RTD(Ready to Drink)とは?RTSとの違いや飲食店でよく導入されている商品を解説

  • 最近流行りのRTDってどういう意味?
  • RTDとRTSの違いって何?
  • RTDの代表的な商品を詳しく知りたい

このような疑問や悩みはありませんか?RTD(Ready to Drink)とは、直訳すると「すぐに飲めるお酒」のことです。具体的には、缶チューハイや缶ビール、ワインなどがこれに該当します。

RTDについて深く知っていただくためにも、本記事ではRTDとRTSの違い、RTDの代表的な商品を解説します。RTDの購入を検討している方は、もしくはRTDの仕入れを検討している飲食店様は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。

なお、業務用酒販店なんでも酒やカクヤスであれば、配達エリア内のダーツバーやカラオケ、ダイニングバー、海の家、クラブ、野外イベント会場などへも365日配送可能です。お気軽にご相談くださいませ。

RTD(Ready to Drink)とは?

RTD(Ready to Drink)とは、直訳すると「すぐに飲めるお酒」のことです。缶の栓をあければすぐに飲めるお酒、ボトルの蓋を取ればすぐに飲めるお酒、などがRTDに該当します。具体的な商品としては、以下のようなものが挙げられます。

【一般消費者向けRTD】

  • 缶チューハイ
  • 缶ビール
  • 缶ハイボール
  • 瓶入りカクテル
  • 缶ワイン など

【飲食店でよく導入されているRTD銘柄】

  • スミノフ アイス シリーズ
  • スカイブルー シリーズ
  • チャミスル トクトク シリーズ
  • 宝 CRAFT シリーズ
  • ビューティースパークリング シリーズ など

これら「すぐに飲める」商品をRTDと呼びます。その一方で、炭酸水やジュースで割る前提の商品はRTDに該当しません。

RTS(Ready to Serve)との違い

RTDと似た言葉で「RTS(Ready to Serve)」があり、これは直訳すると「注いで飲むもの」という意味になります。RTSは氷を入れて飲んだり、水や炭酸水、ジュースなどで割って飲む前提の商品を指します。該当する主な商品は以下のようなものです。

  • レモンサワーの素
  • カクテルのリキュール など

「すぐに提供できるお酒」という観点では、ショット酒もRTDに近いのかもしれません。以下の記事では、ショット酒の提供方法や代表的な銘柄を解説しています。

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昨年発売された「ビアボール」もRTSに含まれます。ビアボールの詳細については、以下の記事をご確認ください。

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RTDが一般消費者から注目されている2つの理由

RTDは最近になって特に注目され始めたジャンルです。RTDの市場規模は14年連続で成長しており、2022年もRTD関連の商品が次々と登場しました。RTDが注目されている主な理由は、以下の2つだとされています。

  1. 自宅でお酒を飲む機会が増えた
  2. レモンRTDが流行った

それぞれの理由を1つずつ解説します。

理由1.自宅でお酒を飲む機会が増えた

新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、自宅でお酒を飲む機会が圧倒的に増えました。不要不急の外出自粛のため、飲食店に行く頻度が落ち、その一方でオンライン飲み会や宅飲みが頻繁に開催されるようになったのです。

ウイスキーや焼酎などをボトルで買い、炭酸水や氷を入れて自分で作るのも1つの手ですが、「もっと手軽に飲みたい」という人にとってはRTDの商品が欠かせません。

また新型コロナウイルス感染症による影響以外にも、自宅でリラックスしながらお酒を飲みたい、動画配信サービスでドラマや映画を観ながらお酒を楽しみたい、ゲームと一緒にお酒を飲みたいという人が年々増加傾向にあるのも、RTDが注目されている理由の1つです。

理由2.レモンRTDが流行った

2つ目の理由は、レモンRTDが流行ったためです。RTDに関する消費者飲用実態調査の「サントリーRTDレポート2022」によると、2021年のRTD市場は2億7,451万ケース(対前年107%)と、14年連続で前年を上回っています。

RTD市場のなかでもレモンRTDの成長率が顕著であり、レモンRTD市場に至っては2021年に1億4,475万ケース(対前年117%)と、大きく成長していることがわかります。
また2022年には、1億6,646万ケース(対前年115%)が見込まれているなど、レモンRTDの流行りが追い風となり、RTD市場全体に注目が集まっているのです。

RTDが飲食店から注目されている3つの理由

RTDは一般消費者への認知に加え、さらに需要が拡大しつつあります。酒類の販売店だけでなく、飲食店もRTDの導入に力を入れ始めています。飲食店から注目されている主な理由は以下の3つです。

  1. オペレーションが容易
  2. コロナで衛生面を気にされるようになった
  3. 見た目がおしゃれでSNS映えを狙える

各ポイントを順番に解説します。

理由1.オペレーションが容易

RTDはオペレーションが容易なので、商品を取り扱う飲食店が増えました。RTDは基本的に瓶や缶の蓋を開けるだけで、お客様に商品として提供できます。
ビールサーバーからビールを注いだりカクテルを一から作る場合に比べて、お酒を提供するまでのスピードが格段に早いのが特徴です。特に客数が多い居酒屋などの店舗では、このRTDが人件費の削減や売上アップに微量ながらも貢献します。

