レトロブームで注目されるお酒・カクテルメニュー7選！材料となるリキュールも紹介

レトロブームが巻き起こるなか、懐かしのお酒が再び注目を集めています。カクヤスメールマガジンに登録しているユーザーを対象に調査をした結果、全体の約7割の人がレトロブームを感じており、該当する銘柄としてはサントリーオールド、電気ブラン、ホッピーなどがあげられています。

そこで今回は、懐かしのお酒やカクテルメニュー、その材料となるリキュールを紹介します。レトロなお酒の導入を検討している飲食店様も、そうでない方もぜひ本記事をご覧ください。

巷ではいま、レトロブームに火が付き、懐かしのお酒に注目が集まっています。
カクヤスメールマガジンに登録しているユーザーを対象に調査を行った結果、全体の約7割の人が「世の中でレトロブームを感じることがある」と回答しています。さらに、「レトロブームを感じる」と回答した方を対象に、「どんなところにレトロブームを感じますか」と複数回答可で聞いてみたところ、最も多かったのは「ファッション」、次いで「お酒」が多くの票を集める結果となりました。

「レトロなお酒」に明確な定義はありませんが、重要なポイントは「昔から愛され続けている」と「懐かしさを感じる」の2点です。調査結果では主に以下のような銘柄があげられました。

• サントリーオールド
• 電気ブラン
• マルエフ
• ホッピー
• 赤玉スイートワイン
• オールドバー
• キリンラガービール
• スーパーニッカ
• サントリートリス

どれも現在通常に販売されている商品ですが、これらのお酒にレトロな雰囲気を感じるようです。年代によって懐かしさを感じるお酒は若干異なりますが、これらのお酒を仕入れ、お店で提供すれば、お客様の興味を引くことができるでしょう。

出典元：７割の人がレトロブームを体感！ 愛飲家が語る昔懐かしい“レトロなお酒”とは？ ― カクラボ調査隊 酒呑みに聞いた今どき事情

レトロブームが流行っているとはいえ、飲食店様は「どんなお酒メニューを提供すればいいんだろう？」と疑問に思うはずです。そこで本項では、レトロブームで注目される懐かしのお酒やカクテルメニューを7つ紹介します。

1. カウボーイ
2. サムライ
3. オロナミンウイスキー
4. ピーチミルク
5. キティ
6. カミナリハイボール
7. トマトッピー

それぞれの特徴や使用されるお酒を解説します。

カウボーイは、バーボンウイスキーにミルクやクリームを加えた甘いカクテルです。カクテル名の由来は、牛の「カウ」とバーボンウイスキーから連想されるカウボーイをかけ、名付けられたとされます。
カウボーイはウェスタンムードが漂うカクテルであり、昔ながらの雰囲気を演出してくれます。アルコール度数は15度と少々高めですが、大人の甘さをほんのりと感じられるため、「アルコール感が苦手」というお客様にもおすすめしやすいのがポイントです。

サムライは、ライムとレモンで作る日本酒カクテルです。日本の武士をイメージさせるユニークなカクテルで、古き良き日本の風情と洋風のエッセンスが見事に調和しています。
味わいはスッキリとした辛口であり、食後の一杯や暑い時期にもおすすめのカクテルです。なお、レモンを省いて日本酒とライム果汁のみで作るカクテルを「サムライ・ロック」と言います。
これらのカクテルは日本酒をベースとしているため、外国人観光客にウケが良い傾向にあります。インバウンド対策として、サムライやサムライ・ロックを取り入れるのも1つの手です。

オロナミンCとウイスキーを合わせた大人のカクテル。何とも懐かしいオロナミンウイスキーという響きに、「つい惹かれてしまう」という方もきっといるはずです。
実はオロナミンCが誕生したのは、いまから50年以上前の1965年（昭和40年）です。革新的な炭酸栄養ドリンクとして登場し、瞬く間に大ヒットを記録しました。
昭和の風情を感じさせるオロナミンCと、日本のウイスキーを組み合わせて作ったのがオロナミンウイスキーです。レトロなお酒の代表的カクテルで、オロナミンCのフルーティな甘さとウイスキーのコクが絶妙に調和しています。

ピーチミルクは、ピーチリキュールとミルクを合わせた甘いカクテルです。桃の瑞々しい香りと、ミルクのまろやかな味わいがマッチし、独特な味わいを生み出します。
デザート感覚で楽しめる優しい味わいが特徴的で、芳醇なピーチの爽やかな香りがクセになります。女性客に人気が高く、「甘いカクテルが飲みたい」といったお客様におすすめしやすいのがポイントです。

キティという名前の響きだけで、懐かしさを感じる方もいるでしょう。このカクテルは、赤ワインとジンジャーエールを組み合わせたスパークリングカクテルです。
シャンパンに似た味わいがあり、パーティーシーンにもぴったりです。アルコール度数が低く、口当たりも優しいので「お酒があまり得意ではない」というお客様にもおすすめできます。
また、ジンジャーエールを甘口にすれば、さらに甘めの飲みやすいカクテルに変化します。お客様の好みに合わせて、飲みやすさを調整してみてください。

カミナリハイボールは、電気ブランと炭酸を合わせた昔ながらのカクテルです。そもそも電気ブランは、浅草にある「神谷（かみや）バー」発祥のお酒です。
神谷バーの創業者である神谷 傳兵衛（でんべえ）氏が、アルコール度数の高さが電気のビリリッという感覚にリンクしたことから、「電気ブラン（デンキブラン）」と名付けました。
この電気ブランが誕生してから、実に100年以上の年月が経っています。ブランデーがベースで、そこにワインキュラソー、ジン、薬草などが秘伝の分量でブレンドされています。
現在はリキュールとして商品化されており、誰でも手軽に電気ブランを入手する事が可能です。この電気ブランを炭酸で割り、飲みやすくしたカクテルがカミナリハイボールです。電気ブランを使ったカクテルのなかで、このカミナリハイボールが最も愛されています。

トマトッピーは、トマトリキュールとホッピーを組み合わせたカクテルです。
フレッシュなトマトの酸味とホッピーの苦味が相まって、ほんのりと甘い独特な味わいが楽しめます。暑い季節にピッタリのカクテルで、女性からの人気が高い傾向にあります。
サントリーの「トマトマ」で作れば赤いカクテルに、合同酒精の「ラ・トマト」で作ればホッピーの色を活かしたカクテルになるのがポイント。多少のアレンジを効かせて、オリジナルなトマトッピーを提供してみてください。
また、トマトリキュールとホッピーをナカ・ソト方式で提供すると、お客様の好みに合わせて味を調整していただけるだけでなく、おかわり率、杯数アップにつながり、客単価アップが期待できます。

飲食店でレトロなイメージのあるカクテルを提供するには、材料となるリキュール・サワーの素を用意しておく必要があります。このレトロブームに乗っかり、懐かしさのあるお酒をお客様に楽しんでもらうためにも、以下のリキュールの用意をぜひご検討ください。

本記事では、レトロブームで注目されるお酒・カクテルメニュー、カクテルの材料となるリキュールを紹介しました。

レトロブームが注目されているなか、レトロなお酒を仕入れて提供すれば、お客様に懐かしの雰囲気と心温まる体験を届けられます。ぜひ本記事で紹介したお酒やカクテルメニューを参考にし、材料となるリキュールの導入をご検討ください。

なお、業務用酒販店であるカクヤスでは、今回紹介したリキュール・サワーの素を取り扱っております。仕入れやメニューの相談等も承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。