ショット酒の提供方法を徹底解説｜適しているお酒の種類・銘柄も紹介

パーティーやフェスでよく飲まれるショット酒。この「ショット」は、お酒の量を指す言葉であり、基本的にワンショットは30mlだとされています。
多くの方が「ショット＝テキーラ」をイメージしますが、利用されるお酒はさまざまです。また、飲食店がショット酒を提供すれば、数々のメリットが見込めます。
そこで今回は、ショットでお酒を提供する方法、おすすめの種類や銘柄を解説します。ショット酒の提供を考えている飲食店様は、ぜひ本記事を最後までご覧いただきご検討ください。

そもそもショットは、お酒の量を表す言葉です。元々はアメリカで使われていた言葉で、「弾丸」や「発射」という意味の「shot」から来ており、「強いお酒を一気に飲み干す」という飲み方を表します。

一般的には「ワンショット＝30ml」ですが、この量は明確に定められているわけではなく、国や店舗によって異なる場合があります。

ショットでお酒を提供する場合、いままではテキーラが一般的でした。しかし、最近はショット向けの新商品が多く出ているので、一概には言えなくなってきています。
例えば、イエーガーマイスターやコカレロ、チャミスルなどのお酒がSNSで度々注目を集めています。なお、飲食店がショット酒を提供するメリットは以下の通りです。

飲食店の責任者様はこれらメリットを踏まえた上で、ショット酒の提供を検討してみてください。

ワンショットは一般的に30mlを意味しますが、シングル・ダブル・ハーフと表す場合もあります。
シングルはショット一杯分（30ml）のことであり、ダブルは単純にその倍の二杯分（60ml）を表します。また、ハーフはその名前の通り、ショット一杯の半分（15ml）を表す言葉です。
最近はショットシングルだけでなく、ダブルやハーフで提供する飲食店が増えています。特に人気なのがハーフであり、「さまざまな銘柄を楽しみたい」「アルコールが苦手でたくさん飲めない」というお客様のニーズを満たします。

映画のワンシーンでよく登場する「ショットガン」という提供方法もあります。このショットガンでお酒を提供する場合、まずはショットグラスにテキーラやジン、ウォッカなどのスピリッツと炭酸水を1：1の割合で注ぎます。
そして、勢いよくテーブルにグラスを叩きつけ、炭酸がシュワシュワと泡立った瞬間、一気に流し込むように飲んでもらいましょう。
炭酸水のシュワッとした泡とテキーラを合わせることで、テキーラ独特のクセが消えて飲みやすくなります。なお、ショットガンという名称は、テーブルにグラスを叩きつけた際の「ガン」という音が関係していると言われています。

ショットで楽しめるお酒は、テキーラだけでなく意外と多くの種類が存在します。それぞれのお酒をチェックした上で、導入するお酒を検討しましょう。

ショット酒の代表はやはりテキーラです。そもそもテキーラは、ブルーアガベと呼ばれる乾燥地帯に生えている植物を主原料としたお酒です。
よく「テキーラにはサボテンが使用されている」と言われることがあります。しかし、サボテンとブルーアガベは同じ多肉植物であるというだけで、サボテンがテキーラの原料として使用されることはありません。

テキーラのアルコール度数は40度前後であり、30ml程度でも十分に酔っ払うことができるためショット酒に向いています。

ショットで人気の銘柄はテキーラ以外にも複数あります。主に人気な銘柄としては、以下の5種類が挙げられます。

56種類のハーブやスパイスを使用し、伝統的な製法によって造られた独特な味わいが特徴のお酒です。80年以上変わらない厳格なレシピに基づき調合された、ほろ甘いその独特な味わいが世界中のナイトシーンやパーティーシーンで人気です。

コカレロはグリーンの見た目が特徴的な、17種類のハーブをブレンドしたリキュールです。コカレロはジンの1種であり、日本だけでなく世界的に人気が高まっています。
コカの葉を使用したリキュールとして発売当初から話題になり、今では最も売れているリキュールの1つです。

黒いラベルと淡いピンク色のお酒が印象的なテキーラローズ。テキーラベースのストロベリークリームリキュールであり、アルコールをほとんど感じないくらい甘くて飲みやすいため、どちらかと言えば女性に人気があります。
アルコール度数は15度と、比較的低いのも特徴。カクテルとしての提供もおすすめですが、キンキンに冷やして、ショット酒としてもおすすめです。

「タランチュラ」という少し恐ろしい名前のテキーラベースのフレーバー。そのネーミングとは裏腹に、シトラス風味の爽やかな飲みやすさが特徴です。
お酒の見た目はクリアなブルーで透き通っており、キンキンに冷やしてショット酒として提供すれば、パーティーや飲み会がきっと盛り上がるはずです。

ブースタードライは、フランス生まれの泡状のウォッカです。ショットグラスに注いだ際には、グラス上部にキレイな泡が立ちます。インスタ映えもするため、最近は女性からの人気も高いです。
ショットグラスの中身をアルコールかノンアルコールにするかで、度数の調整も可能です。

ショット酒として提供する前提で、すでにショットになっている形状のお酒もあります。以下の銘柄を仕入れておけば、わざわざグラスに注ぐ必要がないため、オペレーションを簡略化できるでしょう。

お店の販促に使えるポスターやテーブルテントなどもあります。ご希望の方はお問い合わせください。

中央に目が描かれているラベルデザインが特徴的なクライナー。原産国はドイツで、2017年から日本で販売を開始しました。
さまざまなフレーバーが展開されており、アルコール度数はショット酒としては控えめの15〜20度。1本20mlと容量は少ないため、提供しやすいのがポイントです。

