「マッコリ」「チャミスル」など韓国の代表的なお酒19種を詳しく解説

韓国にはさまざまな伝統酒が存在します。代表的なものとして「マッコリ」「焼酎(ソジュ)」などが挙げられ、これらの伝統酒は日本でも日常的に飲まれています。
ただし、本場韓国でお酒を飲む際は、「目上の人の前でお酒を飲んではならない」「お酒を注ぐときには必ず右手を使う」といった、日本とは異なるマナーがあるため注意が必要です。

本記事では、韓国のお酒に関する基礎知識、韓国を代表する19種のお酒を紹介します。韓国のお酒に興味がある方や飲食店様は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。

韓国のお酒に関する基礎知識

韓国でも日本と同様、忘年会や新年会、歓送迎会など、大勢が集まる特別な席ではお酒が欠かせません。もちろん日常的な場面でもお酒を嗜みます。
韓国には「伝統酒を分かち合って飲む」という風習があるため、「マッコリ」や「焼酎(ソジュ)」といった伝統酒がいくつも存在し、スッキリと飲みやすいことから日本でも人気を集めています。

本場韓国のお酒に関する飲み方・マナー

本場韓国でお酒を飲む際には、日本と異なるマナーがあるため注意する必要があります。代表的なものとして、「目上の人の前でお酒を飲んではならない」というマナーが挙げられます。
ただし、お酒の席で一口も飲んではならないというわけではなく、「飲んでいる姿を見られてはならない」という意味でのマナーです。そのため目上の人がいても、体や顔を少し横に向け、グラスを手で隠すようにして飲めば問題ありません。

それ以外にも、「お酒を注ぐときには必ず右手を使う」「お酒の注ぎ足しは基本してはいけない」「飲み会での手酌はNGとされている」などのマナーがあります。本場韓国でお酒を飲む際や、韓国の文化を体験する際には十分に注意をはらいましょう。

韓国における代表的なお酒|19種の銘柄

韓国には伝統酒がたくさんあります。なかでも、以下のお酒は日本を含めた世界中で愛飲されています。

  1. 韓国ビール
  2. リキュール(チャミスル、ジョウンデー)
  3. マッコリ
  4. 韓国焼酎

それぞれの種類ごとに、おすすめの銘柄を紹介します。日本でも販売されているため、ぜひチェックしてみてください。

韓国ビール

世界中で愛され続けるビールは、韓国でも日常的に飲まれています。ただし、韓国ビールは日本のものとは違い、ホップの苦味が少なく、スッキリとした味わいが特徴的です。

その理由は、麦芽を使用している割合が少ない傾向にあるためです。日本では麦芽50%以上のものをビールと呼ぶのに対し、韓国では麦芽10%以上でビールと呼べてしまいます。
そのため韓国ビールは、「日本のビールよりも飲みやすい」とよく言われます。具体的には、以下のような銘柄が挙げられます。

KABREW KUMIHO PEACH ALE(ピーチエール)

KABREW KUMIHO PEACH ALE(ピーチエール)

  • 度数:4.5度

ピーチ果汁をたくさん含んだフルーティなビールです。一口含んだだけで、口いっぱいにフレッシュな味わいが広がります。苦味が少なく、サラダやデザートにもマッチします。

容量:500ml

参考価格:600 円(税抜)

KABREW KUMIHO IPA(アイピーエー)

KABREW KUMIHO IPA(アイピーエー)

  • 度数:6.3度

ホッピーかつモルティでなめらかな味わいの王道IPAです。そもそもIPAとは「インディア・ペールエール」の略称で、苦味と香りが強めのイギリス発祥のビアスタイルのことです。
トーストやキャラメルの香ばしい苦味のなかに、オレンジのアロマを感じられます。ちょっと大人なテイストで、味が濃い食べ物との相性が抜群です。

容量:500ml

参考価格:600 円(税抜)

TERRA(テラ)

TERRA(テラ)

  • 度数:4.5度

2023年3月28日より、韓国HITEJINROのビールブランド「TERRA」が全国で販売開始となります。TERRAは、ラテン語で「大地」「地球」を意味する新ブランドの韓国ビールです。
現在、韓国で人気が高く、大手航空会社の機内ビールとして採用されるなど、韓国の新定番ブランドとなっています。オーストラリア産麦芽のみを使用し、スッキリとした味わいのラガースタイルです。

