【連載企画】ニューヨークNo.1のクラフトブルワリーってどんなブルワリー?私たちが大切にする信念とミッション<第1回>

はじめまして!ブルックリン・ブルワリーの金と申します。本連載ではブルックリン・ブルワリーについて、そしてクラフトビールの世界についてご案内いたします!

第1回は、私たちブルックリン・ブルワリーの歴史や大切にしている想いについてご紹介。連載を通じてみなさんのビールの世界が少しでも広がれば幸いです。

金 惠允(キム へユン)/ BROOKLYN BREWERY JAPAN ACCOUNT DIRECTOR

ニューヨークNo.1のブルックリン・ブルワリー

1988年にニューヨークで創業したブルックリン・ブルワリー。最初は小さな醸造所でしたが、今ではニューヨークのNo.1クラフトブルワリーとなりました。世界30ヵ国以上で展開しており熱量の高いファンも多く、日本でも高い人気を誇っています。

日本橋兜町「B」(ビー)

2020年2月には、世界初のフラッグシップ店「B」(ビー)を日本橋兜町にオープンしました。

店名の「B」には「Brooklyn」「Beer」「Basement(お店が地下1階にある)」「Ba(場)」などの言葉が由来になっていて、「カルチャーと繋がるコネクターとなる」「ビールを飲むシーンを創る」ことを目指し、展開しています。

主な製品ラインナップ

『ブルックリンラガー』(画像左)

1988年、創業以来のフラッグシップビール。19世紀に流行ったウィーンスタイルで、華やかな香りとカラメル麦芽の香ばしさが特徴。麦芽100%の王道のラガー。

『ブルックリンディフェンダーIPA』(画像中央)

元々はNYコミコンのために造られたビール。トロピカルフルーツの香りで、IPAではあるが飲みやすくクラフトビール初心者でもおいしくいただける味わい。

『ブルックリンソラチエース』(画像右)

北海道オリジンのホップ「SORACHI ACE」を使った、セゾンスタイルのビール。SORACHI ACEホップ特有のレモングラス・ハーブ・シトラスのような爽やかな香りと明るい余韻が楽しめる。

「ブルックリンをもう一度元気にしたい」立ち上げのきっかけ

ブルックリン・ブルワリーは、創業者であるSteve Hindy(スティーブ・ヒンディ)の「ブルックリンを、もう一度元気にしたい」という想いからはじまります。元々AP通信の戦場ジャーナリストでしたが、仕事先の中東へ訪れた際、多様なクラフトビールの味に感銘を受け、「本来のビールの味わいはこうあるべきなんだ!」と思ったのがきっかけでした。

その後、地元であるブルックリンでビール造りをはじめようと決意したスティーブ・ヒンディ。かつてブルックリンは48のブルワリーがあり「ビールの街」として栄えていましたが、禁酒法の影響で多くの醸造所が閉鎖され、街全体が活気を失い、治安も悪化してだんだんと人々が近付かないような街に。しかし、物価や家賃が下がったことで、アーティストの卵や企業を目指す起業家が集まってきました。いつしか、ブルックリンは「アートと起業家の精神がつまった街」として認識されるように。

そんなブルックリンの街を「ビールには街を元気にする力がある」という想いでビール造りやアート、コミュニティで街を活気づけたいと邁進し、ブルックリンの活気を取り戻すことに成功するのです。

ブルックリン・ブルワリーが大切にしている信念

ブルックリンを語るうえで欠かせないもうひとりの人物が、ブリューマスターであるGarrett Oliver(ギャレット・オリバー)。ギャレットが大切にしている信念の一つが「DEFEND BEER=ビールを守る」です。

この言葉の中には、「ビールは一つのスタイルだけでなく、もっと気軽で楽しくていろんなスタイルのビールがあってもいい。そんなビールの多様性を守っていきたい」という想いがこめられています。

ブリューマスターのギャレット・オリバーが大切にしているビールを楽しむ方法「Beer=Music」。

音楽は、「何度聴いても聞き飽きない名曲が聴きたい」と思うこともあれば、「流行りの音楽を聴きたい」と思うこともある。ビールも同じで、「音楽を聴くように、ビールを楽しんでほしい」、「自分の感性で、その日そのときに飲みたいビールを飲んでほしい」という想いをこめてビールを造っているのです。

ブルックリン・ブルワリーはビールを飲むシーンが楽しいものになるよう、そんなシーンに一緒に寄り添っていたい。そして、カルチャーを繋げ、シーンをつくること(=カルチャーコネクター)をミッションに掲げているのです。

クラフトビールでカルチャーを繋いでいく

私たちは様々な場所や状況でビールを飲んでいます。中でも旅先で飲むビールやフェスで飲むビール、お気に入りのレストランで飲むビールなど、「どこでどんな風に飲んだのか」が印象的だと、より記憶に残りませんか?

私たちブルックリン・ブルワリーは、お客様の「ビールを飲むシーン」が楽しいものになるよう、そんなシーンに一緒に寄り添っていたいと願い、クラフトビールやクラフトビールを飲む場を提供し、物語を伝えています。

ビールを通してカルチャーを繋ぎ、楽しい飲用シーンをつくること(=カルチャーコネクター)をブルックリン・ブルワリーのミッションに掲げ、これから日本でもクラフトビールが日常により溶け込み、気軽に楽しんでもらえるようなシーンを作っていきたいと思います。

ということで、次回はよりクラフトビールに対して理解を深めていただけるよう、クラフトビールの定義や歴史についてお伝えします。お楽しみに!



カクヤスナビオンラインのご案内

飲食店専門の注文サイト「カクヤスナビオンライン」にて、ブルックリンラガー各種のお取り扱いがございます。

この記事を書いた人

金 惠允(キム へユン)

BROOKLYN BREWERY JAPAN / ACCOUNT DIRECTOR

趣味は飲み歩き、映画鑑賞(と共に飲むビール)、銭湯(の後のビール)。嬉しい時も悲しい時も自分の感情に寄り添ってくれる、様々なシーンで自分の人生を豊かにしてくれるお酒が大好きです(もちろんビールがNo.1)。旅行でニューヨークに行った際、ブルックリン・ブルワリーの見学に行ったほど大好きなブランドです。

・当ページに掲載されている内容は、掲載時点での情報です。

・「ご注文」ボタンは、飲食店様専用の注文サイト「カクヤスナビオンライン」へリンクされています。


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