お茶ハイのバリエーションを増やして他店との差別化を！おすすめの割り材や焼酎も紹介

定番のビールに続き、ハイボールやレモンサワーが若者を中心にブームとなり、それらも居酒屋に必ずあるメニューとして定着してきています。 そんな中、ネクストブームとして「お茶ハイ」や「緑茶ハイ」の人気が高まっているのをご存じですか？ この記事では、飲食店がお茶ハイのバリエーションを増やすメリット、お茶ハイにおすすめの割り材、おすすめの焼酎をご紹介します。

ドリンクメニューをライバル店と差別化し、利益率アップにつなげたいと考えている飲食店様は、ぜひご参考ください。

お茶ハイは、焼酎をお茶で割ったお酒のことで、ハイボールの「ハイ」をイメージする方も多いのですが、ハイボールのように炭酸が入っていないお酒です。
まずはお茶ハイの魅力について詳しくご紹介します。

お茶ハイに使用する焼酎は、糖質やプリン体がゼロなので、健康志向の方やダイエットをしている方からも人気があります。 さらに、割り材であるお茶自体には糖質やカロリーがないことから、割り材にジュースを使用するカクテルなどと比べると、罪悪感なく飲めるという声が多く聞かれます。
また、炭酸が苦手な方でも飲みやすく、どんな料理の味も邪魔しないことや、お茶に含まれるカフェインはアルコールの分解を促すともされていることから、二日酔いになりにくいことなどが理由となり、お茶ハイを好む方が増えているのです。

お茶ハイにはバリエーションが多く、さまざまなお茶を焼酎と割ることで、「おいしいお茶ハイが飲めるお店」としてお客様に認知されることになります。 飲食店としてお茶ハイのバリエーションを増やすことで、他店と一味違ったお酒を提供し、差別化を図ることで集客にも効果があるでしょう。 飲みやすいお酒として人気のあるお茶ハイですが、お酒が好きな方にも「おいしい」という理由で飲んでいただけることで、年代や性別を問わずお客様に自店の特徴をアピールできます。

お茶ハイは、焼酎にお茶を足すという簡単なオペレーションで作れるメニューなので誰でも作りやすいことや、原価率が低いことから、利益率が高いドリンクメニューと言えます。 例えば、居酒屋であればお酒の原価は20～25％ほどに抑えるのが理想ですが、ビールの原価は高い上に、価格高騰のあおりを受けていることもあって、メニュー価格を抑えるにも限界があります。 お茶ハイであれば、メニュー価格を下げやすいため、お客様にとっても頼みやすい価格となる一方で、お店側にとっては利益率を上げられるメニューということになります。

「お茶割り」とも呼ばれることもある焼酎をお茶で割ったドリンクメニューは、種類が豊富なお茶で作られることから、バリエーションを増やしやすいメニューです。

ここからは、お茶ハイにおすすめの割り材をご紹介します。

緑茶で焼酎を割ったお酒は、「緑茶割り」「緑茶ハイ」「静岡割り」などと呼ばれ、比較的多くの飲食店で提供されているお酒です。 緑茶と一口にいっても、煎茶、玉露、抹茶などさまざまなお茶があり、一般的に緑茶ハイに使用されるのは煎茶が多いです。 お茶ハイ全般に言えることですが、氷を使用した冷たいお酒、氷を使用しない常温のお酒、ホットのお酒とさまざまなバリエーションで提供できるので、お客様を飽きさせないのがポイントです。

焼酎をウーロン茶で割ったお酒は「ウーロンハイ」と呼ばれ、こちらも緑茶ハイと同じようにお茶ハイとして一般的に飲まれることが多いお酒です。 甘みがないウーロンハイは、さっぱりしていて飲み口がさわやかなので、どんな料理にも合わせやすいのが特徴となります。

「あずき茶」とは、焙煎したあずきを煎じて作った飲料で、ノンカフェイン、ノンカロリーであることに加え、サポニン、ポリフェノール、食物繊維など、さまざまな栄養素が含まれているため健康茶として人気があります。
すっきりとした後味で、焼酎と合わせても飲みやすく、くせのないほのかな甘みを感じるのが特徴です。

そばの実を焙煎して独特の風味や香りを楽しむそば茶は、普通のそばと韃靼そばの2種類が存在します。 そば茶にはポリフェノールの一種であるルチンが豊富に含まれていますが、韃靼そばのルチンの量は普通のそばの約120倍ともいわれ、注目を浴びています。 ルチンは美肌や冷え性に効くとされ、そば茶を焼酎で割るそば茶割りは、温めて飲むと寒い時期に体を温めてくれるでしょう。

とうもろこしを原料とした「コーン茶」は、韓国で広く親しまれているお茶で、ノンカフェインであり、とうもろこしの甘みや香ばしい風味が魅力として、最近人気が高まっています。 コーン茶ハイは、焼酎と馴染むことでコーンの香りがしっかり感じられ、香ばしさが引き立つと人気です。

花茶のクイーンとも呼ばれるジャスミン茶は、中国発祥のお茶で緑茶をジャスミンの花で香りづけしたものです。 ジャスミンハイは、とくに女性に人気のお茶ハイで、さっぱりとした飲み口で食事にも合わせやすいのが特徴です。

紅茶は、緑茶やウーロン茶と同じ茶樹から作られてますが、製造方法が違います。香りが華やかで奥深いのが特徴です。 紅茶ハイはマイナーな存在ではあるものの、レモンをスライスして入れるなどのアレンジをしやすいことから、オリジナルの紅茶ハイを提供できます。

健康のために毎日飲み続ける人も多い青汁は、一昔前は青臭く苦いイメージがありましたが、現在流通しているものは飲みやすく、青汁ハイはカロリーを気にする方にも人気です。

連続式蒸留焼酎（甲類焼酎）で作るのが一般的なお茶ハイですが、麦焼酎や泡盛などの乙類焼酎を使用する事で、深い味わいを出したり、味わいの差別化につなげたりする事ができます。 お茶の種類を揃えるだけではなく、焼酎にもこだわることで、おいしいお茶ハイを作れることは間違いありません。

ここからは、お茶ハイにおすすめの焼酎をご紹介します。

お茶ハイをお店の売りにすることで、原価を抑えつつお客様に喜んでいただけるドリンクメニューを提供できます。さまざまな種類のお茶を用意することで、お客様満足と利益の確保を同時に実現できるのです。

なんでも酒やカクヤスでは、焼酎はもちろん、お茶も種類豊富にご用意しているため、新たなお茶ハイを提供したいと考えている飲食店様は、ぜひお気軽にご相談ください。