ブラジルの定番カクテル「カイピリーニャ」とは？おすすめのカシャッサ銘柄も紹介

ブラジルの定番カクテル「カイピリーニャ」をご存知でしょうか？カイピリーニャは、サトウキビから作られる蒸留酒「カシャッサ」をベースとしたフレッシュなカクテルです。
カイピリーニャは様々なフルーツとの相性も良くバリエーションが豊富で、さまざまなアレンジレシピがあります。

本記事では、カイピリーニャの特徴や人気レシピ、カシャッサのおすすめ銘柄を解説します。最後までご覧になれば、カイピリーニャの魅力を深く理解でき、その上でベースに適したカシャッサを見つけることができるでしょう。

カイピリーニャは、ブラジルで定番のフレッシュなカクテルです。基本的なレシピはサトウキビから作られる蒸留酒「カシャッサ」をベースとし、ライムと砂糖を加えて作ります。

カシャッサは、ブラジルで最も消費されている蒸留酒の1つです。もともとカイピリーニャは、カシャッサとレモン、にんにく、はちみつなどを混ぜ、風邪薬として飲んでいたとされています。
当時は多くの人が風邪薬として服用していましたが、味や香りに問題があり、スペインインフルエンザに対する効果をより強めるために、にんにくとはちみつを省いて作るようになりました。
そして、ブラジルで手に入りやすいライムと砂糖が使われたことで、より飲みやすい現在のカイピリーニャが完成しました。
なお、現在ではブラジル全土において人気のカクテルですが、一説によると、カイピリーニャはお金持ちが飲むカクテルとして有名だったとされています。

カイピリーニャはほどよい酸味が心地よく、フレッシュな味わいが特徴的なカクテルです。一口飲んだだけで、口いっぱいに爽やかな風味が広がります。
ブラジルの国民的カクテルとも言えるため、ブラジル国内のバーやレストラン、クラブのような場所なら、基本的にどこに行っても提供されています。
作り方によっても異なりますが、カイピリーニャのアルコール度数は25度前後が一般的です。比較的飲みやすいカクテルではあるものの、アルコール度数は高いため、飲み過ぎには注意が必要です。

カイピリーニャがブラジルあるいは世界中で人気の主な理由は、カクテルのバリエーションが豊富であることです。何度飲んでも飽きないカクテルとして、カイピリーニャは多くの人に長く愛されています。
ブラジル国内でも、カイピリーニャに使用する材料が一部異なります。例えば、精製糖の代わりに黒糖を使用したり、ライムの代わりに色とりどりのフルーツを使ったり、人工甘味料を使ったりなど、地域によって作り方がさまざまです。
ただし、カイピリーニャの象徴でもあるライムを取り除いたアレンジレシピは、地域やバーによっては物議を醸すため注意が必要です。カイピリーニャを愛する現地の人には「ライムを使わないカクテルはカイピリーニャとは言えない」と、怒られてしまう可能性もあります。

カイピリーニャで人気が高いカクテルレシピを5つ紹介します。簡単に作れるレシピばかりなので、ぜひ一度試してみてください。

それぞれのレシピを1つずつ紹介します。

まずは、ブラジル国民の情熱が表現されている伝統的なカイピリーニャから紹介します。材料はカシャッサとライム、砂糖の3つだけなので、比較的簡単に作れます。初めてカイピリーニャを作る方は、このレシピから挑戦してみましょう。

カイピリーニャのライムをスイカに変えた特別なカクテルです。スイカのさっぱりとした後味が特徴的で、スイカを加えることで見た目が爽やかな赤いカクテルに変化します。

ライムの代わりにパッションフルーツを加えることで、酸味と甘みをバランスよく感じることができます。また、パッションフルーツのフルーティな風味がプラスされるので、通常のカイピリーニャよりも飲みやすくなります。南国感溢れる色合いになるのも特徴的。