理由2.コロナで衛生面を気にされるようになった

2つ目の理由は、お客様がコロナで衛生面を気にされるようになったことです。2019年12月初旬に、中国の武漢市で初めて感染者が発見されて以来、日本でも新型コロナウイルスが大問題となりました。
最近は落ち着きを取り戻しつつありますが、それでもマスクの着用やアルコール消毒が各所で推奨されています。そのこともありお客様は、コロナ以前に比べて飲食店の衛生面を気にされるようになりました。

そんな状況のなか、衛生面を求めるお客様に提供しやすい商品として、スタッフがほとんど手をかけないRTDが注目を集めています。

理由3.見た目がおしゃれでSNS映えを狙える

見た目がおしゃれでSNS映えを狙えるのも、RTDが注目されている理由の1つです。すべての商品がSNS映えするわけではありませんが、RTDはグラスに移さず、瓶や缶のまま飲むように作られている関係上、パッケージに力を入れている商品が多い傾向にあります。
お客様がRTDのパッケージを気に入り、その写真をSNS上に投稿すれば、店舗の認知度向上につながります。集客率アップという側面でも、RTDが一役買ってくれることもあるのです。

飲食店でよく導入されているRTD6銘柄

RTDの代表的な商品として、6銘柄をそれぞれ解説します。RTDの購入をご検討中の方は、ぜひ以下の詳細をチェックしてみてください。

  1. スミノフアイス シリーズ
  2. スカイブルー シリーズ
  3. チャミスル トクトク シリーズ
  4. 宝 CRAFT シリーズ
  5. ビューティースパークリング シリーズ
  6. ハイリキ シリーズ

それぞれのシリーズを1つずつ解説します。

スミノフアイス シリーズ

世界90ヵ国以上で愛飲されている「スミノフアイス シリーズ」。プレミアムウォッカ「スミノフ」を飲みやすくした本シリーズは、スッキリとした甘さとキリッとした爽快感が魅力的です。

スミノフアイス™

スミノフアイス™

  • 度数:5度

クリアな味の「スミノフ」ウオッカを使用した雑味のないシンプルな美味しさが特徴です。レモンテイストで飲みやすく、スタイリッシュなボトルが魅力の低アルコール飲料です。

容量:275ml

参考価格:228 円(税抜)

スミノフアイス ワイルドグレープ™

スミノフアイス ワイルドグレープ™

  • 度数:5度

ほのかに香るグレープテイストのスミノフアイス。雑味や濁りがなく後味スッキリ、クリアな味わいを手軽に楽しめます。

容量:275ml

参考価格:228 円(税抜)

スミノフアイス ブリスクレモネード™

スミノフアイス ブリスクレモネード™

  • 度数:5度

レモネードテイストで、優しい甘酸っぱさを堪能できます。とても飲みやすいので、ウォッカを初めて飲む方にもおすすめ。

容量:275ml

参考価格:234 円(税抜)

スミノフアイス モスコミュール™

スミノフアイス モスコミュール™

  • 度数:9度

スミノフのシグニチャーカクテル「モスコミュール」が、現代風にアレンジされました。アルコール度数は9%と、ほかのフレーバーに比べて高めです。

容量:275ml

参考価格:228 円(税抜)

スカイブルー シリーズ

プレミアムウォッカを使用した瓶入りカクテル「スカイブルー シリーズ」。スッキリと爽快感のある味わいを、RTDで手軽に楽しめます。パッケージデザインには、カリフォルニアの海や空を想起させるブルーが採用されています。

スカイブルー シトラス

スカイブルー シトラス

  • 度数:4度

グレープフルーツ果汁を使用した人気のシトラス系フレーバーです。従来品より糖分が20%カットされており、スッキリとライトな味わいに仕上がっています。

容量:275ml

参考価格:230 円(税抜)

スカイブルー サニーオレンジ

スカイブルー サニーオレンジ

  • 度数:4度

オレンジ果汁のフルーティな味わいが魅力的な1本。オレンジ果汁の程よい甘さが、プレミアムウォッカの爽快感と絶妙にマッチしています。

容量:275ml

参考価格:230 円(税抜)

チャミスル トクトク シリーズ

「チャミスル トクトク シリーズ」は、チャミスルの人気フレーバーを炭酸で割った商品です。チャミスルの透き通った味わいに炭酸のシュワシュワがプラスされたことで、さらに飲みやすく、それでいて心地よい口当たりを楽しめます。

チャミスル トクトク マスカット

チャミスル トクトク マスカット

  • 度数:5度

優しいマスカットの美味しさとスッキリとした後味は残しつつ、炭酸の爽快感が上乗せされたフレーバーです。飲みやすさはチャミスルのなかでもダントツです。

容量:275ml

参考価格:230 円(税抜)

