イーガンズの「ヴィンテージ・グレーン」と「フォーティテュード」の魅力を徹底解説

イーガンズ・ウイスキーは6世代に継承された伝説のウイスキーであり、通常のアイリッシュ・ウイスキーにはない魅力がたくさんあります。
イーガンズからはさまざまなラインナップが登場していますが、今回は「ヴィンテージ・グレーン」と「フォーティテュード」の魅力を中心にご紹介します。
ほかのアイリッシュ・ウイスキーにはない特徴があるほか、カクテルにピッタリのウイスキーであるため、さまざまな方法で提供が可能です。

本記事を最後までご覧いただき、イーガンズ「ヴィンテージ・グレーン」と「フォーティテュード」の魅力を知って、お店への導入をご検討ください。

ウイスキーは造り方に応じて、呼び方や名称が異なります。例えば、トウモロコシや小麦、ライ麦など、大麦以外の穀物を主原料とし、そこに大麦麦芽を加えて造るウイスキーを「グレーン・ウイスキー」と呼びます。
一方、大麦麦芽のみを使用して造るウイスキーを「モルト・ウイスキー」と言うなど、ウイスキーは造り方に応じて名称がさまざまです。そのほか、「バーボン・ウイスキー」「ブレンデッド・ウイスキー」などの種類も存在します。
さらに、1つの蒸留所で造って単一のウイスキーのみを瓶詰めした場合は「シングル」という名称が前部分に付きます。具体的には、以下のような種類が挙げられます。

このように、ウイスキーと一言であらわす場合が多いですが、ウイスキーは造り方によって名称が違います。それぞれ使われる原料が違うため、当たり前ですが味わいや香りも大きく変化します。
そして、今回紹介する「ヴィンテージ・グレーン」はシングルグレーン・ウイスキーであり、「フォーティテュード」はシングルモルト・ウイスキーです。それぞれの詳細を理解する前に、ウイスキーの造り方を知っておきましょう。

造り方によってウイスキーの名称は異なりますが、造られる場所によってもウイスキーの種類は区分されます。
例えば、スコットランドで造られるウイスキーを「スコッチ・ウイスキー」、アイルランドで造られるウイスキーを「アイリッシュ・ウイスキー」と呼びます。
「5大ウイスキー」として世界中から愛されるウイスキーは以下の通りです。

今回紹介する「ヴィンテージ・グレーン」と「フォーティテュード」は、どちらもアイルランドで造られているため、アイリッシュ・ウイスキーに区分されています。
このアイリッシュ・ウイスキーは、長い歴史のなかで培った技術力が存分に生かされているので、通常のウイスキーとは違い、雑味がなく、穏やかな味わいと飲みやすい口当たりが特徴です。
そして、イーガンズのアイリッシュ・ウイスキーは、6世代に継承された伝説のウイスキーです。170年の長い歴史を誇っており、アイルランドの高級ウイスキーとして世界中から高く評価されています。

ウイスキーの基本知識が理解できたところで、イーガンズ・ウイスキーのおすすめラインナップを紹介します。イーガンズには複数の種類がありますが、特におすすめなのが今回紹介する以下の2つです。

それぞれの比較ではなく、通常のアイリッシュとの違いを見ていきましょう。

ヴィンテージ・グレーンは、すっきりとした味わいが特徴的なシングルグレーン・ウイスキーです。アメリカンオーク樽で8年以上熟成されており、すべてがハイレベルに仕上がっています。
世界的なウイスキー評論家の「ジム・マーレイ」氏が、「これほどやわらかなアロマを持つウイスキーを私は知らない」と評しているほどです。
また、ウイスキー独特の匂いやクセがなく、まろやかに仕上がっています。シングルモルトとは違った良さがあり、グレーンならではの楽しみ方が多々存在します。
さまざまな素材との相性が良いため、ロックやストレートではなく、カクテルでの提供方法もおすすめです。