スマショットは内容量20mlのお酒で、サワーコーラ、サワーメロン、ジャングルフルーツなど、爽快感溢れるフレーバーが数多く展開されています。甘酸っぱく飲みやすい味わい、おしゃれなボトルデザインで特に若い女性に人気です。

ゴムの力で弾を飛ばすパチンコを意味するスリングショット。スリングショットはその名前の通り、弾けるような美味しさが楽しめます。
容器自体がショットグラスのような形状であり、なかにはスクリュー状の仕切りがあります。2種類のフレーバーが別々に注がれているため、ショットで飲むときには、2つのリキュールが口のなかで混ざり合います。

チャミスルというお酒をご存知でしょうか？チャミスルは、スッキリと飲みやすい韓国焼酎です。韓国では国内No.1の売り上げを誇っており、日本でも女性を中心に近年人気が急上昇しています。
最近はフルーツフレーバーの飲みやすいチャミスルシリーズが人気です。アルコール度数はフレッシュが16度、その他のフレーバーが13度で、クセのないまろやかな後味が特徴的です。

専用のショットグラスで飲むのが主流であり、非常に飲みやすいお酒であるため、「アルコール感が苦手」という女性にもおすすめしやすいのがポイントです。専用のショットグラスをお求めの方はお問合わせください。

ショットの定番といえば、やはりテキーラです。このテキーラには、使用されている原料に応じて「プレミアムテキーラ」と「ミクストテキーラ」の2つに分けられます。
プレミアムテキーラとは、テキーラの主原料であるアガベが100%使用されているテキーラのことです。水以外の添加物が1%以下であるため、スッキリとした味わいを楽しめます。

一方、ミクストテキーラは蒸留前の糖類として、アガベを51%以上使っているテキーラを指します。アガベは高額な原料であり、使用の割合を抑えることで、テキーラを安価で製造することができるのです。

それぞれの種類で特徴が異なるため、自店舗の状況や目的に応じてテキーラを選択しましょう。なお、おすすめのテキーラは以下の5つが挙げられます。

いずれもショット酒に適していますが、飲みやすさや味わいが異なります。それぞれの特徴を確認し、自店舗に合った銘柄を見つけてみてください。

「クエルボ エスペシャル ゴールド」は、世界的に人気のテキーラブランド「ホセ・クエルボ」から販売されているプレミアムテキーラです。テキーラ本来の旨味を活かしつつ、雑味やクセを取り除いたクリアな味わいが楽しめます。
世界中のバーやレストランで提供されており、スッキリと飲みやすいことから、ショット酒との相性も抜群です。提供する際は、グラスごと氷または冷凍庫でキンキンに冷やしましょう。
口当たりがなめらかで飲みやすくなるため、「ショットでテキーラを飲むのは初めて」というお客様にもおすすめできます。なお、本銘柄はショット以外にも、カクテルやストレート、ロックなど、多彩な提供方法があります。

ボトルに描かれた蜘蛛のデザインが特徴的な「タランチュラ アズール」。青みがかったテキーラに天然シトラスを配合したフレーバーであり、通常のテキーラにはない柔らかい口当たりを実現しました。
液体はクリアなブルーで美しいため、パーティーやフェスで提供すれば盛り上がるはずです。ショット酒にする場合は、グラスとともにキンキンに冷やして提供しましょう。ミントのような爽快感をお客様に提供できます。

100%アガベのプレミアムテキーラなので、アガベ本来の香りと味わいを最大限に楽しめます。甘味と豊かな香りが魅力的で、その名前の通り、液体の色は透き通ったシルバーです。
アガベ100%のプレミアムテキーラでありながらも、2,000円台前半という低価格で購入できます。ショット酒以外にも、ストレートやロックでの提供もおすすめです。

「サウザ ブルーアガヴェ100 シルバー」は、ブルーアガベを100%使用した正統派のテキーラです。ブルーアガベ由来のバランスの良いリッチな味わいを楽しめます。
ショット酒で味わえば、ほかのテキーラにはない複雑な風味を感じられるでしょう。提供する際にライムを添えれば、さらに上品でフレッシュな味わいになります。

「カミノリアル・レアル ゴールド」は、樽熟成によるマイルドさが加わったゴールドテキーラです。70年以上の歴史がある蒸留所で造られており、ライトで飲みやすい味わいが特徴的。
テキーラベースのカクテルとしても使用できるため、1本仕入れておけば多彩な利用方法があります。もちろん、ショット酒としての提供もおすすめです。

本記事では、ショットでお酒を提供する方法、適しているお酒の種類や銘柄を解説しました。
飲食店やバーで提供するショット酒は、国や店舗によってその容量が異なります。また、これまではテキーラが一般的でしたが、最近は多彩な銘柄がショット酒として飲まれています。
飲食店でショット酒を提供すれば、高利益がとれる、オペレーションが簡単になるなど、さまざまなメリットが見込めます。ぜひ本記事で紹介したショット酒の種類を参考にし、テキーラやその他お酒の導入を検討してみてください。

業務用酒販店であるカクヤスであれば、ショット酒におすすめのテキーラを素早く仕入れることが可能です。カクヤスから商品を導入していただいた飲食店様には、ボトルと一緒に専用グラスやポスター、テーブルテントなどの販促物を無料でご提供できます。1本からの仕入れにも対応していますので、ぜひお気軽にご利用くださいませ。

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