容量:330ml

参考価格:310 円(税抜)

チャミスル

韓国ドラマなどによく登場するチャミスル。韓国焼酎の1種であり、韓国国内でのシェア60%以上*を誇ります。
チャミスルは水や炭酸で割らず、ストレートで飲むのが一般的です。アルコール度数は13〜16度と比較的高めですが、味わいはスッキリと爽やかなので「アルコール感が苦手」という方でもグイグイ飲めてしまいます。
なお、チャミスルは「通常シリーズ」と「チャミスル トクトク シリーズ」の2つに分けられます。各種フレーバーの特徴は以下の通りです。

* 出典:眞露株式会社/2021年Nielsen Korea調べ

通常シリーズ

アルコール度数13〜16%の瓶で販売されている一般的なチャミスルです。グラスに注いでストレート、またはロックで飲むのが基本ですが、最近は紅茶やサイダーなどを混ぜるアレンジレシピが流行っています。

チャミスル フレッシュ

チャミスル フレッシュ

  • 度数:16度

最もオーソドックスなチャミスルで、スッキリと爽やかな飲み口が印象的です。アルコール度数は16%とほかのフレーバーよりも若干高めですが、透き通るような味わいなので抵抗なく飲めます。

容量:360ml

参考価格:321 円(税抜)

チャミスル マスカット

チャミスル マスカット

  • 度数:13度

チャミスルで人気NO.1フレーバーのマスカット。爽やかなチャミスルの美味しさと、マスカットの優しい香りと甘さが非常にマッチしています。フレッシュよりも飲みやすいため、「アルコール感が苦手」という方におすすめ。

容量:360ml

参考価格:321 円(税抜)

チャミスル すもも

チャミスル すもも

  • 度数:13度

爽やかな味わいのなかに、すももの上品な甘味を感じるフレーバーです。ストレートやロックはもちろんのこと、炭酸や紅茶などで割るアレンジレシピもおすすめ。

容量:360ml

参考価格:321 円(税抜)

チャミスル グレープフルーツ

チャミスル グレープフルーツ

  • 度数:13度

酸味をしっかり感じるチャミスルのグレープフルーツ。甘味とのバランスが絶妙で、アルコール度数が高い割にグイグイ飲めてしまいます。

容量:360ml

参考価格:321 円(税抜)

チャミスル ストロベリー

チャミスル ストロベリー

  • 度数:13度

ストロベリーの甘酸っぱい香りと優しい味わいが、口いっぱいに広がります。少し甘味が強いため、どちらかと言えば女性に人気です。

容量:360m

参考価格:321 円(税抜)

チャミスル ピーチ

チャミスル ピーチ

  • 度数:13度

2022年6月に、新フレーバーとして登場したピーチ。爽やかなピーチの香りと甘みが楽しめます。韓国料理をはじめとした、さまざまな料理にマッチします。

容量:360ml

参考価格:321 円(税抜)

チャミスル トクトク シリーズ

「チャミスル トクトク シリーズ」は、チャミスルの人気フレーバーを炭酸で割った商品です。炭酸のシュワシュワが加わり、さらに飲みやすくなりました。
アルコール度数は一律5%で、アルコール感が抑えられているので、通常のチャミスルが苦手な方にもおすすめできます。

チャミスル トクトク マスカット

チャミスル トクトク マスカット

  • 度数:5度

大人気フレーバーのマスカットがトクトクシリーズで登場。優しいマスカットの味わいに、炭酸の爽快感がプラスされています。

容量:275ml

参考価格:230 円(税抜)

チャミスル トクトク すもも

チャミスル トクトク すもも

  • 度数:5度

すももの甘酸っぱさを残しつつ、炭酸の爽快な口当たりを実現。酸味と甘味のバランスが心地よく感じるはずです。

容量:275ml

参考価格:230 円(税抜)

チャミスル トクトク パイン

チャミスル トクトク パイン

  • 度数:3度

2022年9月に発売されたばかりのパインフレーバーです。甘味と酸味のバランスが絶妙で、トロピカルな味わいを堪能できます。

容量:275ml

参考価格:230 円(税抜)