チャミスル トクトク すもも

チャミスル トクトク すもも

  • 度数:5度

すもものキュンと甘酸っぱい香りが、さらに飲みやすくなりました。甘味と酸味のバランスが絶妙で、最後まで飽きずに楽しめます。

容量:275ml

参考価格:230 円(税抜)

チャミスル トクトク パイン

チャミスル トクトク パイン

  • 度数:5度

最近発売されたばかりのパインフレーバー。ジュワッと甘く、飽きが来ないトロピカルな味わいが魅力的です。

容量:275ml

参考価格:230 円(税抜)

宝 CRAFTシリーズ

「宝 CRAFTシリーズ」は、全国の素材の特徴や個性を活かした瓶チューハイです。一例として、以下のようなラインナップが挙げられます。

  • 小笠原島レモン
  • 小笠原島パッションフルーツ
  • 静岡産三ヶ日みかん
  • 山梨もも
  • 越生(おごせ)うめ など

多種多様なラインナップが展開されているため、「お客様の要望に柔軟に対応したい」という飲食店様におすすめです。

宝 CRAFTシリーズ

宝 CRAFTシリーズ

  • 度数:7〜8度
  • 価格:260〜279円(税抜)

容量:330ml

ビューティースパークリング シリーズ

ビューティースパークリングは、フルーツ由来の美容成分を配合した低アルコール飲料です。フルーツの豊かな香りと程よい甘さが、カロリー50%オフ*でお楽しみいただける女性にうれしいお酒です。
*)宝酒造フルーツ系チューハイ平均値比

ビューティースパークリング ぴかぴか白ぶどう

ビューティースパークリング ぴかぴか白ぶどう

  • 度数:3度

華やかな香りとスッキリとした甘さが特徴的。白ぶどう果汁に、女性に人気の美容成分「プラセンタ」がプラスされています。

容量:250ml

参考価格:238 円(税抜)

ビューティースパークリング うるりんレモン

ビューティースパークリング うるりんレモン

  • 度数:3度

レモン果汁に女性に人気の美容成分「ヒアルロン酸」をプラスした、爽やかな香りとすっきりした甘さです。

容量:250ml

参考価格:238 円(税抜)

ビューティースパークリング ぴちぴちピーチ

ビューティースパークリング ぴちぴちピーチ

  • 度数:3度

イタリア産ピーチ果汁に、美容成分「コラーゲン」を配合したぴちぴちピーチ。みずみずしい味わいをぜひ試してみてください。

容量:250ml

参考価格:238 円(税抜)

ビューティースパークリング ぷるりんライチ

ビューティースパークリング ぷるりんライチ

  • 度数:3度

華やかで上品な香りが特長の台湾産ライチ果汁に、美容成分「ライチ種子エキス」をプラス。ジューシーな味わいです。

容量:250ml

参考価格:238 円(税抜)

ビューティースパークリング きらりんパイン

ビューティースパークリング きらりんパイン

  • 度数:3度

フルーティーでさわやかな甘みの東南アジア産パイナップル果汁に、美容成分「パインセラミド」をプラスしました。

容量:250ml

参考価格:238 円(税抜)

ハイリキ シリーズ

「ハイリキ シリーズ」は、1983年7月に発売された日本初のチューハイブランドです。飲み飽きることのないスッキリとした味わいが特徴的。瓶のフレーバーは以下の2種類です。

ハイリキ プレーン 瓶

ハイリキ プレーン 瓶

  • 度数:7度

クリアでスッキリとした味わいが特徴のプレーンタイプのチューハイです。レモンやグレープフルーツを搾ると酸味が加わり、さらに飲みやすくなります。

容量:300ml

参考価格:200 円(税抜)

ハイリキ レモン 瓶

ハイリキ レモン 瓶

  • 度数:7度

アルコール感と果汁感の絶妙なバランスを実現した、飲みごたえのあるレモンチューハイです。変わらぬ美味しさで20年以上愛され続けています。

容量:300ml

参考価格:200 円(税抜)

まとめ

本記事では、RTDとRTSの違い、飲食店でよく導入されているRTD商品を解説しました。

「すぐに飲めるお酒」という意味のRTD(Ready to Drink)は、自宅でお酒を飲む機会が増えた、レモンRTDが流行ったなどの理由から、最近注目を集めています。日本を含めた世界中で多種多様なRTDが販売されているため、自身の好みや状況に合わせてお酒を手軽に楽しめるのが魅力です。

なお、業務用酒販店なんでも酒やカクヤスであれば、本記事で紹介したRTDの仕入れをスピーディに行えます。ダーツバーやカラオケ、ダイニングバー、海の家、クラブ、野外イベント会場などへも、配達エリア内であれば365日配達が可能です。RTDの導入を検討している飲食店様は、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。

この記事を書いた人

カクヤス編集部

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