本場ブラジルでは、ストロベリーを使ったカイピリーニャが人気です。ストロベリーには酸味と甘みがバランスよく含まれているため、カイピリーニャの風味に奥行きを与えます。また、カクテルの色が真っ赤になり、フルーティなイメージを感じさせます。

5つ目に紹介する「ブルーカイピリーニャ」は、ブルーキュラソーを足して色を青くした美しいカクテルです。ライムを1/4個使うため、酸味の効いたカクテルに仕上がります。鮮やかなブルーはSNS映えにもピッタリ。

カイピリーニャを作るためには、「カシャッサ」と呼ばれるブラジル特産の蒸留酒が必要です。このカシャッサは、ブラジルの国民酒として愛される蒸留酒で、カクテルベースとして使用する以外にも、ウイスキーのようにストレートやロックでそのまま嗜まれることもあります。

カシャッサの原料には、ブラジルで生産されたサトウキビの搾り汁が100%使用されています。2003年にできたブラジルの法律によって「カシャッサと表記する場合は、ブラジル産のサトウキビを原料にしなければならない」と、定められているのがポイントです。
なお、カシャッサには500以上の種類があると言われており、地域によっては「ピンガ」や「カニーニャ」と呼ばれることがあります。

サトウキビを原料にする蒸留酒で、似たようなものとして「ラム酒」が挙げられます。ラム酒の製造方法には主に、「はちみつを用いたもの」「サトウキビジュース（搾り汁）を用いたもの」「サトウキビシロップを用いたもの」の3種類がありますが、ラム酒の「サトウキビジュースを用いたもの」とカシャッサの製造方法は、酵母や樽などの細かい部分を除けばほぼ同じです。

カイピリーニャのベースにおすすめのカシャッサとして、以下4つの銘柄を紹介します。それぞれ味わいや香りが異なるため、銘柄を1つずつ確認してみてください。

各銘柄を詳しく見ていきましょう。

「イピオカ クラシック プラタ」は、原料のサトウキビ本来の風味と香りが感じられる銘柄です。ブラジリアン・フレイジョウッドの樽で、1年間熟成させたさっぱりとした味わいが特徴的。
今回紹介する4つの銘柄のなかで最もピュアなカシャッサなので、カイピリーニャのベースとして使用すれば、より透き通った風味と後味が楽しめます。クセが少なく、飲みやすいカクテルが好きな方におすすめ。

「イピオカ クラシック オウロ」はバルサモ樽で最低6ヶ月熟成させ、そのフレーバーやアロマを最もバランスよく表現した特別なカシャッサです。
カイピリーニャのベースとしての使用はもちろんのこと、ストレートやロック、ほかのカクテルベースにも適しています。

「カシャーサ 51」はブラジル国内はもちろんのこと、世界中で人気のカシャッサ銘柄です。味わいはソフトで独特なフレーバーを残し、さまざまなカクテルとの相性も良好。カクテルベースとしてだけでなく、ストレートでも十分楽しめます。

「ベーリョ バヘイロ ゴールド」は、ダブル蒸留製法で作ったマイルドな口当たりと豊かな香りが特徴的なカシャッサです。国民的カシャッサブランドとして、古くからブラジルで愛されています。ストレートやロックで飲むもおすすめ。

本記事では、ブラジルの定番カクテルのカイピリーニャについてと、カシャッサのおすすめ銘柄を紹介しました。
カイピリーニャは、サトウキビから作られる蒸留酒のカシャッサをベースとし、ライムと砂糖を加えて作ったカクテルです。ほどよい酸味が心地よく、とにかくフレッシュな香りと後味が特徴的。
カクテルのバリエーションが豊富にあるため、飽きずに何度でも楽しめます。カイピリーニャに興味が湧いた方は、本記事で紹介したレシピをぜひ試してみてください。

なお、業務用酒販店のカクヤスであれば、カイピリーニャに適したカシャッサを1本からスピーディに仕入れることができます。土日祝日も休みなく365日配達しています。仕入れの相談等も承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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