ジョウンデー シリーズ

ジョウンデーは、舞鶴(ムハク)という会社が販売する韓国焼酎の銘柄です。ブルーベリーやザクロ、ライチなど、さまざまなフレーバーが展開されています。
ジョウンデーとチャミスルはよく似ていますが、大きく異なる点として「販売会社」と「展開しているフレーバー」の2点が挙げられます。また、ジョウンデーのアルコール度数は13.5~16%程度であり、チャミスルよりもアルコール度数が少しだけ高いのが特徴です。

ジョウンデー シリーズ

ジョウンデー シリーズ

  • 度数:13.5〜16度

容量:360ml

参考価格:330 円(税抜)

マッコリ

韓国で有名な伝統酒と言えば、マッコリをイメージする方も多いはずです。マッコリは韓国で最も歴史が古いお酒の1つで、米や小麦に麹と水を混ぜて発酵させてつくります。
マッコリはほんのり甘く、乳酸飲料のような酸味を感じます。アルコール度数は6〜8%と比較的低く、口当たりがまろやかで飲みやすいのが特徴です。

極純マッコリ

極純マッコリ

  • 度数:6度

キョンギドウ農業技術委員会が研究を重ねて開発したマッコリ専用の酒米を使用し、スッキリ飲みやすく、それでいて奥深いマッコリを実現しました。
ISO22000(食品安全)を取得しているメーカーが販売しているので、安心して飲めます。

容量:1L

参考価格:474 円(税抜)

麹醇堂 1000億プリバイオマッコリ

麹醇堂 1000億プリバイオマッコリ

  • 度数:5度

米を主原料に製造した人工甘味料無添加のマッコリです。名前の通り、この銘柄には1本あたり1,000億個の乳酸菌が含まれています。甘味は控えめで、微炭酸のシュワシュワを感じられます。

容量:750ml

参考価格:1,000 円(税抜)

ソウルマッコリ 業務用限定

ソウルマッコリ 業務用限定

  • 度数:6度

乳酸由来の優しい味わいのソウルマッコリ。シュワッと爽快な微炭酸が入っているなど、飲みやすさにこだわりを感じます。コストパフォーマンスが良く、親しみやすい口当たりであることから、「マッコリを初めて店舗に仕入れる」という飲食店様にもおすすめできます。

容量:1L

参考価格:610 円(税抜)

韓国焼酎

「チャミスル」と「ジョウンデー」以外の代表的な韓国焼酎として、「鏡月グリーン」と「JINRO(ジンロ)」が挙げられます。それぞれの特徴は以下の通りです。

鏡月グリーン

鏡月グリーン

  • 度数:25度

さっぱりとした切れ味が特徴的な鏡月グリーン。豊かな自然に囲まれた雪岳山(ソラクサン)系の澄みきった銘水で仕込んだ銘柄で、クセが少なくどんな割材ともマッチします。

容量:700ml

参考価格:890 円(税抜)

JINRO(ジンロ)

JINRO(ジンロ)

  • 度数:25度

日本発売から43年目のフルリニューアルが2022年8月に行われました。スッキリとクセのない味わいなので、ストレートやロックはもちろんのこと、アレンジベースとしても適しています。

容量:700ml

参考価格:890 円(税抜)

まとめ

今回は、韓国のお酒に関する基本知識、韓国を代表する19種の銘柄を解説しました。
韓国の伝統酒は本場韓国だけでなく、日本を含めた世界中で飲まれています。代表的なお酒の種類としては、ビール、チャミスル、ジョウンデー、マッコリ、韓国焼酎の5つが挙げられます。口当たりが優しく、飲みやすい銘柄が多い印象です。

なお、業務用酒販店なんでも酒やカクヤスでは、韓国のお酒を幅広く販売しております。1本からの仕入れでも、スピーディに対応可能です。韓国のお酒を導入予定の飲食店様は、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。

この記事を書いた人

カクヤス編集部

飲食店なんでもスクエアは、国内業務用酒販売 上No.1、首都圏飲食店顧客満足度No.1の実績をもつ酒販店「なんでも酒やカクヤス」が運営するメディアです。
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