フォーティテュードは、極甘口シェリーのペドロ・ヒメネス樽を使用したシングルモルト・ウイスキーです。シェリー樽が使用されているため、完成度の高い重厚な味わいを楽しめます。
また、リッチで芳醇なシェリーの特徴が表現されており、アイリッシュ・ウイスキーにしては飲みやすいのが特徴です。
さらに、通常の樽熟成後に別の樽に移し替えて熟成させる製法「カスクフィニッシュ」が採用されているため、スタンダードなアイリッシュ・ウイスキーにはない独特な味わいを実現しています。
「よりプレミアムなアイリッシュ・ウイスキーを楽しみたい」というお客様に提供してみてはいかがでしょうか。

イーガンズ・ウイスキーはカクテルにも向いています。特に「ヴィンテージ・グレーン」は素材との相性が良いため、カクテルでの提供方法もおすすめです。

今回はヴィンテージ・グレーンを使った代表的なカクテルを5つ紹介します。それぞれ特徴がまったく異なるため、ぜひチェックしてみてください。

アイリッシュ・ローズは、薔薇を思わせる華やかな赤いカクテルです。イーガンズ・ウイスキーにレモンの酸味とシロップの甘みを加えることで、より爽やかで飲みやすい味わいに変化します。
見た目が美しいことから、女性におすすめしたいカクテルです。シェーカーに材料と氷を入れてシェイクするだけなので、提供方法も比較的に簡単です。

アイリッシュ・ウイスキーの定番カクテルです。イーガンズの芳醇な香りとコーヒーの深みが合わさり、魅力的な1杯が完成します。
砂糖と生クリームの甘味も加わるため、コーヒーの苦味が嫌いな方でも飲みやすいのが特徴です。シナモンやナツメグ、チョコレートソースなどをトッピングし、自店舗だけのアイリッシュ・コーヒーを提供しましょう。

ゴッドファーザーは、アーモンドのような香ばしい風味を楽しめるカクテルです。重厚感が強く、アルコール度数が高いことから、まさに大人のお酒だと言えます。
作り方は簡単で、材料を合わせてグラスに注げば完成です。「カクテルをゆっくりと楽しみたい」という方に提供してみてはいかがでしょうか。

イーガンズ・ウイスキーで作るオールド・ファッションドです。文字通り古典的なカクテルであり、現在でも高い人気を誇っています。
イーガンズ・ウイスキー、シュガーシロップ、アンゴスチュラ・ビターズを混ぜ合わせ、氷の入ったグラスに注げば完成です。オレンジやチェリーなどを添えれば、さらに見た目がおしゃれになります。

イーガンズ・ファミリーの初代、ヘンリーの名を冠したカクテルです。刺激的な酸味と苦味のなかに、ほんのりとした甘味が隠れているのが特徴。用意する材料は多いですが、その分濃厚な味わいと独特な香りを楽しめます。

カクヤス営業部がイーガンズ・ウイスキーを実際に飲んだ感想を紹介します。イメージがより明確になるはずです。

これまでのアイリッシュ・ウイスキーは、時代による経営難の影響もあり、5大ウイスキーに含まれてはいたものの、かなりマイナーな存在でした。
しかし、2013年にイーガンズが復活して以来、ウイスキー愛好家からアイリッシュ・ウイスキーが注目されました。そして、ここ数十年で数々のアイリッシュ・ウイスキーが復活を遂げており、当時の勢いを取り戻しつつあります。
なかでもイーガンズは華麗な復活劇を遂げたことから、アイリッシュ・ウイスキーの復活を象徴する銘柄として、世界中から期待されています。

本記事で解説したように、イーガンズの「ヴィンテージ・グレーン」と「フォーティテュードは、通常のアイリッシュとは一味違うプレミアムなウイスキーです。すべてがハイレベルに仕上がっており、イーガンズにしかない魅力がたくさん存在します。
さまざまな提供方法が考えられますが、自店舗のスタイルに応じてアレンジを効かせるのもアリです。イーガンズならではの魅力をお客様にぜひご提供ください。
なお、業務用酒販店であるカクヤスであれば、イーガンズを含めたアイリッシュ・ウイスキーを1本からスピーディーに仕入れることが可能です。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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