在各社品薄の状態が続いています。その原因として挙げられるのが、高すぎる需要とウイスキーというお酒の性質にあります。

前項で挙げたように、海外でもジャパニーズウイスキーが評価され売上を伸ばしている中で、日本国内でも2000年代から“ハイボール”が一大ブームとなりました。現在では一過性のブームではなく、居酒屋や家飲みでの定番としてハイボールが定着したこともあり需要は更に拡大している状態にあります。

しかしながら、ウイスキーは他のお酒と比較して長期間の熟成が必要とされるお酒です。「〇〇年」と記載された年代物でなくとも、数年の熟成期間を要するため決まった量のみしか出荷できないのが現実なのです。

新規蒸留所も続々開設!個性豊かなラインナップに注目

ジャパニーズウイスキーに世界的な注目が集まる中、日本国内では新たな蒸留所やウイスキー製造に取り組む酒蔵が多数登場しています。ビールや焼酎造りの技術を応用しウイスキー造りに活かす蒸留所、本場スコットランドの伝統的な製法を意識し国産の素材にこだわる蒸留所など、そのどれもが個性的!

以下の記事では注目の蒸留所とその商品ラインナップを紹介していますので、ぜひお店への導入の際には参考にしてみてください。

新規蒸留所も続々開設!個性豊かなラインナップが揃うジャパニーズウイスキー&蒸留所を紹介

新規蒸留所も続々開設!個性豊かなラインナップが揃うジャパニーズウイスキー&蒸留所を紹介

世界的に盛り上がりをみせているジャパニーズウイスキー。この記事では、注目の蒸留所とその特徴、ジャパニーズウイスキーのラインナップをご紹介しています。

私たちなんでも酒やカクヤスでも、ジャパニーズウイスキーの取り扱いがございます。気になる商品についてのお問い合わせ、ジャパニーズウイスキー導入を検討している、どのような銘柄がメニューに合うか悩まれている飲食店の方も、是非一度ご相談ください。

この記事を書いた人

カクヤス編集部

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